妻が浮気をしているかも、そう感じたら迅速かつ冷静に行動することが大切です。
この記事では、妻の浮気を疑ったときにどうすればよいのか、自分でできる調査にはどんなことがあるのかについて、現役探偵が解説します。
目次
妻が浮気をしてるかもと感じたら
浮気への対処はできるだけ速やかに行うべきです。
妻に浮気の気配を感じたら、まずは事実確認から行うのが一般的な発想です。
そして浮気が確定的となったら、最終的には調査のプロである探偵に依頼するというケースが最も多いでしょう。
自分でまずはチェックして、浮気を確定させるための様々な方法があります。
ただし、浮気をしている本人は非常に敏感になっているので、もし調査の過程で妻にそれを感づかれてしまうと、今後の対処が難しくなります。
夫自らが調査するのであれば、細心の注意をはらって冷静に行動することが重要です。
妻の浮気チェックリスト
女性はそもそも男性よりも、他人の心の動きに敏感です。
そんなことから、あまり大胆にチェックを入れると気づかれてしまう可能性が多いにあります。
まずは妻に直接は触れず、行動や様子をチェックすることから始めてください。
ここからは、最初にチェックすべき妻の行動についてみていきます。
生活の変化
妻が働いているのであれば、出勤・帰宅時間の変化をまずは観察してみましょう。
これまで、残業や飲み会が少なかったのに、急にそれが増えたなどであれば、その頻度をチェックしてみてください。
妻が専業主婦や短時間勤務をしている場合、浮気は夫が働いている間に行われている可能性が高いでしょう。
そのため生活の変化はみつけにくいかもしれませんが、その場合は、行動範囲に注目してください。
妻との会話や、買い物のレジ袋、商品タグをチェックして、これまでとはちがうスーパーやデパートなどでの買い物がないかを確認しましょう。
多くの場合、日常の買い物などは決まった範囲で行います。
もし、はっきりとした理由がないまま、異なる場所で買い物をしているようであれば、何か行動変化の要因になる理由が生じている可能性があります。
服装の変化
最近、着る服の趣味が変化したり、新しい洋服が増えたりしていないでしょうか。
以前はパンツスタイルが多かったのにスカート、ワンピーススタイルが増えた、また日によって、おしゃれをしているなども変化のひとつです。
ほかにも、これまで使わなかった香水を使う、シャンプーやボディソープなど、バスルームの変化もわかるようであればチェックしてみましょう。
スマホやパソコンメールについて
王道ですが浮気はスマホに現れます。
スマホを手放さなくなったり、置きっぱなしにしなくなったりなど、これまでとちがう行動があれば浮気の兆候です。
また、相手との関係性の問題で、LINEのアイコンや名称を変えることがありますので、こちらもチェックポイントです。
これらの変化については、「あるかないか」がチェックすべき点です。ここで変化点の意味を考えすぎてしまうと、判断を誤ることがあります。
まずは、内容や、どう変化しているかという点にはこだわらない方がよいでしょう。
お金の使い方
大人同士の不倫の場合、デートなどで女性側もそれなりに負担していることがあります。
デート費用を捻出するために、微妙にお金の使い方が変わってきますのでチェックしてみましょう。
例えばこれまで普通に使っていたことにケチるようになったり、貯蓄を切り崩しているようなことはないでしょうか?
お金の使い方について、これまでとこだわりが変わってきたな、と感じたら浮気のサインのひとつです。
スキンシップ
妻が浮気をすると夫婦生活にも変化が現れます。
男性であれば、浮気は浮気、妻は妻と割り切れる人が多いのですが、女性の場合はそうはいきません。
本能的に複数の男性と関係することに抵抗があるため、夫を受け入れづらくなります。
浮気をしている妻は、拒否することで疑われることはわかっていますので、あからさまな態度を取ることはないかもしれません。
ただ、日常動作の中などで、ふと体に触れたときの反応がおかしい、などがあれば浮気を疑うポイントになります。
妻の浮気の確認方法
妻の行動から怪しい様子がみられるなら、裏付けをとるために具体的に確認する必要があります。
ここでは浮気の確認方法について解説します。
スマホのチェック
妻のスマホに触るチャンスがあれば、確認してみましょう。
まず、ロックがかかっているかどうかを確認してください。見られたくないアプリなどを個別でロックをかけている可能性があります。
可能であればLINEなどを開いてみると良いでしょう。
スマホについては浮気している妻本人が気にかけていますので、触ったあとは必ず画面を元の状態に戻して、あった場所に正確に戻しておいてください。
※スマホのチェックは危険を伴います。
プライバシーの侵害、不正指令電磁的記録罪や不正アクセス禁止法などの法律に該当する可能性があることを良く理解しておく必要があります。
こちらで詳しく解説しています→スマホで浮気調査できる?誰でもできる浮気調査方法10選
財布・手帳の確認
財布や手帳には浮気の証拠が残っている可能性が大いにあります。
まず、財布のレシートなどで、どこで何を買っているのかを確認するとよいでしょう。
レシートはゴミ箱などに捨てられていることもあるので、見つけたらチェックしてください。
買った物の内容も大切ですが、注目すべきは購入したお店の場所です。
どこに行っているのか?そこに行くことが必然なのかについて、考えてみてください。
手帳の場合、自分にしかわからない記号のようなもので記していることがあります。
それを解読するのは難しいかもしれませんので、気になる記載のある日を拾い出して、その日に何があったのか付き合わせてみると、何かがわかることがあります。
クレジットカードの明細確認
最近はWEB明細が多いのですが、可能であればクレジットカードの使用履歴を見てみましょう。
お金の流れには、行動が現れますので、これまでより使用金額が大きくなっていたり、不明な買い物があるなどは、妻に何かしらの変化があることを表しています。
知人・友人に聞いてみる
夫婦は関係が近いため、それゆえに見えていないことがありますが、案外、第三者の目は確かで浮気などにも気がついていたりします。
もし、妻と共通の知人、友人がいるなら、それとなく妻について聞いてみるのが良いでしょう。
「浮気してないか」など直球での質問は何かと問題がありますので、「最近、妻の仕事が大変みたいだけど、会社で変わったことはなかった」など、妻を気遣うような質問を振ってみて、その反応をみる、という方法などがおすすめです。
質問で浮気を確認する方法
妻の行動や持ち物のチェックなどである程度、様子をうかがい知ることはできます。
しかし、それではよけいにモヤモヤするだけでどうにもならない、ということも実際です。
そこで、もう一歩つっこんで妻に質問してみるという確認方法があります。
ただし、この方法は妻の性格によっては大きなリスクを伴いますので、繊細なタイプや激高しやすいタイプにはやめておいた方が良い場合もあります。
怪しい点について聞いてみる
「最近、帰りが遅いね」「誰からのLINE?」など、怪しいと思っていることを、ずばり聞いてみましょう。
これは、通常の会話でも聞く内容ではありますから、タイミングを見て軽い様子で聞くのがお勧めです。
それについて、普通に答えてくれたら問題ありませんが、警戒したり、怒ったりするようなら何か隠し事をしている可能性があります。
変化のあったところを褒める
不倫を始めた妻は、洋服や髪型、そして雰囲気が変わったりします。そこについて、嫌みにならないように褒めてみてください。
褒められて素直に喜んだり、照れたりするようなら、問題ありません。
心配なのは、大げさに喜んだり、「そんなことないよ」と否定したりするケースです。いつもとはちがう不自然な反応の場合は、浮気の兆候かもしれません。
浮気の話題をしてみる
昨今では芸能人や有名人の浮気話は毎日のようにマスコミに流れていますので、そのニュースなどをみながら話題にしてみましょう。
聞こえないふりをしたり、「そういうのに興味がないの」など、不愉快そうな返事があるなどは、「浮気」というキーワードについて反応している可能性があります。
普通なら乗ってくるはずのところ、いまいちいつもとはちがう反応の場合は、何かひっかかることがあるサインです。
浮気防止アプリやGPSの有用性
最近では様々なタイプの浮気防止アプリや、GPSなどがあり、誰でも簡単に手に入れることができます。
これらのアプリや機器は、ものによっては非常に優秀で浮気発見の一助になります。
ただ、アプリやGPS等には欠点もあります。
まずひとつは、これらの使いこなし方についてです。アプリやGPSは、それを見て監視するなどが必要です。
設定などを含めてこれらをきちんと使いこなせなければ、必要な情報を得ることは難しいでしょう。
次に、アプリ等のダウンロードが法律に抵触する可能性があることです。
相手の許可なくアプリをダウンロードしたり、メッセージの復元や転送などをすることは法律で禁止されています。
通常、夫婦間で問題となることは少ないですが、あり得なくはないと知っておきましょう。
また、アプリやGPSで得た情報だけでは、離婚調停時などに証拠になりにくいところがあります。
アプリやGPSは、補助としてうまく利用することができれば、うまくいく方法がありますが、実際のところ素人がそれを使いこなすのは難しいというのが現実です。
※浮気調査アプリやGPSの有用性と危険性についてはこちらで詳しく解説しています→スマホで浮気調査アプリはこれが使える!アプリ13選
自分で浮気調査をするリスク
自分で浮気調査をする場合にはリスクを伴います。
独自調査に失敗すると今後の調査がやりにくくなるなどのマイナスがありますので、この点を理解して行動すべきでしょう。
個人の浮気調査であり得るリスクについてみていきます。
疑っていることがバレる
女性は他人の行動変化や感情に敏感です。
男性からみれば「バレない」範囲でも、女性にはわかることが多くあるのです。
夫が独自に調査をしていることに、妻が気づく可能性は多いにあります。
自分の時間とお金が奪われる
浮気調査は一筋縄にはいきません。
自分の時間が大きく取られますし、証拠を撮るための機材なども、費用が高くつきます。
また、いつ決着がつくか分からず、悩みが長引くというリスクがあります。
精神的に負担が大きい
妻の浮気は愉快なことではありません。
そこに自分の時間やお金をかけるのは、精神的に大きな負担を伴います。
それらによって、自身の仕事面や精神面に影響が出る可能性もリスクといえるでしょう。
探偵に調査を任せた方が良いケースとは
妻が性格的に難しいケースや、仕事などで行動が読みにくいケースなどは、最初から探偵に任せる方が、話しは早いでしょう。
また、前述したような自己調査では、よほどのパワーをかけなければ「決定的な」証拠を挙げることは難しいかもしれません。
そして、自己調査の過程でイライラ、もやもやが募り辛くなる方もめずらしくはありません。
最終的に、これという証拠が得られぬまま時間だけが経過してしまう可能性がありますので、絶対に自分でやり通すという信念がない限り、できるだけはやい段階で探偵に任せたほうが、結果的に早く安く解決できるケースは多いでしょう。
自身の情報収集を効率的に活用するには
これまで自身で情報収集する方法と、それらのリスクについて解説しました。
結論として、あくまでもご自身で行うのは、事実確認や情報収集までにとどめておくのが確実かもしれません。
もし慰謝料請求など責任追及を検討している場合は、裁判でも通用する決定的な証拠をプロに依頼する為の材料として考えるのが効率が良いと言えます。
何も分からないゼロからの状態で浮気調査を依頼するより、ご自身で調べた情報を元に探偵と調査プランを練り上げることで、効率的な調査が可能となり、結果的に費用の節約や、ご自身を優位に導く決定的な証拠の収集が期待できるからです。
まとめ
この記事では、妻の浮気疑惑が生じた際にご自身でチェックする方法や、手順、リスクなどをご紹介しました。
まずは疑惑を確信に変えることは、とても大事です。
疑惑の状態で生活することは、精神的にも良くありませんし、何より時間の無駄となります。
妻が浮気をしていようと、それが思い過ごしであろうと、事実を確認することが何よりも重要となるのです。
そしてもし、浮気が確信となった際は、今後どうするかを考えてください。
多くの探偵は、妻の浮気疑惑を確信に変える方法はもちろん、その後の対処に必要な証拠収集まで、妻の浮気問題に幅広く対応しています。
ご自身で出来ることと、プロに任せるべきことを見極めて、効率的に問題を解決してください。
この記事が妻の浮気問題でお悩みの方に、参考になれば幸いです。