浮気調査を検討されている方は沢山いらっしゃると思いますが、実際に調査を依頼したことがある方は恐らくあまりいないと思います。
初めて探偵に依頼する際は不安に思うことも多くいろいろと聞きたいこともおありでしょう。当社でもお客様から料金のことや調査期間のこと、どのように調査を行うのかなど、様々な質問をいただきますが、特に調査をしていることがバレることはあるのか?またその場合はどうなるのか?ということは、とても気になっている方が多く感じます。
以下では浮気調査が万が一にでもバレることがあるのか?そしてバレた場合はどうなるのか?という事を解説しています。
目次
浮気調査がバレるとはどういう事なのか?
お客様から「浮気調査を行っていることがバレる可能性はあるのか?」と質問を受けることがあります。結論から言うと浮気調査がバレる可能性はゼロではありません。どんなに経験を積んだ優秀な調査員でもミスをすることはありますし、ミスが無くても運が悪いと上手くいかないのが調査の難しいところです。
しかしここで大事なことは「調査がバレる」という定義をしっかりと定めているか?ということです。
それにより調査がうまくいかない場合でも仮にバレてしまっても、お客様へのリスクを限りなくゼロにすることが可能となります。以下では実際に浮気調査を行う上で「浮気調査がバレる」という様々なケースを、探偵業界の一般的な例として解説していきます。
尾行に気づかれた
対象者を尾行中に、勘の鋭い人物だったために尾行に感づかれたケースがあります。
張り込んでいることに気づかれた
対象者の自宅や勤務先を長時間張り込んだために通報されたケースなどがあります。
探偵だと認識された
上記のような場合に、探偵に付けられていると対象者に認識されたケースがあります。
初めからバレていた
見積もりや契約書・振込明細を見られていたなど、依頼者側からのミスで調査を行う事が初めからバレていたというケースがあります。
対象者の警戒行動とは
尾行に感づかれたり、張り込みに気づかれたりした場合、対象者が取りやすい行動に警戒行動があります。
これは人によりそれぞれの行動パターンがあるのですが、代表的な例が以下のような警戒行動となります。
- 何度も振り返り尾行してくる人物を確認する。
- 急に立ち止まったり曲がり角で隠れて様子をうかがっている。
- 尾行を振り切ろうと走って逃げる。
- 建物の中から警察に通報する。
- 張り込んでいる車などを覗き込みに来る。
- 探偵だと確信して直接声をかけてくる。
警戒行動を取られた時の探偵の対処法とは
上記のような警戒行動を取られた時にこそ、どう対応するかで探偵の能力がわかります。
実は何も考えていない無警戒の人物を尾行するのはそんなに難しいことではなく、難易度の高い案件は警戒行動を取る対象者の場合となります。
通常の危険度の低い警戒行動(軽度の警戒行動)を取る対象者の多くの場合は、もし万が一にでも尾行されていたらという用心の為や、知り合いなどに見られていないかなど、実際には尾行をされているという認識は無いケースがほとんどですが、稀に不可抗力の事故や何らかの探偵のミスが原因で警戒行動が始まることもあります。
その場合は尾行をされているかもしれないという認識があっての警戒行動(重度の警戒行動)となりますので、上記で解説をしたような確認行為などを行ってくる可能性は十分に考えられます。
しかしその場合でも優秀な探偵は警戒行動が始まった瞬間から違和感に気が付き、それに対し対処法を考え実行に移ります。しかし経験の浅い探偵や能力の低い人間は、その違和感に気が付かず通常の尾行を継続して失敗をおかしてしまいがちで、そのあたりに探偵の特性が顕著に現れます。
- 重度の警戒行動が始まった時点で対象者に姿を見られた探偵は尾行を中断する。
- 姿を一度も見られていない交代要員がいた場合のみ、その探偵を使う。
- 重度の警戒行動が始まった時点でどのような状況でも全ての調査を中断する。
上記は重度の警戒行動を察知した場合に、優秀な探偵が取る対処法の代表例ですが、共通するのは一度でも姿を見られた場合はもう尾行をしないという事です。
弊社の統計上どんなに警戒されてもその一度きりでその後完全に姿を消したケースの案件を、しばらく期間を空けて再度調査を行った結果、重度の警戒行動を継続していた対象者は5%以下となっています。
すなわち余程のことが無い限りは、重度の警戒が始まってもスパッと調査を中断すれば、対象者は気のせいだと考えるケースや、その後も何週間に渡って長い期間継続して警戒行動を取る人間はほとんどいないということになります。
探偵が依頼者を明かすことは無い
「調査がバレる」という定義をしっかりと定めているか?ということが重要と前項で解説しましたが、弊社が定める「調査がバレるという定義」は「探偵が対象者に依頼者を明かす」ということです。
すなわち、何らかの要因で尾行や張り込みに感づかれた探偵が、対象者に詰め寄られた結果、依頼者であるお客様の事を明かしてしまった場合が「調査がバレた」ことになると考えています。
弊社が考える通常レベルの探偵であれば、仮に対象者に尾行を感づかれる何らかの要因が起こり、それが元で重度の警戒行動が始まったとして、そのことにも気づかず更に対象者につかまり詰め寄られ、挙句の果てには依頼者を明かしてしまうなんて事はあり得ないと考えています。
事実そのような事案は20年以上探偵業を営んで一度もありません。
調査員には例え尾行が感づかれることがあったとしても、詰め寄られたりする前に調査を中断するように教育しています。ですから、例え万が一尾行が感づかれたとしてもそれが元でお客様の立場が危うくなったなどということはありませんし、感づかれた後の対処をキチンと行えば、その後ある程度期間を空けての再調査が可能な案件がほとんどとなります。
しかし万が一そのような事態が起こってしまった場合、お客様が対象者に取る対応がむしろ一番重要となっており、その対応を間違えると「調査がバレた」というか「調査をしていたことを自ら認めてしまった」ということになりかねません。
以下では調査がバレそうになった時のお客様の対応について解説いたします。
調査がバレそうになった時の依頼者の対応は
対象者が尾行や張り込みに感づいた場合、依頼者であるお客様に対して探偵に依頼をしたのかを確認してくることがあります。
中には確証もないのにカマをかけてきたり、威圧的に逆切れのような態度で詰め寄ってきたりと、対象者の性格によってアクションのおこし方は様々です。それに対しお客様は絶対に依頼したことを認めてはいけません。
【例】調査がバレそうになった時の夫婦間のやり取り
ガチャ、はい。もしもし、あなた?
お前、探偵に依頼して俺を尾行してるのか?
え?どうして?何を言ってるのあなた
とぼけるな!探偵が全部喋ったんだよ!
え?なにを?
家族のために一生懸命働いている俺に探偵なんかつけやがって、どこにそんな金あるんだ?!
あなた落ち着いて、どうしたの?何かやましいことでもあるの?
・・・な、なんだと!?
そんなに取り乱してどうしたの?本当に何のことだか分からないわ
・・・
でもあなたがそこまで言うなんて何か大変なことがあったのかしら?分かったわ、私も協力するからもっと詳しく話して?
もういい!(ガチャン!ツーツー)
いかがでしょうか?例はカマをかければすぐに自白するものと思い、確証もないのに問い詰めてきた典型的なパターンですが、あなたが依頼したという証拠はどこにも無いのですから、むしろ冷静に対処すれば逆に相手の方が疑心暗鬼になる事も多くあります。
浮気をしているということは相手がいるということです。もしかしたら浮気相手側からの依頼で自分が調査されている可能性もあるのです。あなたは絶対に自ら依頼したことを認めてはいけません。
浮気調査がバレたときどうするのか?まとめ
まず大前提としてお伝えしておきたいのは、浮気調査がバレるということはほとんどありません。
ただし可能性がゼロでは無いので、この記事では、もしもそのようなことが起きた際の対処法をお伝えしています。
重要なことは万が一にでも尾行に感づかれた場合、探偵はまず調査を中断することと、依頼者にその出来事を一刻も早く伝え一緒に対応策を練ることです。もし何も聞かされていない状態でいきなり対象者から詰め寄られた場合、依頼者は驚いて態度に出てしまったり、諦めて自白してしまったりと、冷静な対処ができない可能性が高いです。
しかし、きちんと事実を理解し対処法が分かってさえいれば、カマかけや威圧的な問い詰めに屈することなく、何事もなかったように振舞うことが可能となるのです。
弊社は20年以上浮気問題に取り組んできた実績があり、浮気調査に於ける様々な事例や経験則があります。浮気問題でお悩みの方はご相談ください。