信じていたパートナーが、おそらく浮気や不倫をしている。そう確信できるにもかかわらず、物理的な証拠がない状況は辛いものです。
本記事では「パートナーの浮気に向き合う」と決意をされた方へ向けて、浮気現場の証拠を集める方法について解説します。
目次
【ハイリスク】浮気の証拠を自分で押さえる方法
パートナーの浮気や不倫の証拠を探そうとする際、ほとんどの方はまず「自分で調べられないか」と考えることでしょう。一般の方がパートナーの浮気や不倫に対し、独自調査で対処するのは難しいものです。ご自身ですべて解決しようとはせず、無理のない範囲の調査に留めましょう。
ここでは、ご自身で浮気調査をする方法について見ていきます。
スマホの通話履歴を調べる
思い立ったらすぐに調べられるのが、スマホの通話履歴です。電話の発着信だけでなく、LINEなどのメッセージツールも忘れずに確認してください。恋人探し用のマッチングアプリも要注意です。もし特定の異性と頻繁にやり取りをしていれば、それが浮気相手である可能性が高まります。
スマホにロックがかけられ、解除が難しいなら、無理にこじ開けようとするのは逆効果です。パートナーに違和感を与えてしまうと、調査の続行自体が難しくなります。場合によっては、不正アクセス禁止法に抵触する可能性もあるのです。
SNSを調べる
誰でも見られるSNSは、もっとも調査がしやすいものです。アカウントが分からなくても、パートナーの趣味や好きなものについて検索してみると、見つけられるかもしれません。
ただし、浮気をしている人物が、オープンなSNSに手掛かりを残すとは限りません。特定の人にしか見られないよう、アカウントに鍵をかけていることもありえます。
クレジットカードの明細やレシートを調べる
浮気をするにも、デートの費用や相手へのプレゼント代などのお金がかかります。パートナーのクレジットカートの明細やレシートを見られるなら、内容をチェックしてみましょう。「不自然だな」と感じる買い物があれば要注意です。
プレゼントをインターネットで購入した場合、明細にショッピングサイトの名称しか載らないこともあります。共有のパソコンなどで購入履歴を調べられれば、なお確実です。
カーナビや車内の様子を調べる
浮気相手と移動する際は、現場を見られたくないという心理から、車を使っている可能性があります。カーナビの検索履歴やドライブレコーダーの記録を調べれば、パートナーがいつ、どこへ行ったのかを知ることが可能です。また、車内の様子は特に重要な手掛かりになります。
ゴミ箱や足元に不審なものがないか、トランクに浮気相手の忘れ物がないか、隅々まで確認しましょう。意外なところでは、助手席の位置や背もたれの角度もヒントになります。
尾行して行動を探る
浮気現場そのものを押さえたいなら、パートナーを尾行するのが有効です。ホテルに出入りするところを写真に収められれば、言い逃れのできない証拠になります。
ただし、尾行はもっともリスクが高い方法です。浮気を疑っていると気付かれれば、証拠を隠される場合があり、逆上する人もいるかもしれません。最悪の場合、ストーカー行為と見なされる可能性もあります。
自分で調べると相手にバレる危険性が高い
一般の方にとって、パートナーの浮気現場を押さえたり、証拠を集めたりするのはハードルが高いものです。プロの探偵は、調査に関する豊富な経験と専門的な知識、ノウハウを持っています。一般の方にはそれがないので、相手に見つかってしまったり、浮気現場の証拠をつかめずに終わったりする可能性が高いのです。
また、パートナーのスマホや持ち物を勝手に調べることは、プライバシーの侵害にあたる可能性があります。調査を進めようとするあまり、浮気相手の家に押し入ってしまったら、住居侵入罪に抵触することもあるのです。安全に、そして確実に証拠をつかみたいのなら、プロの探偵に相談することをおすすめします。
【ローリスク】浮気現場の証拠集めを探偵に依頼する流れ
実際に探偵へ調査依頼をした場合、浮気現場の証拠集めは、どのように進んでいくのでしょうか。ここでは、探偵社への相談から調査報告書の受け取りまで、一連の流れについて解説します。
探偵は闇雲に調査をするのではなく「探偵業の業務の適正化に関する法律」(以下「探偵業法)に基づいて動きます。プライバシーの侵害やストーカー規制法などに抵触する恐れがある行動には細心の注意を払って調査を進めていきます。
また、プロならではの経験と技術を駆使した調査になりますので、パートナーにバレる可能性はきわめて低くなります。
事前にできるだけ情報を集めておく
探偵へ調査を依頼すると決めたら、事前にパートナーの浮気に関する情報を集めておきましょう。
たとえば顔写真や勤務先、行きつけの飲食店や通っているスポーツジム、出張の日程などはすべて情報になります。一見すると証拠とは呼べないような、些細なものでも構いません。浮気調査は、事前情報が多ければスムーズに進み、成功率が上がります。もし浮気相手の情報があれば、ポイントを絞った調査も可能です。
ただし情報収集の際は、パートナーが不審に思わないよう、細心の注意を払ってください。警戒心を抱かせてしまうと、調査が失敗に終わる可能性があります。
無料相談に行く
浮気調査を決意したら、まずは探偵社の無料相談に行きましょう。探偵社のサイトには、無料相談の予約フォームが用意されていますので、そこから申し込むことができます。対面に抵抗がある場合は、メールや電話でも可能です。
無料相談では、無理に調査をすすめることも、その場で契約を求めることもありません。相談内容に対する探偵のアドバイスだけで、問題が解決したケースもあります。肩の力を抜いて、気楽な気持ちで臨んでみてください。
調査内容や費用を提示してもらう
契約の前には、調査プランと費用が提示されます。浮気調査と一口に言っても、事前情報の有無や調査範囲、難易度によって方法と期間が異なります。浮気が事実だとわかる程度の証拠でいいのか、訴訟や慰謝料請求に使えるところまで集めるのか、ゴールを明確にしておくことが大切です。
調査料金の見積もりが提示されたら、納得がいくまで説明してもらいましょう。費用には調査料金だけでなく、交通費や宿泊代などの経費も含まれています。また、調査開始後に追加費用が発生する可能性についても、確認しておくと安心です。
契約して調査してもらう
調査プランや見積もりに納得して、浮気調査を依頼すると決めたなら、探偵社と契約を結びます。契約書には調査内容や費用、支払い方法など重要な項目が記載されています。署名・捺印の前に、しっかりと目を通してください。
契約を締結したら、探偵はまず、プランのシミュレーションや下見調査をします。調査方法や費用に変更が生じた際は、探偵社から新しいプランの提案が来ます。一方的に方針転換をするようなことはありません。もし調査中に新しい情報が入ったら、すぐに探偵へ連絡しましょう。調査の精度が上がります。
調査報告書を受け取る
浮気調査が終了すると、探偵社から「調査報告書」の提出と詳細な内容報告があります。調査報告書は、集められた証拠や事実がそのまま掲載されるものです。訴訟や慰謝料請求に使う場合は、複数部数の発行をお願いしましょう。
浮気調査の内容は、時として強い衝撃をもたらします。パートナーが相手とホテルに入る場面など、浮気現場を押さえた写真はショッキングですが、それだけで証拠になるほど強力なのです。
探偵による確実な調査は「次へ進むための最初の一歩」です。見るのが辛くても、後々の対応を考えるきっかけになります。
探偵に依頼すれば相手にバレる心配がない
プロの探偵による調査には、様々なメリットがあります。中でも「相手にバレる心配がない」ことは、もっとも大きな利点のひとつです。
もしも浮気や不倫が思い過ごしだった場合、パートナーを調べていたことがバレると、その後の信頼関係に大きく影響します。「してもいない浮気を疑われたうえに、スマホを調べられたり尾行されたりした」と知れば、人は平常心ではいられません。
また、パートナーが本当に浮気をしていても、バレてしまうと調査の続行が難しくなります。証拠を押さえられないように隠す、会うのを控えるといった対策を取られてしまうからです。浮気調査はリスクを避け、探偵社へ依頼するのが安全・確実です。迷ったときは、無料相談だけでも行ってみてはいかがでしょうか。
浮気現場の証拠になるもの
「浮気現場の証拠」とひとくくりに言っても、実際はさまざまなものがあります。証拠をどのように使うかによって必要なものは異なり、単に浮気や不倫の事実を認めさせたいのか、離婚訴訟や慰謝料請求に使いたいのかなど、調査を始める前に目的を見極めておくことが大切です。
ここでは、浮気現場の証拠として有力なものをご紹介します。
動画・写真
動画や写真は、パートナーと相手の肉体関係につながる浮気現場を捉えていれば、証拠としての効力が大きくなります。しかし、食事やデートなど、浮気や不倫と断定できない状況では証拠になりません。現実的なところでは、ホテルに出入りする姿や、車の中でのキスや性行為などを撮影することでしょう。
証拠として使用する写真は「撮影日時と場所」「パートナーと相手の顔」がわかることが重要です。プロの探偵は撮影のコツや、証拠となる条件をよく知っています。
録音データ
パートナーと相手の会話を録音して、旅行やデートなどの内容を収めることができれば、大きな証拠になります。「必ず離婚するから待っていて」というような、浮気や不倫を裏付ける発言も同様です。ただし会話の録音は、プライバシーの侵害や盗聴と見なされるかもしれません。事前にパートナーの承諾を得れば問題ありませんが、現実的にはほぼ不可能でしょう。
メールやSNSのやりとり
メールやSNSのやり取りが証拠になるのは、ふたりきりの旅行など、肉体関係が強く疑われる場合です。頻繁にやり取りがあったとしても、雑談程度では証拠になりません。
誰でも見られるSNSでのやり取りなら、プライバシーを侵害する恐れがないので、安心して取り扱うことができます。しかし、証拠として認められるには「いつ、誰と誰がやり取りしたのか」が大切です。アカウント名を使っている可能性もありますので、注意しましょう。
ホテルのレシート・領収書
ホテルのレシートや領収書を証拠としたいときは、次のことを明確にしておきます。
・パートナーが使ったものであること
・部屋で浮気相手と一緒にいたこと(肉体関係が疑われる)
・日時と場所
ホテルの領収書であっても、レストランや会議室のものは証拠になりません。また、レシートや領収書そのものが、証拠として認められない可能性もあります。
GPSの位置情報
GPSの位置情報は「その人物がこの場所にいた」という明確な証拠になり得ます。そのためには、パートナーの行動記録だと証明できることが大切です。常に持ち歩くものや、車などに取り付けて記録しましょう。ただしGPSの記録だけでは、浮気や不倫の証拠になりません。相手が一緒にいたことを証明できないからです。また、パートナーの承諾なく位置情報を取得することは、ストーカー規制法に該当する恐れがあります。
手帳の記録
パートナーの手帳に、相手との肉体関係を示す行動記録が残されていれば、証拠として認められる可能性が高いです。手帳のヘビーユーザーの中には、1日の出来事を細かく記録する人もいます。持ち主が書き込むものなので、筆跡にも証拠能力があるといえます。
ただし、証拠として認められるのは日時や場所、相手の名前が明確な場合だけです。また、手帳を勝手に見る行為がプライバシーの侵害と見なされることもありますので、取り扱いには注意が必要です。
探偵社の調査報告書
探偵社の調査報告書は、非常に有力な証拠になります。プロである探偵は、証拠として何が必要かを熟知しているため、説得力のある調査報告書を作ることが可能です。
また「探偵業法」に則った調査の結果ですから、上記の証拠についての収集方法などが、プライバシーの侵害やストーカー規制法に該当しないように細心の注意を払っています。この点も、探偵に調査を依頼するメリットのひとつです。
浮気現場を目撃した時の対処法
パートナーが浮気相手とホテルから出てくるのを目撃した、いつもと違う時間に帰宅したら家で密会していた。など、稀なケースながら浮気現場に遭遇する可能性もありえます。非常にショッキングではありますが、そのようなときこそ、落ち着いて行動する必要があります。ここからは浮気現場を目撃した時の対処法を見ていきます。
いきなり踏み込みのはNG
目の前にパートナーと浮気相手がいれば、いきなり踏み込んで責め立てたり、怒鳴りたくなるのは当然です。しかしその状態では自分が浮気現場を目撃したという以上の証拠はありません。まずは大きく深呼吸をして、少しでも冷静になりましょう。
バレないように写真を撮る
パートナーと浮気相手が、目撃されたことに気づいていない場合は、見つからないように写真を撮っておきます。写真は後々、動かぬ証拠になります。たとえ相手が白を切ろうとしても、写真を見せれば言い逃れはできません。ただし、撮影しているのを見つかると、修羅場になってしまう可能性があります。あくまで無理のない範囲に留めましょう。
浮気の証拠を集める
浮気現場を目撃してしまった後は、証拠をできるだけ多く集めます。相手の名前や連絡先が分かればベストです。現場を見た以上、残念ながら浮気や不倫の事実は明らかです。しかし、証拠がなければ、パートナーは言い逃れやはぐらかしをするかもしれません。
気持ちを抑えていつも通りに振る舞う
ショッキングな現場を目撃したのですから、平常心でいるのは無理な話でしょう。しかし、感情的になってパートナーを罵倒したり、嫌がらせに走るのは禁物です。開き直った相手から暴言などの攻撃を受けたり、精神的な苦痛の慰謝料請求をされることも考えられます。
一時的に感情を吐き出すより、できるだけいつも通りに振る舞いながら、今後について考えるほうが賢明です。
別れるか関係を続けるか気持ちを整理する
パートナーの浮気や不倫を知った後は、今後の対応を決める必要があります。別れるのか、これまで通り恋人や夫婦関係を続けるのか。夫婦であれば、離婚訴訟や慰謝料請求についても考えなければなりません。
浮気現場を目撃した直後は、嫌悪感やショックから、別れるほうに意志が傾きがちです。少し時間を置いて、頭の中と気持ちを整理してから、ゆっくり考えましょう。急いては事を仕損じてしまいます。
探偵に調査を依頼すれば冷静になる時間ができる
パートナーの浮気や不倫という問題に直面して、平気でいられる人はいません。悲しくなったり、相手の言葉を信じられなくなったりと、心を閉ざす状態が続いてしまいます。
浮気や不倫が事実なのか、単なる疑惑なのか不明なときは、それを明らかにする勇気を持ちましょう。事実だった場合の衝撃は大きいですが、疑心暗鬼のままでいるストレスは相当なものです。その状態が長く続くと、感情が麻痺したり、体調が悪くなったりしかねません。
探偵に浮気調査を依頼することは、結果が出るまでの「待ち時間」につながります。その間は趣味を楽しんだり、友人に会ったりしながら、可能な限りリラックスして過ごすことをおすすめします。調査結果が出るころには、だいぶ冷静になっているはずです。
事例
※守秘義務に反しないよう、内容の一部に改変を加えております。
会社員のAさんは、結婚3年目の妻と2人で、都内のマンションで暮らしています。ある日、営業のため社外に出たAさんは、駅前で男性と歩いている妻を見かけました。
気になりこっそりと後をつけた結果、妻と男性がラブホテルに入って行く現場を目撃してしまったのです。その時は気が動転して、何もできなかったAさんは、帰宅後に妻を問い詰めました。しかし「それは私じゃない、見間違いでしょう」とシラを切られてしまいます。
疑心暗鬼な状態が辛いAさんは、真実を突き止めることに決めました。しかし、妻の浮気調査を自分で行うのは辛いものです。見たくないものを見て、聞きたくないものを聞かなければなりません。おまけに、Aさんは会社員のため、調査可能な時間が限られます。悩んだ結果、Aさんは探偵社に足を運び、プロの調査を依頼することにしたのです。
その結果、妻は1年ほど前から、その男性と不倫関係にあることが判明しました。Aさんは探偵社の調査報告書を証拠に、離婚と慰謝料を請求する訴訟を起こします。正式な証拠があることで、Aさんの言い分は認められました。
妻の浮気を知った当初は、大きなショックを受けたAさんですが、訴えが認められたことで気持ちの整理がついたのでしょう。最初から探偵社に調査依頼をしたため、心の傷を最小限に抑えることもできたようです。
まとめ
今回の記事では、浮気現場の証拠を集める方法について解説しました。「パートナーが浮気や不倫をしている」と確信しながら、証拠がなく宙ぶらりんな状態でいるのは、非常に辛いものです。そんなときは、思いきって証拠を集めることで、次の段階へと歩きだせるようになります。
ご自身での証拠集めも不可能ではありませんが、確実な結果を求めるならプロの探偵に依頼することをおすすめします。多くの探偵は相談無料で話を聞いてくれます。相談のみで心が楽になった。問題が解決したという話もよく聞きます。まずは相談する事からはじめてみてはいかがでしょうか。
※こちらからも浮気調査の徹底解説記事が確認できます→浮気調査の全体像~調査の基本から探偵に依頼する際の注意点まで【徹底解説】