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浮気を認めない夫・妻への対処法と心理を探偵が徹底解説

パートナーが浮気をしていることに気づいても、誰にも相談できず1人で悩んでいる人は多いです。相手が浮気をひた隠す様子を見て、疑心暗鬼に陥ってしまう人もいらっしゃることでしょう。

ここでは、浮気を認めない夫・妻への対処法とその心理について、探偵が徹底解説いたします。

夫や妻が浮気を認めないのはなぜ?

浮気はパートナーや家族からの信頼を失うばかりでなく、社会的な信頼も失う可能性の高いリスクある行為です。そんな中、明らかに浮気をしているのにその事実を認めない夫や妻は多くいます。

それにはどのような心理が働いているのか、順番に確認していきましょう。

離婚をしたくない

浮気を認めることで、パートナーにショックを与え、離婚話に発展させたくない、何もなかったようにこの状況を回避したいという心理から事実を否定し続けます。その根底には、浮気はちょっとした出来心からの遊びだったので、バレたところでやめて、婚姻関係を継続したいという思いがあります。

浮気を認めることによって、パートナーや子どもたちとの人間関係の悪化を恐れ、事実を認められない状態です。浮気の証拠がなければ、今までどおりの家庭生活を続けることができると安易に考えていることが考えられます。

慰謝料を払いたくない

浮気の慰謝料は、既婚者が貞操義務違反をし、配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと(不貞行為)で発生します。浮気をされた側には慰謝料を請求する権利がありますので、浮気そのものを認めなければ、パートナーから慰謝料を請求されずにすむという心理から事実を認めません。

浮気による慰謝料は、支払う側の浮気の状況や資力により変わり、50万円ぐらいの少額のケースから数百万円及ぶこともあり、家の所有権なども渡す必要が出てくる場合もあります。そのような理由から浮気をした側は、できれば避けたいと考えている人がほとんどです。

また、浮気をされた夫や妻から、浮気相手に損害賠償や慰謝料を請求されないように、かばっている可能性も考えられます。

証拠がないと思っている

浮気の証拠といえば、ラブホテルの出入りを撮影した写真が挙げられますが、浮気をする側はそういったリスクを想定し、会う場所を選んでいる場合があります。

また、メールやLINEなどの浮気相手とのやり取りや、浮気相手の個人情報など、浮気の証拠となりえるものはすべて消していて、パートナーに「ぜったいにばれない」と高を括っていることから、浮気の事実を認めない状態化もしれません。

しかし、そういった場合、別の証拠を準備すれば、あっさり事実を認めるかもしれませんので、パートナーの話を鵜呑みにせず、専門家に相談しながら証拠探しを継続するのがおすすめです。

悪いことだと思っていない

浮気が悪いことだと思っていないという人も多いのが現状です。そのような人は、結婚という制度に縛られずに自由に恋愛をすることを大切だと考え、悪いことをしているという認識がまったくないのが特徴です。

道徳観念や価値観がまったく真逆で、不倫や浮気を倫理的に問題視していないことがあります。ネットやテレビ番組で不倫などがロマンティックに描写されることも多く、そういったものに影響を受け、罪悪感をまったく感じなくなっている人も多いのが現状です。

本当に浮気をしていない

本当に浮気をしていないケースも考えられます。浮気をされているのではと疑心暗鬼になり勘違いをしたり、潔白な相手を疑ってしまうこともありますので、注意が必要です。

正しい方法で調べて、夫または妻が浮気をしていないということが分かれば、平和な家庭が戻ってくることでしょう。そのためにも、浮気の事実があったかなかったか調査をすることは、非常に重要になります。

夫や妻が浮気を認めないときの対処法

では、夫や妻が浮気を認めないときにはどのような対処を行えばよいのでしょうか。ここでは代表的な対処法を紹介していきましょう。

事実確認をする

まず、最初に行うのは、自分のパートナーが本当に浮気をしたかどうかの事実確認です。そのためには、夫や妻が浮気を認めない状況を腹立たしくてもいったんうけいれましょう。

そして、何事もなかったように日々を装い、水面下でコツコツ事実確認を進めていくのです。

証拠集めをする

浮気があったという事実を確認するために、じっくりと時間をかけて複数の証拠を集めることが必要になります。どんな証拠が浮気の慰謝料請求に有効かというと「肉体関係があったと確認できる」ものです。

逆にいえば、一般的なおしゃべりレベルのLINEのやりとりや写真、領収書データなどがあっても「肉体関係があった」と確認できなければ、浮気の証拠にはなりませんので1つひとつ順番にもれなくしらべていきましょう。

1.メール、LINE、SNS

浮気では、メールやLINE、Facebook、InstagramやXなどのSNSアカウントについているDMなどでのやりとりが代表的ですが、中にはpaypayなどの支払いメッセージを送る機能を使って、浮気のやり取りをするツワモノもいます。

デートの待ち合わせの相談や日常会話レベルのやり取りは、密会を裏付けるもの、肉体関係を示唆するものとして、決定的な証拠(性交渉の事実)を補強する役割がありますので、1つでも多くの証拠を集めていく必要があります。

2.写真、動画

ズバリ性行為の写真があればそれが証拠写真となります。

ラブホテルや自宅や相手の家に出入りしている写真があればそれも使えます。後ろ姿などは、人違いと否定されてしまうこともありますので、顔などがハッキリと撮影されているものがベストです。1枚で夫または妻と浮気相手が映っている写真が有効です。

3.録音データ

肉体関係があったとわかるような会話が録音されていることが条件になります。また、録音した時にわかった浮気相手の名前や職業、住んでいる場所、独身者か既婚者かなどの個人情報や、不貞行為の回数などは、メモや電子的記録にしてわかりやすくまとめておきましょう。

4.領収書、クレジットカード情報

ラブホテルやビジネスホテル、旅館の領収書、利用明細や避妊具などの購入情報をチェックしていきます。最近では、電子マネーで支払っていることも多いので、その場合は購入履歴をチェックします。

よくあるのが、援助交際で発表会のドレスを送ったり、高額のバッグを購入したりした情報ですが、内容によっては密会を裏付けるもの、肉体関係を示唆するものとして、決定的な証拠(性交渉の事実)を補強する役割があります。1つでも多くの証拠を集めていきましょう。

5.カーナビ、ドライブレコーダー

クルマを利用した浮気をしている場合、カーナビに浮気相手をピックアップした場所やラブホテルのある場所が記録されているかもしれません。また、最近は、ドライブレコーダーに浮気相手が映っているケースが多々あるようですので、そちらもしっかり調べて証拠を集めることをおすすめします。

証拠集めは、自分でできるものと、探偵などに依頼してできるものに分け、自分でできるものからはじめましょう。

慰謝料を請求して離婚する

証拠が沢山あつまったころには、浮気の実態にあきれはててしまい、離婚の意思が固まってくることもあるでしょう。

この証拠をもとに、慰謝料を請求することが可能になります。慰謝料請求は自分でもできますが、弁護士に依頼するとよいでしょう。

夫や妻が浮気を認めない時に話し合う場合

浮気を認めない夫や妻と、離婚や慰謝料請求など責任追及する前に、まずは話し合いたいと考えている人も多いと思います。相手の気持ちを知りたくていろいろ問い詰めたくなると思いますが、それは逆効果です。ぐっと堪えて、まずは相手の言い分を聞く姿勢を見せましょう。

その時の話をICテープレコーダーで録音しておくのがおすすめです。後から聞き直すことも可能ですし、相手の話が矛盾している箇所などを洗い出すことができるなどのメリットがあります。

浮気の証拠集めは水面下で進めたほうがいい

浮気の証拠集めは、離婚の意志が固くても、本人に気づかれる前にこっそり水面下で進めていきましょう。なぜ、そのようにすすめなくてはならないのか、ここでは理由を3つあげます。

証拠隠滅を図るリスクがある

浮気を疑われていることに気づかれた場合の最大のリスクは証拠隠滅を図られることです。浮気の証拠が無い状態で問い詰めてしまうと、警戒されそれ以降の証拠集めが難しくなってしまうだけではなく、現在持っている浮気の証拠となりうるメールや動画、写真などを全部消してしまう可能性が考えられます。

浮気の証拠を掴んでない状態で問い詰めるのは得策ではありません。

言い訳を考える時間を与えてしまう

証拠が無い状態で問い詰め、「証拠はあるのか?」と開き直られてから、証拠集めを始める方がいます。しかし浮気の疑いをかけられた相手は、言い訳を考えたり、対策を練ってしまします。結果として話し合いがうまく進まなくなる可能性が考えられますので、本人に問いただすのは、完全に証拠が揃ってからがベストです。

浮気相手と別れてしまう可能性がある

浮気を問い詰められたことが原因で、その浮気相手とは別れを選ぶ可能性があります。証拠が無い状態でそうなると、浮気相手に責任追及ができなくなってしまう可能性があります。

話し合いは証拠がしっかり集まって、自分の気持ちが固まってから行いましょう。

夫や妻が浮気を認めなくても離婚できる?

浮気の証拠があってもなくても、浮気を絶対に認めないという夫や妻も一定数います。そういった場合、浮気以外の理由で、夫や妻と離婚をすることは可能なのでしょうか?

浮気や不倫を認めなくても離婚は可能

相手が浮気を認めなくても離婚の意思がしっかりあれば、基本的には離婚が可能です。民法で定められた離婚の事由が5つありますので、どれが自分に該当しているのか確認していきましょう。

慰謝料を請求する場合には証拠が必要

1.不貞行為

浮気や不倫は不貞行為に該当します。夫婦はお互いに協力し合って円満な家庭を築く義務がありますが、その中でお互いの貞操を守る義務もあります。この義務を果たさずに結婚生活を破綻させたことになれば、離婚が可能になります。

2.悪意の遺棄

結婚・婚姻関係には、夫婦が共に暮らし、互いに協力しあって生活していくことが定められています。これを「同居義務、扶助義務」といいますが、「悪意の遺棄」とは、その義務を理由もなく果たさないことを指します。家出をして長期間帰ってこなかったり、生活費を家庭に入れずにいる状態などがこれに当たります。

3. 3年以上の生死不明

その人が連絡を経ってから3年以上生きているのか死んでいるのかわからない状態になった場合、離婚は可能になります。

4.回復の見込みのない強度の精神病

配偶者が強度の精神病の場合で夫婦生活を継続することができず、回復見込みがない場合に離婚の原因として認められます。

5.婚姻を継続しがたい重大な事由

浮気が認められなくても、夫婦関係が破綻していて、婚姻を続けることができない重大な理由があれば、離婚は可能です。主な該当自由は、性格の不一致、性の不一致、宗教上などの価値観の不一致、暴力、暴言、虐待、配偶者の両親や親族との不和など、双方が納得できる理由であれば、あらゆる理由がこれに該当します。

専門家に依頼することがおすすめ

夫または妻が浮気をしている場合は、相手を問い詰めたい気持ちをぐっと押さえて、まず、探偵などのプロに相談することをおすすめします。早い段階から証拠集めをしておく必要があります。

まとめ

夫または妻の浮気を認めない心理状況には、離婚をしたくない、慰謝料を払いたくない、絶対にバレない、悪いことだと思っていないなど、さまざまな状態が考えられますが、どれも自分勝手な理由ばかりです。そのような状況の中で、浮気をされた側は、一歩離れて冷静を保ち、事実確認や証拠集めを行いながら、自分がどうしたいのか、しっかり考えていく必要があります。

証拠集めは自分でできることもありますが、浮気の慰謝料の取れるような証拠を集める方法は探偵などのプロに相談することがおすすめです。夫または妻とこれからについて、話し合う前に確固たる証拠を持っておくというのも重要なポイントになることでしょう。

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