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妻の浮気調査依頼は大手総合それとも個人探偵のどちらがよいの?

妻の浮気調査を探偵社に依頼するときにまず考えるのが、どこの会社が良いのかということではないでしょうか?

多くの方は探偵社への依頼に慣れていません。それどころか大体の人は初めてのことと思います。

インターネットで探すと多くの探偵社がヒットしますが、大手探偵社が良いのか、それとも個人経営事務所が良いのか、など考えることは沢山あると思います。

無難に大手に依頼すると考えるか、それとも料金や雰囲気を精査して個人探偵社を選ぶのか、というところですが、ここで探偵社の選択を誤ると大きな後悔をするかもしれませんので、慎重におこなうべきです。 感覚や自分の尺度で選ぶと失敗することがありますので、しっかりと知識を得た上で最良の判断をしましょう。

この記事では、大手探偵事務所と個人探偵事務所の特徴を踏まえ、妻の浮気調査に適した探偵社の選び方について現役探偵が解説します。

探偵事務所の種類と特徴

例えばレストランに、大手チェーン店と個人経営店、また宅配専門店など様々な業態があるように、探偵事務所にもいくつかの業態があります。

探偵事務所の業態は、大きく分けて以下の様に分かれます。

  • 大手探偵事務所
  • 個人探偵事務所
  • それ以外の探偵

探偵事務所における大手と個人との差は、法人かどうかという区別ではなく、資金力のちがいによります。

法人化していなくても資金力が高ければ大手という扱いになりますし、法人化していても探偵一人で動いている個人事務所のところもあります。

大手探偵事務所、個人探偵事務所にはそれぞれ特徴がありますので、まずはそれについてみていきます。

大手探偵事務所の特徴

大手探偵事務所の特徴は、先にも述べたように資金力があります。

資金力はイコール、信用と捉えることもできますので、その面では安心と言えるでしょう。

資金力が豊富なこともあり、大手探偵事務所は広告宣伝に力を入れています。これについてはほかの記事でも触れていますが、探偵事務所もほかの職種と同様、集客が必要です。

そのための方法がさまざまある中で、大手事務所はインターネット広告などに力をいれている傾向があります。

これも他業種と同様に、広告費は料金に転嫁されますので、ネット等でよく目にする大手事務所は、費用が割高であるのが通常です。

調査料金は一般に、稼働時間や稼働人数を元に算出されますが、大手の場合はそこに広告費の転嫁分が加算されます。

感覚的には大手は個人事務所の2倍~3倍程度に割高な料金設定がされている傾向です。 大手の場合は組織が大きく、人員などが豊富な可能性もあり、一般的な感覚からすると無難なイメージが得られるでしょう。

企業イメージとして有名人を広告に起用したり、有名弁護士との提携を大々的に打ち出したりも大手戦力の1つです。それを良しとするのであれば、広告料金分を支払ってもそちらを選択するのもひとつでしょう。

個人探偵事務所の特徴

個人探偵事務所は、大手事務所に比べると資金力が低いのが通常です。

そのため、お金をかけた大々的な宣伝はしていないことがほとんどで、集客方法として、一般向けにブログやコラムでの発信をしていたり、弁護士事務所等からの紹介などを主としています。

口コミや専門業種からの紹介で成り立っているということは、信頼度、技術力共に高いことを表していますが、もちろん全ての個人業者がそうという訳ではありません。

さらに大手よりも宣伝していない分、一般の人が信頼度や技術力を知るのが難しいというのが難点です。

すなわち、個人探偵事務所はどこに頼むかを選定することが一番ハードルが高いとされますが、いったん良質なところを選べば、料金以上のサポートを得られるということです。

良質な個人事務所であれば、事案ごとに丁寧にトータルサポートを行い、依頼者それぞれに合わせた対応を適正価格で提供してくれます。

それ以外の探偵

探偵の中にはフリーで活動している人がいます。 映画などで見ることがあるかも知れませんが、実生活では接点がない方がほとんどでしょう。

フリーの探偵は、大手や個人探偵社の下請けで仕事をするのが主で、自ら依頼者に働きかけることは基本的にはありません。

しかし常日頃から調査現場で活躍しているのはフリーの調査員が多く、大手や個人探偵社は、いかに優秀なフリーの探偵を抱えているかが調査力を維持するポイントとなります。

調査料金はかけている宣伝広告費と比例する

宣伝広告に力を入れている分、料金が割高になる傾向をお伝えしましたが、こちらではより詳しくそちらを見ていきましょう。

探偵社が、どの程度広告費をかけているかを計る目安となるのが、広告枠という部分ですが、具体的には以下のようになっています。

「浮気調査」というキーワードで検索すると、検索結果の一番上から順番に表示されるテキスト形式の広告を「リスティング広告」といいます。下図の「広告」と表示された部分です。

「リスティング広告」掲載をすると、「クリック課金制」という課金方法で掲載した業者に費用が発生します。

例えば「浮気調査」というキーワードでクリックされた場合、ワンクリック数百円から数千円(具体的な金額は時期や状況に応じて異なります)を探偵社がリスティング広告の掲載媒体であるGoogleとYahoo!に支払う仕組みとなっています。

「浮気調査」などの人気キーワードは、検索ボリュームが大きくアクセス数が稼げる分、クリック単価は高額です。

そして当然その莫大な広告費は、調査料金に上乗せされて依頼者に跳ね返ってくるわけです。

広告業者が運営する紹介サイトでピックアップされた探偵社

広告代理店やWEB業者が作成した、ポータルサイトやアフィリエイト広告があります。

おすすめの探偵社などがピックアップされていますが、当然全ての探偵社が記載されているわけではありません。

「あなたに合った探偵を紹介します」というキャッチコピーなどもありますが、実際はそのサイトに手数料を払った一部の探偵社が紹介される仕組みとなっています。

勿論だからと言って紹介された探偵が駄目だという事ではありませんが、紹介サイトのホームページではその探偵社を判断する材料にはならないという事です。

課金目当てで多くの探偵を一括で紹介するポータルサイトでは個々の特徴はわかりません。

会社独自のホームページにはその会社の考え方や想い、こだわりなどが表れるものです。 必ず個々の会社のHPを確認することが重要です。

浮気調査の料金相場は

東京都調査業協会が、都内の探偵業者に行ったアンケート結果では、浮気調査の費用平均は、調査員2名の場合だと、1時間当り1.5万円~2.0万円前後となっています。

  調査員2名体制の時間あたりの調査料金 2.0万円以上~2.5万円未満 36% 1.5万円以上~2.0万円未満 28% 1.0万円以上~1.5万円未満 24%(諸経費別)

東京都調査業協会HP参照

こちらを参考にすると、調査員2名体制の浮気調査で、1時間あたり1.0万円から2.5万円の幅で設定されている会社が9割弱を占めている事が分かります。

こちらを上回るような料金や、あきらかに下回っており安すぎると感じる場合も、理由を調べてみる必要があるかもしれません。

ちなみに調査員2名体制というのは、1名の対象者に対して浮気調査を行なう場合の基本的な人数となっており、たとえどんなに多くても3名以上はありません。

もしこれを上回る場合にも理由を問い合わせる必要があると思います。

妻の浮気調査に適した探偵事務所とは?

探偵に調査依頼をするときは、大手か個人かということよりも、自分が依頼する事案に適していて、かつ依頼者であるあなたが信頼できる探偵を選ぶことが大切です。

妻の浮気調査依頼に向いているかどうかのチェックポイントをご紹介します。

柔軟な対応ができる

妻は、限られた時間、限られた範囲で浮気をするケースも多いため、男性よりも行動パターンがつかみにくいことがあります。

また、夫である依頼者が、妻の行動を把握できていないなども珍しくないことから、それを調査する探偵には細やかさと、先読みをした上でのフットワークの軽さが求められます。

最初に決めた時間通りに見張っているだけ、というのでは効率よく現場を押さえるのが難しいということです。 ターゲットの状況を見定めて柔軟に動ける探偵がベストでしょう。

実際にあったケースでは、契約時に定めた方針である、1週間毎日、同じ時間、同じタイミングで行動調査をした結果、結局何もつかめず、費用と時間だけがかかったという事例もありました。

探偵は状況に応じた 提案をすることが必要となり、依頼者も結果が出ない時はやり方を検討する必要もあります。

妻の浮気を迅速正確にとらえるには、依頼者と協議を重ね、臨機応変な提案ができ、柔軟な対応が可能で小回りの利く探偵がおすすめです。

地元に強い

女性のケースでは、日常の行動範囲内など割と狭い範囲で浮気をしている可能性が高いです。

その理由は、仕事をしている女性であっても、家事や育児との兼ね合いから、使える時間が決まっていることが多いからです。

食事の支度時間や、子どもを送り迎えする時間などを考慮すると、遠方や行きにくい場所には出向くのが難しいため、浮気も近場で、というケースが少なくありません。

自分のよく知る地域で隠し事をする場合は特に巧妙になります。 そのため、妻の浮気調査は地元情報に強い探偵が望ましいといえます。

または、地元情報に明るくないとしても、ネットワークが広く、適切な情報を得ることができる探偵が良いでしょう。

信用度が高い

当たり前ですが、依頼者であるあなたが信用できると確信した探偵が、妻の浮気調査に適しています。

妻の浮気は誰にも知られたくないものです。 浮気調査をするということも知られたくないでしょう。

そして、浮気をされた方の心理状態は良好であるはずがなく、誰にも相談できず悶々と悩んでいるのが通常です。

そのことを理解して、しっかり寄り添いつつ、冷静な判断をしてくれるのが、妻の浮気調査に適した探偵です。

中には、悩んでいる依頼者の不安につけ込む探偵もいます。契約を急かせたり、見積もりが曖昧であったり、という探偵は辞めておいたほうがいいでしょう。

良質な探偵であれば依頼者の相談を聞いて、ある程度の見通しと見積もりをすぐに立てることができます。

そして、その上で、その場ですぐに契約することを探偵側から勧めることはありません。 これをクリアした上で、あなたが直感的に信頼できる、相性が良いと感じた探偵であれば、望む調査をしてくれる可能性が高いでしょう。

トータルサポートができる

人間の行動調査というのは非常に奥が深いものです。 パン屋さんでパンを買うように「それをください」というわけに行かないのが行動調査です。

探偵は、依頼者の希望・要望に沿うというのが基本的な姿勢です。 しかし、もっと言えば依頼者が真に求める情報を提供するのが探偵の本来の仕事です。

妻の浮気という非常事態で、依頼者は多かれ少なかれ通常ではない気持ちを抱えています。 また、浮気調査に慣れているという方は少ないので、多くの場合、手探りで解決法を探しているのが通常です。

依頼者が間違っているということではないのですが、「こうして欲しい」という要望が必ずしも、本当に知りたい結果に直結していないこともあります。

対して我々、探偵はこれまでたくさんの経験を経て、依頼者が求める結果を知るための近道や、適切な方法を冷静に推測して判断することができます。

依頼者が必要とするならば、そこまでのサポートをするのが良心的な探偵です。 そして、調査結果によっては、必要に応じてお話を伺い、場合によっては弁護士など専門家につなぐまでのサポート準備ができている探偵がお勧めです。

依頼者が依頼したことを依頼した分だけ応えるのではなく、トータルサポート力のある探偵が、妻の浮気調査に向いています。

探偵社選びに失敗したなと感じたら

そのときはここが良いと思ったり、適切にしっかり選んだつもりでも、探偵選びに失敗することがあります。

探偵選びの失敗例としては、「報告内容に納得がいかない」「報告内容が曖昧またはいい加減と感じる」「対応に不具合を感じる」などがあります。

依頼の途中や報告後に探偵社選びを失敗したと感じたときの最善の対処は、それ以上そこには関わらないことです。

報告書の不備を指摘したり、内容について言及すると、継続調査や、より詳細な調査方法などを勧められることがあります。

依頼者側はここまでやったのだからとつい、追加で依頼してしまうことがあるのですが、それはお勧めできません。少なくてもセカンドオピニオンとして別の探偵にその内容を相談するなどの対処は必要です。

その探偵社の能力が実際に低いのか、それとも単純に依頼者との相性が悪いのかはケースバイケースですが、いずれにしてもそれ以上調査を進めても思うようにはいかない事が大半です。

「ちがう」と感じたらそこで引き上げて、別の探偵社に依頼し直すなどを考えるのが、深傷を負わない一番の方法です。

まとめ

この記事では妻の浮気調査について、大手探偵社に依頼するのが良いのか、それとも個人探偵社を選ぶべきなのかを、 判断するために必要なそれぞれの特徴と、妻の浮気調査に適した探偵のチェックポイントについて解説しました。

大手、個人それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが良いかは依頼者個人の価値観によるところがあります。 いずれにしても、あなたの望む調査を適切に行い結果の出せる探偵を選ぶべきでしょう。

後悔しないために、まずは無料相談で複数の探偵社探しをしてください。この記事が妻の浮気調査でお悩みの方に参考になりましたら幸いです。

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