探偵に浮気調査を依頼したいと考えている方は、調査期間がどれぐらいになるのか気になるのではないでしょうか。
調査期間が長期に及べば必然的に費用が高くなりますし、精神的な負担も重くなります。ただ、調査期間はケースバイケースですべての人が同じではありません。
この記事では調査期間の大まかな目安と、なるべく早く終わらせるコツについて解説します。
浮気調査の調査期間は目的や難易度によって異なる
冒頭で述べた通り、浮気調査の調査期間は人によって違います。なぜなら目的や難易度によって変わるからです。探偵に浮気調査を依頼する主な目的は以下の通りです。
- 浮気の事実を明らかにしたい
- 離婚や慰謝料の請求の為に浮気の証拠が欲しい
もしも目的が浮気の事実を明らかにしたいだけなら、1週間以内の期間で終わる可能性があり、最短だと1日目ですぐに証拠をつかむケースもあります。その場合は費用も安く済みますし依頼者にとって理想的な結果だといえるでしょう。
一方の離婚や慰謝料請求のために浮気の証拠が欲しい場合は、反論の余地がないほど決定的な証拠を用意する必要があります。
具体的には複数の浮気現場の証拠などですが、この場合は最低でも2週間はかかりますし、1ヶ月以上に及ぶこともあります。また、パートナーが浮気の発覚を警戒している場合は、通常と比べて難易度が高くなってしまうことも頭に入れておかないといけません。
探偵に浮気調査を依頼した場合の調査期間にばらつきが生じるのは、このような事情があるからです。以下でさらにくわしく解説します。
浮気の事実を明らかにしたい時は1週間前後
浮気をしているパートナーに証拠を突き付けてやめさせたいなど、関係を修復するのが目的の場合の調査期間は1週間前後が目安となります。
パートナーが確実に浮気をしているとわかる証拠を1度でも押さえれば目的達成です。たとえばパートナーが浮気相手とラブホテルに入る瞬間の証拠などが該当します。この証拠を突き付ければ、パートナーは浮気を認めざるをえません。
また、パートナーの浮気がほぼ確定的で確実な証拠だけが欲しい場合や、浮気相手に関する詳細な情報を知りたい時なども同様です。運が良ければ1日目に証拠を押さえることができ、短期間で終了するケースもあります。運悪く空振りすることもありますが、調査期間が長期に及ぶことは少ないです。
離婚や慰謝料の請求が目的の場合は最短でも2週間以上
単に浮気の事実を明らかにしたい時とは異なり、離婚や慰謝料の請求が目的の場合は最短でも2週間以上かかるのが一般的です。
この目的の場合は1度だけの浮気では証拠として弱いため、複数の浮気現場の証拠を押さえる必要があるからです。パートナーが浮気をしていると確実に証明できる証拠です。言い訳や言い逃れを許さないようにしないといけません。
複数の浮気現場の証拠を押さえる必要がある性質上、最短でも2週間以上はかかってしまうケースが多くなります。もしも運悪く空振りが続いた場合は、決定的な証拠が集まるまで1ヶ月以上かかることも覚悟しておかないといけません。
離婚や慰謝料の請求で効果的な証拠を複数回収集する為にはどうしても時間がかかってしまうことがあります。
パートナーが浮気の発覚を警戒している場合
パートナーが浮気の発覚に対してどのぐらい警戒しているかも、調査期間に影響を及ぼします。パートナーが浮気の発覚に無警戒なら、探偵は大胆に調査に取り組めます。
先手必勝でアグレッシブに動けるため、結果的に短期間で調査が終わりやすいです。ですが、パートナーが浮気の発覚を恐れてやや警戒している場合は、慎重に調査を進めないといけません。
万が一気付かれてしばらくの間、浮気を控えられたら証拠を押さえるのは困難になるからです。警戒をかいくぐって証拠を押さえなければならなくなった場合、2週間以上かかってしまうこともあります。
もしもパートナーが探偵の存在に気付いていたら、最高レベルの難易度になります。尾行しても逃げられかねないですし、そもそも浮気相手と会わなくなってしまいます。このケースでは1ヶ月以上、場合によっては数か月かかってしまうことも視野に入れておいてください。
探偵の浮気調査をなるべく早く終わらせるコツ
依頼者は費用や精神的な観点から、探偵の浮気調査をなるべく早く終わらせたいと考えるのが普通です。
長引いて良いことは何もないですし、早く終わるに越したことはありません。なるべく早く終わらせるコツは以下の通りです。
- 浮気調査の目的を明確にする
- 依頼前にできる限り情報収集しておく
- 調査日を慎重に選ぶ
以上の点を意識することで、浮気調査の期間を短くできます。どれも効果的ですので覚えておいてください。なぜ効果的なのかを以下でさらにくわしく解説します。
浮気調査の目的を明確にする
探偵に浮気調査を依頼する目的を明確化することで、調査期間の短縮に効果があります。
浮気調査の目的を、依頼する探偵にはっきり伝えてください。依頼者の目的が定まっていれば、自ずと探偵の行動も決まります。探偵の行動に無駄がなくなるため早く終わりやすくなり、また依頼者と探偵の認識違いによるトラブルも生じにくくなります。
依頼前にできる限り情報収集しておく
パートナーの浮気に関する情報が豊富なら、探偵は短期間で調査を終えやすくなります。
パートナーの情報はもちろんのこと浮気相手の情報もつかんでいれば、ピンポイントで調査することも不可能ではありません。浮気場所はどこなのか、どのような移動手段で浮気場所に向かっているのかなど、できる範囲で事前に情報収集しておきましょう。
ただし、自分で調べることに熱が入り過ぎるのは危険です。情報収集は大事ですが、周りの状況が見えなくなってしまい、探っていることをパートナーに気付かれたら元も子もありません。
前項でも述べましたが、パートナーが探偵の存在に気付いた場合は最高レベルの難易度になってしまいます。事前に情報収集をする場合は、パートナーに気付かれないように細心の注意を払ってください。
調査日を慎重に選ぶ
いつパートナーが浮気相手と密会するのか、その日時がわかっていれば浮気の証拠を押さえやすくなります。調査が空振りに終わる可能性が低くなるため、必然的に調査の回数が減り、無駄のないピンポイントでの証拠収取ができるのです。
調査の精度を高めるためには、パートナーの生活パターンを把握する必要があります。たとえば毎週特定の曜日だけ残業を理由に遅い時間に帰宅する場合などは、浮気をしていておかしくありません。生活パターンを把握してもピンポイントで調査日を指定するのは難しいですが、上手くいけば調査の日数を減らせます。
一緒に生活しているからこそ分かる行動パターンや、日々のルーティーンの把握は空振りを避けるために効果的です。いつ浮気をしていそうなのか事前に調べておくことで、浮気調査の調査期間を短縮できます。以下では調査日の選び方について解説します。
効果的な調査日の選び方とは
同データは弊社が「浮気をしたことがあると回答した1,001人」に行ったアンケート結果です。この結果によると、会う頻度(単一回答)は月に2~3回が一番多く、次いで月1と週1がほぼ同じ、週に2~3回という人も13%近くに上ります。浮気をしている人の82%以上は月に最低1回は密会しており、3割以上は週1回以上会っているという訳です。
さらに曜日(複数回答)で見てみると、週末の金曜日・土曜日が一番多く回答されています。このようなデータに普段から一緒に生活しているからこそ分かる行動パターンや、生活のルーティーンを分析した結果を加味して、調査日を選んでみても良いかもしれません。
浮気調査の調査期間は事前の準備次第で短縮できる
この記事では探偵に浮気調査を依頼したいと考えている方なら、誰でも気になる調査期間について解説しました。
記事で述べた通り、浮気調査の調査期間は目的や難易度によって異なります。浮気の事実を明らかにしたいのか、離婚や慰謝料請求のために浮気の証拠が欲しいのか、目的によって時間がかかってしまう場合があり、目的は同じでもパートナーや浮気相手の動き次第で結果が出るまでの時間が異なってくることがあります。
ただ、浮気調査の目的を明確にしたり依頼前にできる限り情報収集しておくことで、調査期間の短縮が可能です。精神的にも金銭的にも負担がかかる浮気調査をなるべく早く終わらせたいと考える方が普通だと思います。
十分に準備を整えてから探偵に依頼するためにも、この記事でご紹介した内容がお役に立てば幸いです。