既婚・未婚を問わずパートナーのいる女性の、約3割が浮気・不倫を経験しているというデータがあります。
実際に探偵事務所への妻の不倫相談は年々増加しています。すなわち妻の浮気や不倫は他人事ではなく、誰にでも可能性があるということです。
妻の態度や行動、また周囲の反応などから「おかしいな」と感じたら、適切に対処する必要があるでしょう。
この記事では、妻が不倫しているかどうかの見抜き方と、後悔しない対処方法について現役探偵が解説します。
目次
妻の不倫兆候5つ
好きな人ができたり、実際に不倫をしている妻の行動には変化が現れます。
ただし女性の場合はそもそも、男性よりも秘密を隠すのがうまいため、わかりにくいのが現実です。
また、現代の女性は結婚後も仕事を持っていたり、外部と積極的に関係があったりで、常に変化にさらされているため判断がつきにくいといえます。
とはいえ、不倫をしている女性には共通の行動が表れる場合も多く、下記のような不倫兆候が複数見られるときには、注意が必要です。
1.行動パターンが変わった
不倫を始めた妻は行動パターンが変化します。
出勤、帰宅時間が変わったり、友人との外出が増える、これまでやっていなかったことを始めるなどがあります。
そして、これらが不倫に起因する行動変化である場合、それらについて疑いを向けられないよう、例えば「新規プロジェクトの都合で週に一度、別の支社に行くことになった」「サークルの役を引き受けることになった」など、もっともらしい理由付けをする傾向があります。
また、目につく行動パターンに変化がなくても、「利用するスーパーやデパートが変わった」なども要注意です。
ルーティンである買い物は、生活圏内で行うのが通常です。それに変化があったということは、行動範囲が変わったことの現れです。
行動パターンの変化は不倫の兆候のひとつといえます。
2.スマホを気にしている
不倫をしているとスマホが常に気になります。
スマホを肌身離さず携帯していたり、逆にどこかにしまい込んでいるなどの行動が目立った場合は要注意です。
これは、配偶者にスマホを見られないためであったり、不倫相手からの連絡が気になって仕方ないゆえの行動です。
ほかにもスマホ本体や、メッセージアプリでロックがかけられるようになったなども注意するポイントです。
一般的に不倫相手との連絡は、LINEなどメッセージアプリを使うことが多いですが、妻がかなり用心深い性格であるならば、不倫の連絡はメッセージアプリ以外の媒体を使っていることもあります。
フリーメールやビジネス用チャットアプリなどが使用される可能性があることも考慮しておくとよいでしょう。
3.身につけるものが変わった
女性が恋に落ちると、服装やメイクに変化が現れます。
機能性重視の装いだったのが、フェミニン、セクシーな服を身につけるようになったり、ナチュラルメイクをやめて華やかなメイクになったり、スキンケアに力を入れたりします。
ただし、妻が仕事を持っていたり、意識の高いタイプであれば普段からそれなりに身なりには気を配っていますので、不倫が始まったからと言って、男性である配偶者の目にわかるほど明らかな変化はありません。
ですが、そんなケースも含め、不倫している女性の多くに見られる特徴は「下着の変化」です。
恋が始まった女性は、男性を意識した下着を身につけたり、頻繁に真新しいものに取り替えるなどの行動変化があります。
これまで意識したことがないかもしれませんが、洗濯時やクローゼットなど、チェックしてみることをおすすめします。
4.ポジティブな反応が増えあなたへの要求が減った
不倫をしている女性は、恋愛の高揚感を持っています。
そのため、態度が前向きになり言動も明るくなりやすい傾向があります。また、あなたにぶつける不満や要求が少なくなるのも特徴です。
妻のこのような態度が変化する裏には、彼女が不倫によって女性として満たされているという事実が隠れていることがあります。
不倫恋愛は末期まで進むと罪悪感が大きくなりますが、初期から中期においては実生活や現実から切り離されているため、純粋に恋愛の楽しさや喜びにあふれています。
都合のよい部分だけを思い切り愛したり、愛されたりするので、不満が生じにくいということです。
不倫恋愛で心が満たされると、あなたへの要求や期待は薄れます。
そして、あなたに不満やいらいらをぶつけることが少なくなります。
依頼者の中には「妻が不倫をしているかと思っていたが、最近の彼女のあたりがやわらかいので勘違いかもしれない」と考える方がいますが、残念ながら実際には逆です。
あなたへの要求が減った、ポジティブに見えるなどは、不倫の兆候のひとつです。
5.スキンシップを拒まれる
女性は一般的に複数の異性を受け入れることができません。
余談ですが、男性であれば、浮気相手を複数持ったり、不倫しながら妻との夫婦関係を持つケースが珍しくありませんが、女性はこれにはあたりません。
好きな相手がいるのであれば、配偶者と関係を持つことを本能的に避けようとします。
また、一過性の不倫であったとしても、女性の場合、性的交渉を持ったことで相手を好きになります。
従って、いずれにしても不倫をしている妻は、夫とのスキンシップは「できない」状態になるのです。
ただし、妻の方は理由なく夫とのスキンシップを拒否することが、利口ではないと頭で理解しています。
ですので、拒否しつつも出来る範囲で応じようとはする確率が高いでしょう。
何かしらの理由をつけて、スキンシップを完全に拒まれるようになった、または頻度がかなり減っているのであれば、妻が不倫している可能性は認められます。
不倫かなと感じたら、取るべき行動
不倫の兆候と照らし合わせ、あなたの予想が正しいかもと直感が働いたら、速やかに次の行動にうつりましょう。
このときに大切なのは適切な行動を適切な順番で取ることです。
ここでの出方によって、これから進む未来が大きくちがってきます。
あなたにとって、最も良い結果を得るために取るべき行動について順を追ってご紹介します。
ステップ1:冷静な観測と修復のための行為
まず最初にやるべきは、現状を大きく変えずに問題を解決するために、できることがないかを探すことです。
妻の様子を伺いながら、状況を好転させる行動を考えましょう。
監視ではなく客観的観察する
不倫への対処で終始一貫して最重要なのは冷静でいることです。
気持ちの揺れを押さえて、相手を客観的に観察しましょう。
ここでのポイントは監視ではなく観察に留めるということです。
予定や行き先を執拗に尋ねたり、それを阻止する行動は相手のガードを固めさせてしまいます。
また、持ち物やスマホのチェックもこの時点では控えた方が良いでしょう。
物的な証拠は不倫が確定し、離婚に向かうと決めたときには非常に重要ですが、今はまだその時期ではありません。
早々に物証探しをすると、女性は敏感ですのでそれに気づきます。
そうならないよう、今はできるだけ穏やかにフラットな態度で妻を観察し、細かな事実を確認することに努めてください。
穏やかに接する
不倫恋愛は、通常の人間関係と同様に、当事者同士の関係性が常に変化します。
もし、妻の不倫が現時点で未遂であったり、まだ始まったばかりであれば、あなたの行動次第で、妻自らが不倫を辞めるよう仕向けることができます。
例え、不倫関係に深く入り込んだ状態であっても、タイミングが合えばそれは可能です。
あなたは妻と適度な距離を取りつつ、感謝を伝えるなど愛ある行動を取ってみてください。
妻が不倫をしている、または疑わしい状況で、相手をいたわるのは簡単ではありません。
しかし、この時点では妻の不倫はまだ「疑惑」または引き返しのできる段階です。
北風と太陽の法則で、あなたが強い行動に出れば、相手は不倫の方に傾きます。
反対にあなたが太陽でいることで、妻が自分で問題解決する可能性は十分にあります。
あなたにとって最終的に良い方向に収めるために、ここではまだ穏やかに妻に接することが大切です。
ステップ2:事実の見極め
ステップ1の行動をしばらくしてみたけれど、状況に変化がなく疑惑が解消されない場合や、行動の過程でより疑惑が深まったなどであれば、ステップ2の行動、事実の見極めに移ります。
事実の見極め、すなわち本当に不倫をしているのか、しているのであればどのような相手と、どのような状況なのかなどについての調査です。
そのためには、妻の行動確認、周囲に聞き込む、スマホやパソコンをチェックして証拠を入手するなどが考えられます。
これらは、あなたが自分で動いたり、知人に頼むなどでも可能となりますが、必要な証拠を的確に手に入れるためには、まず、ご自身の望むゴール設定をすると同時に、調査について事前に情報を収集して冷静かつ、忍耐を持って挑む必要があります。
なので、できればこの時点で探偵への依頼も検討することをおすすめします。
その理由として、依頼者がすでにあれこれ調査活動を実践していた場合、妻にそれが知られていたり、それが元で関係が悪化している場合があるからです。
そこからご依頼いただいたケースでは、探偵による調査が難しくなるため、結果的に時間も費用も通常以上にかかるケースがあります。
妻の不倫について事実をはっきりさせたいのであれば、早い段階でまずは探偵に相談してみるのもひとつの解決手段です。
妻の不倫を疑ったときにやってはいけないこと
「妻が不倫をしているかもしれない」ときに、感情的になるのはタブーです。
気持ちが高ぶると、事実を冷静に判断できず、それが態度に表れて妻に悟られる危険があります。
感情が揺れていると、ちょっとしたことでもケンカになってしまいます。
配偶者の不倫について冷静でいるのは生半可なことではありませんが、問題が大きくならないように、心を強く持ってください。
「怪しい」程度で探偵に依頼できる?
探偵にできることは不倫の事実確定だけではありません。
「怪しい」という疑惑を払拭するために、探偵に依頼いただくことも珍しくありません。
妻の不倫を疑った際に、探偵に依頼できることは以下のようなものがあります。
- 不倫をしているかの事実確認
- 不倫相手の素性確認
- 慰謝料請求や離婚に備えた証拠収集
ご自身で確信がもてない場合や、反対に事実を知る準備ができていないケースなどでも、まずは相談してください。
探偵は、依頼者の状況やお考えを踏まえて、最も良い結果に向かうようサポートいたします。
まとめ
この記事では、妻の不倫について、それを見抜くためのポイントと、対処方法について解説しました。
女性の不倫は、男性のそれとはちがい、簡単には気づけません。
丁寧に事実を重ねて分析する必要があり、そこで適切ではない行動にでると、問題を悪化させることがあるとご理解ください。
冷静に適切な対応で、後悔しない未来に進まれることを祈りします。
この記事が、妻の不倫疑惑でお悩みの方に参考になれば幸いです。