パートナーの浮気を疑い探偵への調査依頼を前向きに検討している方は、いつ浮気調査をすれば良いのか悩むのではないでしょうか。
もしも浮気調査を実施した日に浮気がなければ、調査は空振りに終わってしまいます。
人の行動を完全に読み切ることは難しいので百発百中は不可能ですが、なるべく空振りの日は避けて効率的に浮気調査を実施したいですよね。
そこで、浮気調査はいつ実施するのが適しているのか、現役の探偵にインタビューしました。探偵への調査依頼を考えている方は、参考にしてみてください。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
いきなり単刀直入にお聞きしますが、浮気調査はいつ実施するのが適しているのでしょうか?
調査が空振りになりにくいのは、浮気相手と密会する日時がはっきりわかっている時です。
密会する前は、スマホなどで浮気相手と連絡を取りますよね。
パートナーのスマホのLINE・メール・SNSなどを事前にチェックして日時がわかれば、浮気調査が空振りに終わる可能性は低いといえるでしょう。
なるほど。密会の日時がわかっていれば確かに証拠をつかみやすいですよね。他にはありますか?
特定の曜日に絞るのも効果的です。
たとえば浮気相手の職業がサービス業で、毎週水曜が休みだとしましょう。
その場合は毎週火曜の夜に浮気しやすくなります。水曜が休みなら次の日を気にしなくて良いですからね。
つまり、火曜日に浮気調査をすれば、証拠をつかめる可能性が高いということです。
特定の曜日に密会するケースは思いのほか多いですよ。
2人のスケジュールが合う特定の曜日ですか!言われてみると納得です。今思いついたのですが、クリスマスなどのイベントはどうなんでしょうか?
クリスマス・バレンタインデー・ホワイトデー・誕生日などのイベントも浮気する可能性は高いです。
ただしその場合はイベント当日というよりは前後の日程で密会をする可能性が非常に高い傾向があります。
流石にイベントの当日だと疑われてしまうのではないかという心理が読み取れる行動ですね。
なので私たちはイベント当日よりも数日前から数日後に絞って調査を行う提案をすることが多く、実際に予想が的中する事も多いです。
なるほど、イベント当日よりも前後が怪しいのですね。あと自分から罠を仕掛ける人もいるという話は本当ですか?
本当です。
たとえば「週末の3日間は実家に帰省するから」とパートナーに告げ、家をわざと留守にして浮気しやすい環境を作ります。
早めに伝えておけば、パートナーは浮気に対して意欲的になります。あえて隙を見せる作戦ですが、罠に引っかかるケースは少なくありません。
当社でも依頼者にお勧めしている方法の1つでもあります。
本当の話だったんですね、驚きました。浮気調査の空振りを防ぐための注意点はありますか?
浮気相手と密会する日時がはっきりわかっているのがベストですが、現実はなかなか思い通りにいきません。
浮気調査の絶好機は、直前にわかることが多いです。
ただ、探偵にも都合がありますので、直前に連絡を入れてもすぐに対応してもらえるかはわかりません。
ですから事前に探偵に依頼し、何時間ぐらい前なら要請に応じられるのかを確認しておきましょう。
直前の要請には特別料金が加算される場合もありますので、詳細を把握しておいてください。
サービス内容は探偵社ごとに異なります。
探偵と十分に意思疎通しておけば、良いタイミングで浮気調査を依頼できますよね。それなら空振りしにくいです。それがベストの方法なんでしょうか?
いいえ、実はそうとも言い切れません。
最も無難で着実な方法は、空振りも覚悟で一定期間連続して浮気調査することです。何の工夫もない安直な方法ですが、堅実なところが最大の魅力です。
パートナーが浮気相手と密会する瞬間を予測して狙い撃つのは、口で言うほど簡単ではありません。
パートナーや浮気相手の行動は急に変わることがありますし、たまたま会わない可能性もあります。
その逆に何日も連続で会ったり、思ってもみなかったタイミングで密会することもあります。
結局人の行動を完全には読み切れないので、それならローラー作戦ですべて調査しましょうという考え方です。
その方法が堅実だと頭ではわかるのですが、もしも空振りが続いたらショックが大きいと思うのですが。
おっしゃる通りで、空振りが続くと「もしかして浮気してないのでは」と考えたり「やはり狙い撃つやり方が効率的では」と、心変わりすることがあります。
いずれも空振りが続いたことによるショックが影響していますが、そこは我慢のしどころです。
弊社が浮気について調査したところ、1週間に複数回密会するケースが非常に多く、その逆の1週間に1回以下はかなり少ないレアケースです。
つまり、1週間すべての曜日で浮気調査すれば、かなりの確率で浮気の証拠を押さえられるということです。
日時や曜日をピンポイントで狙い撃つのが最も効率的なのは否定しませんが、確実性を重視するなら1週間すべての曜日を調査するのもおすすめです。
それがどうしても難しい場合は、平日5日間だけでも構いません。探偵に依頼する時は一定期間連続して浮気調査することを検討してみてください。
くわしくご説明いただきありがとうございます。狙い撃ちにこだわった時の失敗例があれば教えていただきたいのですが。
わかりました、実際にあった失敗例を守秘義務に反しない限度で改変を加えてご紹介します。
これは夫のAさんが妻の浮気を疑ったケースです。
妻の浮気に気付いたのは、こっそりスマホを見たからです。
妻の浮気はほぼ間違いなかったため、離婚を視野に入れて弊社に浮気調査を依頼しました。
スマホから得た情報で密会の日時が判明していたので、その日を調査日に指定しましたが、誤算だったのは急な変更で密会が取りやめになったことでした。
当然その日は空振りとなってしまいましたが、実はそのようなことは調査を依頼するに於いて良く起こり得ることなのです。
私たちは焦らずに次のチャンスを狙おうとAさんに伝えましたが、なかなか次のチャンスが訪れないことに苛立ちを募らせたAさんは、毎日のように妻のスマホをチェックするようになりました。
「次こそは絶対に空振りをしたくない、より確実に密会の日時を把握してから依頼したい」と焦りがあったのでしょう、多少危険を冒してまで妻のスマホを強引に見ようと試み始めた時、とうとう運が悪くその現場を妻に目撃されてしまったのです。
当然妻は警戒心を強め、スマホのパスコードは変えられてしまいます。
実はこのような焦りからくる自爆行為も調査を依頼するに於いて良く起こり得ることで、どんなに忠告をしても失敗するまでやり続けてしまう依頼者の方は後を絶ちません。
妻は警戒心を強め行動も予測できなくなったことから、今は浮気調査するタイミングではないと判断した弊社はAさんにアドバイスしました。
後悔したAさんはアドバイスに従ってくれたのですが、その後も妻が浮気している証拠をつかむことはできませんでした。
現在は離婚しないまま、今も冷え切った夫婦関係が続いています。
Aさんの心情は十分理解できるのですが、その一方で焦らなければと思わずにはいられませんね。どうすれば良かったのでしょうか?
最初の調査が空振りに終わった際に、それは仕方のない事でただ単に運が悪かったのだからと気持ちを切り替えていたら結果は変わっていたかもしれません。
ですが幸か不幸かAさんは妻のスマホを見られる状況でしたから「次こそは絶対に空振りをしたくない」と考え、より一層スマホにこだわったことが結果的に良くなかったですね。
何度かチャンスを狙えば必ず結果は得られると考え、百発百中では無くトータルで成果を出すことに切り替えることが必要だったと思います。
浮気調査を実施するタイミングの難しさがよくわかりました。最後に何か一言あればお願いします。
浮気調査を実施するタイミングについてお話させていただきました。
日時が明らかな場合は、ピンポイントで狙い撃つのが最も効率的です。それで証拠がつかめれば、他の日を調べる必要はありません。
ただ、人の行動は予測できない部分があり、狙い撃った日に浮気しないことがあるのも事実です。
一発必中にこだわると焦って余裕がなくなり、失敗してしまうケースもあります。
確実性を重視するなら一定期間連続して調査するのがおすすめです。
空振りがあるとショックは大きいですが、そこは我慢のしどころです。
浮気調査に焦りは禁物ですので、心の余裕を忘れず確実に証拠をつかんでいきましょう。