過去にお世話になった方にもう一度、会いたい。それは誰しもが思うこと。
すぐに連絡のつく相手であれば良いのですが、何らかの事情でなかなかそういかない場合には、思いを叶えるためにまずは居所探しからする必要があります。
人探しはやみくもにやってもなかなか簡単にはいきません。
今回は、恩師や恩人などお世話になった方を探す方法について現役探偵が解説します。
あなたの思いを開く一助となれば幸いです。
目次
恩師や恩人を自力で探すことはできるのか
学校時代や習い事などの恩師。何かのご縁でお世話になった方などに会いたいと思う方は珍しくありません。
家出人探しや行方不明者探しと比較すると、恩師や恩人の方は社会の一般的な枠で生活している可能性が高いため、自力で探すことも不可能ではありません。
ただし、社会的な事情や健康問題で外部連絡を絶っていたり、以前とはまったく異なる環境に身を置いているなどであれば簡単にはみつからない可能性もあります。
まずは自力で探してみて、手がかりが得られないようならプロに頼むなどほかの手段を考えるのが良いでしょう。
恩師や恩人を自力で探す方法
その人についてまずは自分で探してみたいと思うときに試したい方法があります。
恩師や恩人を自力で探す方法についてみていきます。
インターネットを利用する
人探しで大きな味方となり得るのがインターネットです。本人がSNSを利用していることもありますし、何らかの情報がそこで得られる可能性もあります。
名前はもちろんですが、その方が在籍していた組織やグループで検索してみると手がかりが得られることもあります。インターネット上で、直接本人を見つけることができなくても何か糸口を見つければたどり着けることもあるでしょう。
ただし、中にはインターネットとはまったく関わらずに生活している人もいますので、そういった方の場合は別の手段で探すことを考えてください。
学校など繋がりの場に尋ねてみる
探したい相手が恩師などであれば、その方と接点のあった学校やスクールに尋ねてみるのが早そうです。
最近では個人情報の観点から簡単に教えてくれない可能性も高いのですが、直接出向いて、探し手が卒業生であることや、その方を探す理由を開示すれば、何らかの方法で取り持ってもらえることもあります。
こちらは、うまくいけば、スムーズな方法ですが時間が経過しすぎて該当人物の情報がそもそもそこにない可能性や、スクールなどであれば、一時的な講師であった場合は、情報を管理していないということがあります。
過去の知り合いに問い合わせる
探したい方と共通の知り合いなどがいれば、その方や知り合いのまた知り合いなどのツテを頼るのもひとつです。
探したい恩師に共にお世話になった同級生などの中には、卒業後にもそのままその先生とつながっている人がいたりします。
もし、SNSなどで学校関連のグループがあれば、そこに尋ねてみると反応が得られることもあります。
新聞広告を利用する
最近では少なくなりましたが、新聞には人探しなどの個人広告を掲載することができます。
インターネットであれば情報が多すぎて必要な人に届かなかったり、探す対象者が高齢であればそれに関わっていない可能性もありますが、アナログなこの方法であれば意外なところから本人につながることもあります。
特に地方紙などは、地元の事業者なども丁寧に目を通しているケースが多いため、その人につながる情報に行き当たるかもしれません。
恩師や恩人を自力で探すときの注意
お世話になった人を自分で探すことは、不可能ではありません。しかし、その過程で想定外のことが起きることも考えておく必要があります。
恩師や恩人を自力で探すときの注意点についてみていきます。
時間がかかることがある
人探しは相手の素性や背景によっては、簡単に見つけられることもあります。
しかし、場合によっては思うよりも難航して時間がかかるケースも。
特に現代の事情から、電話などの問い合わせでは答えてもらえないことがありますので、その場合は直接出向く必要があったり、それでも手掛かりが掴めないなど、なかなか上手くいかないことも多々あります。
人探しにはそれなりの時間と、それに必要な費用がかかることはまず考えておきましょう。
相手の事情によっては迷惑なことも
人の人生はさまざまです。探したい相手の方が、あなたの想定しうる人生を歩んでいるとは限りません。また、人によっては過去に追いかけられるのを好まない方もいます。
過去の事例から、探す側の思いだけを押し通すと相手の迷惑になるケースもみられました。
もし、居所がわかったとしても会うことが叶わなかったり、会わない方が良いこともあると理解しておくとよいでしょう。
できることに限りがある
個人で人探しを行う場合、そこには限界があります。インターネットなど、誰でも使えるツールであれば時間さえかければ利用できますが、そこでの情報が得られたとしても有益なものとそうでないものが混じっています。また、インターネット上の情報は真偽の確認が難しいのも難点です。
有益で正確性の高い情報は、個人では閲覧が難しい書類の確認であったり、そもそも個人の問い合わせには答えてもらえないものであったりします。
そんなことから、あと一歩のところでみつけられないという可能性があり得ます。
トラブルに遭う可能性
人探しをするときには、慣れない場所や人を訪ねることがあります。探している人は目的を持っていますので、それ以外のことについてそれほど考えないかもしれませんが、そこで出会う人が同じ感覚でいるとは限りません。
出会う相手や訪ねた場所によってはトラブルに遭ったり、物理的な被害はなくてもイヤな思い、怖い思いをすることがあります。
探偵に頼った方が良いケース
ここまでは自力で恩師や恩人を探す方法についてご紹介しました。それで見つかりそうなら問題ありませんが、中には人探しのプロ、探偵を頼った方が良いケースもあります。
どのような場合に探偵に頼むべきかについてみていきます。
自力で見つけられなかった
まずは自力でその人が見つけられなかったケースです。
そもそも何の手がかりもなかったり、あと少しのところまでは近づいたけれどどうにもならないなど。
いずれの場合も自分の範囲で考えてそれ以上が難しいのであれば、プロにゆだねるべきでしょう。
人間は自分の範囲外の想定をするのが難しい生き物です。その人を探すのに「たぶん~だろう」と考えて探し始めると思いますが、その想定が外れれば、次の手を打とうにも思いつかず、思いついたとしても似たような手法が浮かぶのが通常です。
その点、探偵はその道のプロですから、さまざまな角度からアプローチすることができます。また、一般の方ではアクセスできないポイントに近づくことも可能です。
そんなことから、どうしても探したい。でも自力では難しいと感じれば探偵に頼むのがベストです。
タイムリミットがある
「いつまでに見つけたい」というタイムリミットがあるなら、できるだけ速やかに探偵に依頼することをおすすめします。
探し手または探したい相手の年齢的なリミットや、個人的な状況など、時間は無限ではありませんので、ぐずぐずしているとすぐに時間は流れます。
「今のうちに会っておきたい」といった時間制限があるなら後悔しないよう、迷わず探偵に依頼してください。
人に知られず探したい
探していることを人に知られたくないケースでは、探偵調査が役立ちます。
依頼時にそのことを伝えておくと、意向に沿って調査や一連の対応がなされます。相談について他言することはありませんので、まずは無料の事前相談をご利用下さい。
相手のことが全くわからない・周りから難しいと言われるケース
その人と疎遠になって時間が長く経過しているケースや、恩人ではあるけれど素性がよくわからないなどであれば、探偵に調査を依頼するのが無難です。
時間が経てば、生活状況が変化していることがあります。また相手について詳しくわからないのであれば、自力ではなかなか糸口をつかむのが難しいでしょう。
一般的に考えれば探し出すのが難しいケースであっても、探偵であれば独自のノウハウや調査方法を持ってアプローチできる可能性があります。
家族や友人などが「それは無理だ」と言うケースでもあっても、本当に見つけたいのであれば、一度、探偵にご相談ください。
時間がないなど物理的に難しい
時間がない、人探しを行う体力がないといった物理的に自力での調査が難しいときに探偵をご利用ください。
人探しを自分でやろうとすれば、相当な時間がかかります。通常の社会人であれば、仕事や日常生活と並行してそれをやるわけですから、簡単ではありません。
また、病気など体力的な問題で自分で行動を起こせないケースもあります。
そんなときは、探偵があなたに代って人探しを行いますので、諦めずにお声がけくだされば幸いです。
探偵が対応できるケース
探偵は、事件性のある事案や、ストーカー行為につながるもの、社会通念上問題が認められるケースなどをのぞく、あらゆる人探しに対応しています。
見つかる可能性についてですが、事案や状況により異なります。何においても絶対はありませんが、自力で探すよりはかなり確率は高く、加えて早く答えが出るでしょう。
いずれにしても、一般の方が「難しい」と判断することでも、探偵であれば対応できることもあります。
恩師や恩人を探すのに適した探偵の選び方・ポイント
恩師や恩人の調査依頼をするのに、どんな探偵を選べば良いのかと迷うかもしれません。
成果が得られるかどうかや、トラブルなく調査が遂行されるかどうかは、あなたの探偵選びにかかっています。
一般的に、探偵の利用に慣れている方は少ないので、ホームページの広告などで判断してしまいがちですが、後悔しないためにポイントを知ってしっかり見極めることが大切です。
恩師や恩人を探すのに適した探偵の選び方についてご紹介します。
親身に対応してくれるかどうか
実際の探偵は、映画やドラマのような個性的な人間ではありません。人として依頼者に寄り添い親身に対応してくれるのが良い探偵です。
話しにくい相談であっても、「この人なら大丈夫」と思える対応をしてくれる探偵に依頼しましょう。
ニーズを的確にくみ取りそれに沿ってくれるか
目的は「人探し」であっても、依頼者の数だけ物語や背景がそれについています。
最終的な目的や、なぜその人を探したいのか。また、見つけたときにどうでありたいかなど、さまざまな思いがあるもの。その思いが目的につながっていますので、それを的確にくみ取ることが出来る探偵でなければ、満足のいく結果を出すのは難しいのです。
あなたが得たいのは、紋切り型の返答ではなく満足のいく結果のはずです。そうであれば、ニーズを的確にくみ取ってそれに沿ってくれる探偵に依頼すべきでしょう。
小回りが利く
小回りが利いて相談しやすい探偵事務所が、恩師・恩人探しに適しています。
地元密着で実績のあって信頼できる事務所を選ぶとよいでしょう。
ホームページなどだけではわかりにくいこともありますので、できれば依頼前に無料相談などで事務所の雰囲気を知るのがおすすめです。
まとめ
恩師や恩人を探す方法について、自力での対応から探偵に依頼するときのポイントなど必要な点について解説しました。
人探しは、自力でもできなくはありません。しかし、スムーズにみつけられないケースも多々あります。
調査に難航したなら、探偵に調査依頼するのがおすすめです。
プロの調査であれば、個人ではできなかった方法や、経験則による多角的な視野で成果を導きます。
人間の与えられた時間には限りがあります。どうしても会いたい人がいるなら、迷わず探偵にご依頼ください。