浮気調査は常時依頼のあるものですが、季節によって相談が増える時期もあります。密会の口実が作りやすく、パートナーと離れて過ごしても怪しまれない隠れたシーズンが「年末年始」です。
今回は、年末年始に見られる浮気のサインや、帰省を利用して証拠をつかんだ事例をご紹介します。
目次
年末年始は浮気が発覚しやすい?
年末年始はクリスマスなどのイベントが多く「家族や恋人と過ごす特別な時間」のはずが、浮気が発覚するケースも比較的多い時期です。
残業や休日出勤などの言い訳が通りやすく、普段なら不自然な行動でも疑いなく受け入れらてしまいます。「年末は残業が増える」「忘年会でおそくなる」浮気の密会を隠す口実が増える時期でもあります。
また、不倫や浮気でもイベント時期を大切にしている人も多く、普通の恋人同士のように過ごしたい人もいます。「年内に一度だけでも会いたい」「年始だから浮気相手の顔が見たい」クリスマス、一年の終わり、新しい年の始まりなど、特別な解放感が浮気の後押しをします。
普段と違う年末年始に潜むサイン
長期休暇にはいる年末年始ですが、普段と違う浮気のサインはあるのでしょうか?
年末年始の自由時間の使い方
長期休暇をどう使うのか?パートナーだけが帰省している間は、不貞行為の隠ぺい工作もしやすくなります。
イベント当日はばれるリスクが高いため、クリスマスや大晦日、元旦は家族ですごし、ほかの日に理由をつけて不倫相手と密会します。その方がリスクが低いからです。不貞行為を疑っているならば、イベント当日以外にも注意しましょう。
予定の変化や違和感から見える浮気疑惑
不倫や浮気相手との密会は、イベント当日を除いた日に多く見られます。年末年始特有の不自然な行動パターンとして、以下のようなものが挙げられます。
- 予定が二転三転する
- 年末の残業や休日出勤がふえる
- 帰省のスケジュールを何度も確認される
- 妻子だけ帰省させ自宅に残る、自分だけ先に自宅に帰る
家族よりも他人を優先する行動や、年末年始に増える外出、いつも以上にスマートフォンを触るなど、小さなサインにも注意しておきましょう。
実例から学ぶ 浮気の証拠をつかんだ成功事例
浮気の兆候があるのに普段は証拠がつかめないとき、帰省をうまく利用できます。実家に帰省するタイミングで、お互いに離れて過ごすため、浮気の証拠をつかむには効果的なタイミングです。ここでは実家の帰省を利用した成功事例をご紹介します。
帰省中にピンポイントで証拠を押さえたケース
普段から、なんとなくあやしいと思いながら確実な証拠がなかったAさん。ご主人の入浴中、偶然見つけたLINE通知の相手が女性だったため確信したそうです。
相手の名前が女性だったこと、ご主人だけ帰省が仕事で遅れることから、不貞行為を確信。調査の依頼をされました。
Aさんには予定通りご実家へ帰省していただき、帰省初日からご主人の尾行調査を開始いたしました。ご主人は一旦会社に出勤したものの、退社後は自宅とは逆方向の電車に乗り、繁華街の最寄り駅で女性と合流。その後、食事を済ませた後、二人はホテルに入っていきました。
翌朝、二人がホテルから出てきたところを撮影し、証拠を確保。その後、ご主人は帰宅の途につきました。また、お相手の女性についても尾行調査を行い、自宅住所を特定いたしました。
小さな手掛かりから証拠にたどり着いたケース
浮気の証拠は、日常生活の中の小さな変化から見つかることが多いものです。冬場はコートに入っていたラブホテルのポイントカードやレシート、カードの明細に普段利用しない店での出費、ETCカードの行きそうにない場所への移動記録などがあげられます。
今回ご紹介するのは、東京都にお住まいの30代女性Bさんのケースです。Bさんは、夫のコートのポケットからホテルのレシートを発見したことをきっかけに、ETCカードの利用明細を調べたところ、不審な行動に気が付きました。さらに携帯電話をチェックした結果、疑惑は確信へと変わり、調査のご依頼をいただきました。
Bさんのご主人は、毎年恒例の奥様の実家への帰省の際、ご主人だけ先に帰宅するという行動パターンをとっていました。そこで、私たちはBさんのご実家近辺で車で待機し、ご主人が出てきたところを尾行。ご主人は自宅とは異なるルートを走行し、高速道路に入った後、ある温泉宿に到着しました。
そこで待っていたのは、車で先に到着していた女性でした。二人が宿に入る瞬間を撮影した後、温泉街を散策する二人の様子を撮影。手をつなぎ、親密な様子から、単なる友人関係ではないことが明らかになりました。
二人は宿で一泊した後、それぞれ別の車で出発。この際も、宿を出る瞬間を撮影いたしました。その後、ご主人が自宅に戻ったことを確認し、調査を終了しました。
ETCカードの利用履歴にあった不審なエリア、そしてクレジットカードの利用明細に見慣れない店舗の記録…これらは長期間にわたる関係性を示唆する証拠となりました。Bさんはこれらの証拠を元に、今後の対応を検討するそうです。
自分でもできる 帰省を活用した罠の仕掛け方
帰省を装って配偶者に自由を与える
パートナーより先に帰省すると伝えて、密会しやすい状況を作ります。相手の警戒もゆるむので浮気相手に連絡を取り、一人時間にデートの約束をとりつけさせることで、証拠をおさえる方法です。
帰省の期間は3日から5日程度が理想
3日から5日程度の帰省は、子どもの休みや実家での行事などを理由に設定しやすく、不自然さがありません。特に年末年始やお盆休みなどの長期休暇時期であれば、より自然な帰省期間として違和感はありません。
さらに、3日から5日という期間は相手との接触の機会を十分確保できる期間です。年末年始という特別な時期なら、相手の警戒をゆるませることができる期間でもあります。
証拠集めも事前準備を
カーナビの履歴もチェックしておくといいでしょう。また、ETCの利用履歴も過去15か月の走行履歴がWebサイトから閲覧できます。(※1)
聞いていた場所と違う場所への外出や、使い道の分からないカード利用などは、明細を見ればわかります。専用サイトで確認できるよう事前にアカウント設定もしておきましょう。
※1 ETC利用紹介サービス
自分で調査する vs 探偵に依頼する
探偵に依頼するメリット
自分で証拠を集めたくても、一人で探す場合は、スマートフォンやパソコンの履歴、LINEやメールチェックなどがありますが、ご自身での浮気調査はリスクも伴います。証拠の収集に必要な機材やスキルがないために、決定的な証拠の収集までは難しいかもしれません。
一方、探偵による調査では、専門的な技術と合法的な手段を用いて、確実な証拠収集が可能です。特に裁判での証拠能力が必要な場合は、探偵による調査が不可欠です。
年末年始の浮気が露呈するタイミングを逃したくない場合、自力で難しいところは探偵社の力を借りるのも方法の一つです。
証拠収集能力
探偵社に浮気調査を依頼するメリットは、証拠収集の能力です。浮気調査では、証拠を集めるために尾行・撮影・張り込みをしますが、専門的なノウハウが必要です。調査経験のない方では、尾行などしてもばれる可能性も高くなります
さらに、探偵社がおさえた不貞の証拠は、法的に見ても証拠能力が高く、作成する報告書は裁判でも通用するレベルです。浮気の有無を確認後、離婚調停や裁判になったとしても、探偵社からの報告書を証拠として提出できます。
リスク回避
探偵に依頼するメリットに「リスクの回避」があります。公的に届け出をしている探偵事務所は、プライバシー侵害やストーカー規制法に抵触しない範囲で調査を行います。自力で調べていると、知らないうちに法律に接触することもあります。
精神的な負担が軽い
相談に来られる方は、ずっと一人で悩まれています。自力での調査は精神的なストレスが大きく、日常生活にも支障をきたすことさえあります。探偵に依頼することで、依頼者は冷静な判断をもちながら、次の対応を考えることができます。探偵社によっては調査後のサポート体制も整えています。
自分で調査するリスクと注意点
よく自分で証拠を収集したい方もいますが、一番危険なのは、対象者に調査の意図を感づかれてしまうことです。浮気をしている人物は非常に敏感で、尾行が不自然だったり、スマートフォンや持ち物に触れた形跡があるだけで警戒心を強めます。一度警戒されると、その後の証拠収集が極めて難しくなります。
また、法律に抵触する可能性もあります。GPS発信機の無断設置や、隠しカメラの使用はプライバシー侵害やストーカー規制法違反に該当する恐れがあります。相手に発覚した場合、逆に訴えられるリスクもあります。
年末年始に探偵に依頼する時の注意点
年末年始は営業しているか
多くの探偵事務所は年末年始も通常通り営業を行っています。年末年始などの連休中は浮気調査の依頼が増加する傾向にあるため、調査員の人数確保が必要になります。
イベント時などは人員が足りない可能性があるので、調査を検討している場合は早めに相談することをお勧めします。
探偵社は契約が完了してから人員等の段取りが必要です。契約は何日前までに締結しておけば良いのか?なども確認して動いておくとよいでしょう。
料金の支払いは?
年末年始の調査でも、通常期間と同様の料金体系が適用されるのか、割増の料金がかかるのか探偵社によって異なります。前金(着手金)が必要となる場合もあります。
調査員の人数や機材、車両の使用有無によっても料金が変動します。調査の延長や追加調査が必要になった場合の料金のシステムも聞いておきましょう。
証拠が揃った後に考えるべきこと
調査結果が出たことで、悩んでいた事実が判明します。証拠が揃った段階では焦らず、一つひとつ計画的に進めること、感情的にならず今後どうしたいのか冷静に判断するタイミングでもあります。
- 慰謝料を請求したい
- 夫婦関係の修復をしたい
- 離婚調停や裁判にしたい
- 離婚はしないが示談でおわらせたい
浮気の事実をはっきりさせたいだけなら、本人と話し合い不倫相手との関係を清算させてもいいでしょう。話し合いから始め、条件に合意した場合は示談書・誓約書などの書面に残します。
離婚の意思を固めたのなら、離婚調停や裁判に備えた準備が必要です。探偵社の調査報告者は、裁判でも使える証拠として作成しています。
まとめ
年末年始の長期休暇は、行動パターンの変化から浮気も発覚しやすい時期です。帰省を利用した調査は、相手も気が緩みやすく証拠を向かむ機会になります。
不自然な行動や、ちょっとしたきっかけが証拠をつかむ機会につながります。自分で調査をするには限界もありますが、探偵に依頼することで確実かつ合法的に証拠を収集することができます。冷静な判断と適切なサポートをで最善の解決策をみつけてください。