- 恋人の行動が最近おかしい
- 彼氏や彼女のことを信じたい
- 浮気調査ってどうやったらいいんだろう?
彼氏や彼女に対して「もしかして浮気してる?」と不安になり、浮気の実態を調査しようとする方も多いでしょう。しかし実際どうやって浮気調査をしたらいいのかわからず、もやもやが解決せずに悩んでいませんか?
この記事ではそんな方に向けて、彼氏や彼女に対して浮気調査をする方法や、調査方法別のメリット・デメリットをまとめました。
個人で浮気調査を行う場合は、リスクが伴うため注意が必要です。
この記事を読むことで、リスクを避けて安全かつ確実に浮気調査ができます。
目次
恋人の浮気調査とは
恋人の浮気調査とは、浮気に関連する行動や証拠品を調べることです。
彼氏や彼女に対して「浮気をしているのでは…」と不審に感じて、尾行をしたりスマートフォンをチェックしたりする方も少なくないでしょう。しかし夫婦関係ではない恋人に対して浮気調査を行うことは、時と場合によっては違法行為とみなされる可能性があるため注意しなければなりません。恋人の浮気調査を行う場合は感情的に動くのではなく、しっかりと知識を身につける必要があります。
彼氏や彼女が浮気調査を行う理由
彼氏や彼女が浮気調査を行う理由は、次の通りです。
- 事実が知りたい
- 結婚を考えている
それぞれ解説していきます。
事実が知りたい
彼氏や彼女に対して「浮気をしていそうだ」と不信感を抱くようになり、事実を知るために浮気調査を行う方もいます。知りたくない事実だったとしても、モヤモヤした気持ちでは交際が続けられないからです。以前に比べて彼氏や彼女の言動に明らかな変化があることから、浮気調査を申し込む方もいます。
結婚を考えている
彼氏や彼女と結婚を考えていて、素行が知りたいという理由で浮気調査をする方もいます。現状彼氏や彼女の行動や言動に不審な点は見つからないけれど「本当にこのまま信用していいのか」という不安があるからです。
浮気調査の結果、普段の行動から何も不審な点がなければ、安心して結婚について考えられるでしょう。結婚について真剣に考えるようになり、彼氏や彼女の素行を知っておきたいという理由から浮気調査を行うのです。
彼氏や彼女が浮気をしていたらどうする
浮気調査の結果、彼氏や彼女が浮気をしていたことが発覚した場合、その後の判断は次の2つに分かれるでしょう。
- 恋人と別れる
- 浮気相手と別れさせる
それぞれ解説していきます。
恋人と別れる
恋人の浮気が発覚した場合、今までの関係を続けていくことが難しいと考え、恋人との別れを選択する方もいます。恋人に対して浮気を問いただしたり、浮気相手との関係を清算してもらうこと自体がしんどくなるからです。浮気が明確になった時点で気持ちが冷めてしまい、別れる方も少なくありません。
浮気相手と別れさせる
彼氏や彼女の浮気が発覚しても気持ちが変わらず、浮気相手と別れさせる方もいます。浮気をされていたとしても恋人に対する気持ちは変わらず、もう一度恋人のことを信じたいからです。
浮気を許し、浮気相手と別れさせることで「これ以上大切な人を傷つけてはいけない」と恋人が気づき、以前よりも関係が良くなったという方もいます。
彼氏や彼女に対して慰謝料請求は可能?
浮気調査の結果、浮気が発覚したとしても恋人に対して慰謝料請求は基本的にできません。夫婦の場合は「他の異性と性的関係を持たないようにしなければならない」という義務がありますが、恋人同士の場合は法律上そのような義務がないからです。しかし、恋人であっても慰謝料が請求できるケースもあります。
【恋人でも慰謝料が請求できるケース】
- 恋人と婚約している場合
- 恋人と内縁関係にある場合
- 誓約書にサインしている場合
注意するべきポイントは「恋人と婚約している場合」も「恋人と内縁関係にある場合」も、その関係を証明できなければ慰謝料の請求はできないことです。慰謝料が請求できるケースなのか、ご自身と恋人との関係を当てはめてみましょう。
恋人と婚約している場合
恋人と「いずれ結婚しよう」と婚約をしていた場合は、慰謝料の請求ができます。ただし「婚約をしていた」という事実を証明できなければいけません。
婚約の証明ができる一例を、ご紹介いたします。
【婚約の証明ができるケース】
- 寿退社をしている
- 両親と顔合わせをしていた
- 結納金や結納品の受け渡しがある
- 婚約指輪を受け取って(渡して)いた
- 結婚式場や新婚旅行の予約をしている
上記のようなケースを証明できるものがあれば、恋人関係であっても慰謝料の請求が可能となります。
恋人と内縁関係にある場合
恋人との関係が婚姻届を提出していない、いわゆる「内縁関係」にある場合も慰謝料の請求ができます。婚約状態とは違い、内縁関係は「婚姻届こそ提出していないが、それ以外は夫婦と変わらない生活をしている」という関係です。恋人ではなく内縁関係と認められるには婚姻意思があることや、婚姻意思に基づく共同生活があることを証明しなければなりません。
【内縁関係の証明ができるケース】
- 家計を共にしている
- 長い間同居している
- 周囲に事実上結婚していると伝えている
上記のような「内縁関係があった」という証明ができれば、恋人であっても慰謝料の請求が可能となります。
誓約書にサインしている場合
「浮気をした場合は金銭を支払わなければならない」といった内容の誓約書に恋人同士サインをしていた場合は、慰謝料の請求ができます。ただし誓約書を作成するにあたって「誓約書のサインは手書きでなければならない」といった条件を守らなければ、法的な効力が認められない可能性があるため注意しましょう。
他にも慰謝料の相場を超えた法外な金額を記載した場合でも、認められない場合があります。裁判で不貞の慰謝料として認められるのは、一般的に50万〜300万円程度が相場です。
浮気調査の方法やメリット・デメリット
彼氏や彼女の浮気を調査する方法は「自分で調査する」または「探偵に依頼する」の2パターンが一般的です。
それぞれの手順や方法、メリット・デメリットを解説いたします。
どちらの調査方法が良いか判断するために、しっかり読んでおきましょう。
自分で調査する
探偵に依頼する予算が無い方は、まずは自分で浮気調査をしてみるのも良いでしょう。自分で浮気調査をする場合の、おもな方法は次の通りです。
【自力で浮気調査をする方法】
- 着信履歴を調べる
- LINEやメールを調べる
- 財布のレシートをチェックする
- 恋人のスマホに浮気対策アプリを入れる
- スマホに隠したアプリがないかチェックする
自分で調査するのは手軽ですぐに始めやすいですが、いつのまにか違法行為を犯している可能性もあります。メリット・デメリットもしっかり把握しておきましょう。
メリット・デメリット
自分で浮気調査をする場合、一番のメリットは「費用が少なくて済む」ということです。基本的に自分一人で行うことなので、費用はほとんど掛からないでしょう。
【メリット】
- 費用が少なくて済む
- 第三者に個人的な事情がバレない
一方で恋人に浮気調査をしていることがバレやすいこと、浮気の決定的な証拠を現物として残しにくいといったデメリットがあります。
【デメリット】
- 決定的な証拠を掴むのは難しい
- 調査するための時間が必要
- 調査していることがバレやすい
- 違法行為を犯してしまうリスク
さらに自分で浮気調査を行う場合は、リスクが伴うことを理解しておきましょう。
探偵に依頼する
尾行や張り込みといった方法を伴う浮気調査には、専門技術が必要で時間もかかるため、仕事や家事などが忙しく浮気調査を自分で行う時間がない方、安全に調査したい方は探偵に依頼することがおすすめです。探偵に浮気調査を依頼する場合の手順を、あらかじめ確認しておきましょう。
【探偵に浮気調査を依頼した場合の手順】
- 問い合わせ
- 面談
- お見積り・契約
- 浮気調査開始
- 調査結果の報告
恋人に「浮気が疑われている」と警戒されないためには、自身は何もせずに探偵に任せて水面下での調査が望ましいです。
探偵に浮気調査を依頼するメリット・デメリットも理解しておきましょう。
メリット・デメリット
浮気調査を探偵に依頼するメリットは恋人にバレにくく、法的効力のある証拠が残せることが大きいです。
【メリット】
- 恋人にバレにくい
- 違法のリスクがない
- 効力のある証拠が残せる
デメリットは自分で調査するよりも、費用が高額になってしまうことです。
【デメリット】
- 費用がかかる
- 個人的な事情が知られる
確実に白黒ハッキリさせたい方は、探偵に依頼するのがおすすめです。
自分で彼氏や彼女の浮気調査を行うのは違法行為に注意
自分で彼氏や彼女の浮気調査をする場合は、違法行為として訴えられてしまうリスクがあります。
【訴えられる可能性があるもの】
- 尾行する
- GPSを付ける
- 浮気調査アプリを入れる
- スマホの中身を無断で見る
感情的になって彼氏や彼女のことを調べているうちに、いつのまにか訴えられていた。なんてことにならないためにも「訴えられる可能性があるもの」についてしっかりと知識を付けておきましょう。
尾行する
自分で尾行した場合、恋人や浮気相手から「ストーカーされている」と通報され、最悪の場合訴えられる可能性があります。「ストーカー行為」だと判断された場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科せられます。
“ストーカー行為をした者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。”
※引用:e-GOV法令検索第十八条
さらに浮気相手の詳しい部屋番号を知るため、無断でマンションの敷地内に入った場合「住居侵入罪」として訴えられる可能性もあります。
“正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。
※引用:住居侵入等(第130条)
探偵の場合は依頼されて尾行を行うため、こういった法律には当てはまりません。訴えられてしまうリスクを抱えてまで尾行をするよりも、探偵に任せたほうが良いでしょう。
GPSを付ける
浮気調査のために恋人の持ち物や車に、GPS機能の付いた機器を取り付けた場合「ストーカー規制法」として訴えられる可能性があります。
“何人も、つきまとい等又は位置情報無承諾取得等をして、その相手方に身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせてはならない。”
※引用e-GOV法令検索第三条
訴えられ「ストーカー規制法」に抵触した場合は尾行と同様、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科せられます。
浮気調査アプリを入れる
恋人に無断で浮気調査アプリをインストールした場合、プライバシー侵害となる可能性があります。たとえば彼氏や彼女がお風呂に入っている間に浮気調査アプリをインストールし、通話内容やメッセージのやりとり、位置情報などを監視するのはプライバシーの侵害となります。プライバシー侵害として訴えられた場合の慰謝料は約10万〜50万程度が相場です。
恋人と同意のうえ浮気調査アプリをインストールする場合は問題ありませんが、そういった場面は少ないでしょう。
スマホの中身を無断で見る
恋人のスマホを無断で操作し、LINEやアプリなどを覗き見した場合もプライバシー侵害として訴えられてしまう可能性があります。プライバシー権は基本的人権の1つになるため、夫婦や家族であったとしても守らなければなりません。
浮気をされているかもしれないと不審に感じたとしても、むやみに恋人のスマホの中身を無断で見るのは避けたほうがいいでしょう。
彼氏や彼女の浮気調査に関するよくある質問
- 探偵に依頼した浮気調査の費用を恋人に請求できますか?
- 自分で浮気調査をする場合にリスクが無い方法はありますか?
- 既に別れた内縁関係だった恋人に対して慰謝料請求はできますか?
- 探偵が尾行や張り込みをするのはストーカー行為ではないのですか?
探偵に依頼した浮気調査の費用を恋人に請求できますか?
浮気をされていた場合、探偵に依頼した浮気調査の費用を恋人に請求することは、厳密に言うと出来ません。そもそも、浮気をされていなかったら発生しない費用なのですが、通常は浮気をされたことによって受けた、精神的苦痛に対する慰謝料として請求することで、調査費用をまかなうといったイメージになります。請求が認められるかどうかはケースバイケースとなりますので、前述した「恋人でも慰謝料が請求できるケース」をご参照ください。
自分で浮気調査をする場合にリスクが無い方法はありますか?
基本的にありません。たとえば無断でスマホを見た場合、夫婦であってもプライバシー権の侵害となってしまいます。尾行をしていることがバレた場合、ストーカー行為として訴えられる可能性もあります。安全に浮気の実態を調べたい方は、探偵に依頼しましょう。
既に別れた内縁関係だった恋人に対して慰謝料請求はできますか?
浮気の事実が分かった日から3年以内であれば、慰謝料の請求ができます。しかし浮気の事実から3年を超えてから慰謝料を請求した場合、相手側が消滅時効を申し立てることができるため、結果的に慰謝料の請求ができないということになります。
別れた後に慰謝料を請求する場合でも、当時内縁関係があった事実が証明できるものや、浮気の物的証拠などが必要です。
探偵が尾行や張り込みをするのはストーカー行為ではないのですか?
探偵が尾行や張り込みをするのは、ストーカー行為に当てはまらないため違法ではありません。探偵が浮気調査の依頼として尾行や張り込みを行うことは、業務として認められているからです。
“この法律において「探偵業務」とは、他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務をいう。”
※探偵業法第2条より抜粋
自分で尾行や張り込みをした場合は、ストーカー行為として訴えられてしまう可能性があるため、探偵に任せておきましょう。
まとめ
彼氏や彼女の浮気調査を行う方法は「自分で調査をする」または「探偵に依頼する」のどちらかになります。それぞれメリット・デメリットがありますが、自分で調査をする場合「違法行為として訴えられてしまう」というリスクがあることを考えると、安全かつ確実に浮気の実態を調べたいのであれば、浮気調査は探偵に任せておくべきでしょう。
また、どうしても調査費用を抑えたい方は、安全に出来ることは自身で調査し、その情報を探偵に共有して効率的に調査を依頼するといったやり方が良いでしょう。いずれにしても自身でやみくもに調査をする前に、一度探偵社の無料相談を受けることをおすすめします。
※浮気調査の徹底解説記事はこちらからも確認できます→浮気調査の全体像~調査の基本から探偵に依頼する際の注意点まで【徹底解説】