浮気調査する探偵はどこまで何をしてくれるのだろう。妻の浮気調査を依頼しようと考えた時にそんな疑問がわくかもしれません。
探偵に相談すべきなのか、弁護士に相談すべきなのか、浮気された経験がない方は、どこに相談すべきか選択に戸惑ってしまうでしょう。
探偵と付き合いがある人や、探偵に浮気調査を依頼したことがある人の話を聞くことは日常ではなかなかないので、人に聞くことも難しいですよね。
そこで妻の浮気調査において、探偵には何ができて何ができないのかということと、探偵は弁護士とどんな違いがあるのかを現役の探偵に聞いてみました。妻が浮気かもしれないと悩んでいる方は参考にしてください。
本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
妻の浮気を疑っていて、何か行動を起こさなければいけないと思っている方が気になるのは、探偵は何ができて何ができないのかということです。まず、その点をお話しください。
探偵は探偵業法に基づいた調査をすることができます。ですが、何でも調査できるわけではありません。まずはできることをお話しましょう。簡単に分けてみますと、できることは相談、調査、証拠集め、アドバイス。この四つです。
それではまずは相談についてお話ください。
妻が浮気しているような素振りをしている。けれど勘違いで違うかもしれない。浮気しているかどうかの見分けがつかない。妻が浮気していたらどうやって解決すればいいか分からない。こういった悩みが依頼者にはあるでしょう。
そんな時は、一度探偵会社に相談してみましょう。たとえば当社であれば無料で相談を受け付けています。
まず現在がどういった状況なのかをお話ししていただき、調査が必要かどうか、どんな解決法があるか、どれくらいの期間と予算が必要なのかをお教えしております。
探偵は業務として数多くの浮気の現場を経験していますので、事情をお伺いすれば対応策をお話しすることができます。お伺いした結果、思い違いや早とちりで妻が浮気していると思い込んでしまっていたという可能性もあるでしょう。一人であれこれ悩むよりも、まずは探偵に相談することをおすすめします。
では、相談した結果、依頼者が探偵に浮気調査を依頼することを決めたとしましょう。その後は、妻に対しての尾行や張り込みなどの調査が行われるのですね。
そうです。相談していただき、探偵が提示した調査料金や調査内容にご納得した上で契約をします。契約が決まってから探偵の浮気調査が開始されます。
依頼者から情報を集めていただき、妻が浮気をしている可能性が高い曜日や時間帯を推測します。その推測した日を調査日に定め、対象者に対して尾行や張り込みを行い、浮気相手と接触していないかを確認します。
浮気相手についても調査するのでしょうか。
もちろん対象者と浮気相手が密会しており不貞行為が確認された場合、浮気相手も尾行します。家に戻るのを見届けた後に、住所や名前などの個人情報を調べ身元を確認します。慰謝料請求するためには身元が必要だからです。
探偵はこのような調査をすることが探偵業法により法律で認められています。
調査したら次は証拠を整理して報告書を作る必要がありますね。
そのとおりです。尾行や張り込みを終えると、対象者と浮気相手の浮気・不倫現場の行動をまとめた正確な報告書や、撮影した顔がばっちりと写っている写真を用意します。
離婚や慰謝料請求を依頼者が求めているのであれば、裁判時に有効になるような証拠を集めますので、これらの証拠は大きな決め手となります。
それでは最後のアドバイスとはどのようなことを依頼者にお話しするのでしょうか。
人それぞれ望む未来は異なります。仮に浮気調査の結果、妻が不倫していることが確定して証拠を押さえたとしましょう。その後にどうされたいかは依頼者の判断次第です。自分がどうしたいのかをよく考えていただきます。
離婚するのであれば慰謝料を請求することも検討しなければなりません。調査した探偵から、離婚問題に詳しい専門の弁護士を紹介してくれる場合もあります。
離婚しないのであれば、浮気相手と別れてもらい、夫婦関係を修復する必要があります。夫婦関係を再構築をするために、夫婦カウンセラーと呼ばれる夫婦問題を円満にスムーズに解決できるプロに相談した方がいいとすすめる場合もあります。
いずれにしても、ご自身の望む未来を明確にしていただき、プロの探偵が豊富な経験に基づいて的確なアドバイスをいたします。
探偵ができることの概要が分かりました。それでは次に探偵ができないことについて教えてください。
探偵は依頼者から頼まれてもできないこともあります。
例えば、権利又は法律上保護される利益を侵害するような行為、プライバシーを侵害するような違法性がある調査は認められていません。
権利や利益を侵害するような行為とはどのような行為が関係していますか。
探偵は別れさせ屋とは違うので、人間関係を破壊するような工作はしません。
具体的に言うと妻に男性工作員を近づけさせ浮気や不倫の証拠を捏造したり、浮気相手に女性工作員を近づかせて別れさせる行為が挙げられます。
もし別れさせる工作を推奨するような探偵会社がいれば怪しいので近づかない方がいいでしょう。
プライバシーを侵害するような違法性がある調査とは具体的にどんなことでしょうか。
妻の浮気・不倫調査をして慰謝料請求するためには、浮気相手の氏名や住んでいる場所、勤務先など個人情報は調査しても問題ありませんと先ほどお話ししましたよね。
そして当たり前のことですが探偵であっても違法な調査は認められていません。例えば対象者に発信機を付けたり、浮気相手の部屋に盗聴器をしかけることは違法性が高いです。他にも部屋に侵入する行為もプライバシーの侵害であり、不法侵入でもあります。
もしも、そのような調査をすすめる探偵会社に相談してしまっていたら、調査は依頼しないほうがいいでしょう。しかも違法な調査で得た証拠は裁判では法的な証拠として採用されませんので調査の意味がありません。
探偵ができることとできないことがよく分かりました。
ちなみに警察は夫婦の浮気問題には関係しないと思いますが、何か警察が浮気問題に介入してくる場合がありますか。
警察ができるのは窃盗や殺人、ひき逃げなどの刑事事件に関する調査です。刑事事件とは、人が起こした犯罪について検察官が処罰を裁判所に求めるものですね。
浮気の末に伴侶を刺したという事件であれば警察が介入しますが、たんなる浮気だけの問題であれば民事事件ですので、警察が介入することはありません。
探偵の浮気調査は民事事件に関係する業務です。民事事件とは、個人同士や企業同士、または個人と企業の揉め事のことですね。
そして探偵が行うことができるのは尾行や張り込み、聞き込みなどの調査だけです。
それでは探偵と弁護士では、浮気問題に対してできることの違いは何でしょうか。
現段階で妻の浮気の証拠が何もない状態、あるいは妻が浮気しているのかわからないという状態であれば、探偵会社に悩みを相談することをおすすめします。
探偵が内容をお聞きして、必要があれば尾行や張り込みを行い、妻にバレることなく裁判に有利な証拠を手に入れることができるでしょう。探偵の業務は、依頼者の依頼により妻との離婚や裁判に勝つための有利な証拠を揃えることです。
一方、もしすでに妻の不貞行為を裁判で証明できる明確な証拠を保有しているのであれば、探偵は必要ないかもしれません。その証拠をもって弁護士と相談することをおすすめします。
弁護士の業務は証拠をもとに交渉や裁判を行うことです。妻や浮気相手に慰謝料請求を行い、必要であれば裁判の際に弁護を行って状況を有利に進めていくことを仕事としています。
探偵と弁護士のどちらに依頼しようかと悩んでいる方は、離婚や裁判の際に有利な証拠を持っているかどうかが判断材料になります。
ありがとうございました。それでは最後に、探偵がどこまで調査をしてくれるのか分からず、依頼すべきなのかを悩んでいる方にメッセージはありますか。
今回は探偵が何ができて何ができないのか。探偵と弁護士のできることの違いは何かということをお話ししました。
妻の浮気を疑っており調査したいと思った場合、探偵は非常に役に立つ存在です。なぜなら依頼者から内容を聞いて、適格なアドバイスをしたり、尾行や張り込みを行い有利な証拠を揃えることができるからです。
探偵であれば数多くの浮気を調査した経験と知識を基に適切な対応をしてくれるでしょう。
もしすでに有効な証拠を保有しているのであれば、探偵ではなく弁護士が役に立つでしょう。妻と浮気相手を対象に、慰謝料請求などの裁判を求めることができるからです。
いかがだったでしょうか。もし、妻の浮気を疑っていて、証拠をまだ見つけていない方は今回の話を参考にして、浮気調査が得意な探偵会社に無料相談してみることをおすすめします。