昔は浮気や不倫といえば夫である男性がするものという強いイメージがありました。しかし最近では女性も社会的に自立傾向が強まっており、夫に精神的・経済的依存を求めない妻が浮気や不倫をしやすくなってきているといえます。また、夫の方が妻の微妙な変化に気づかないまま、浮気の兆候を見過ごしていることも多いでしょう。
浮気を見逃さないためにも、今回は妻の不倫の兆候の見極め方と、もし妻が不倫していることが分かった時の対処方法について、調査経験豊富な現役探偵にインタビューしました。
本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
一般的には、男性よりも女性の方が嘘をつくのが上手いと言われています。夫である男性は妻の浮気や不倫を見抜くことは難しいのでしょうか。
いくつになっても大なり小なりときめきを抱くのが人間です。だからアイドルはいつでも人気ですし、不倫や浮気がなくならないのかもしれません。女性の場合は男性よりも秘密を隠すのがうまいため気づきにくいといわれていますね。既婚女性のなかには、堂々とした態度で浮気をしている人たちもいます。
ただし、どんなに嘘が上手であっても浮気や不倫をしているサインは行動や身なりに出るものです。今回は妻が浮気や不倫をしていないか見抜き方を四つのチェック項目でお教えします。最初に簡単に説明すると、行動パターンが変わる、身に付けるものが変わる、スマホを手放さない、スキンシップが変化するの四つですね。
行動パターンが変わるというのは、具体的にどのように行動が変化するのでしょうか。
たとえば浮気や不倫を繰り返す妻であれば外出する頻度が増えます。残業や飲み会が増えた、友達と遊びに行くことが増えた、これまでやっていなかった習い事や趣味を始めたなど、もっともらしい理由をつけて外出することでしょう。
これらのような理由で帰りが遅くなると言って浮気相手と会うのはよくある嘘のつきかたです。
ちなみに夫が知っている人物と会っていると嘘をつくと、問い合わされてはマズいので夫の知らない知人と会うと設定していることがあるので覚えておきましょう。
これらは行動の変化ですが、もちろん浮気や不倫をしていると身だしなみも変わってきます。
どんな風に身だしなみが変わるのでしょうか。
女性は浮気を始めると身だしなみに気を遣うようになります。男性に異性として自分を見て欲しいという願望の現れですね。
今までシンプルな装いだったのが華やかな服を身に着けたり、化粧がナチュラルメイクからパッチリしたメイクに変わったり、エステやスキンケアなどに励むようになります。
ただ意識の高い女性であれば、普段からそれなりに身なりには気を配っていますので、これらの変化には気づけれないかもしれません。
そんな時に確かめて欲しいのは下着です。浮気や不倫している女性の多くは下着の変化が顕著に見られます。
たとえば男性を意識した派手な色の下着を身につけたり、頻繁に新しい下着を購入するなどといった行動が見受けられるでしょう。
ただ妻が洗濯を担当していると、なかなか変化に気がつかないと思います。そういった時は、タンスやクローゼットの中にある下着を調べ、派手な下着がないか、見たことがない下着がないかチェックしてみましょう。
妻がイキイキして綺麗になること自体は喜ぶべきことですが、実は浮気相手のためだったということがあるかもしれません。注意してください。
最近は誰もがスマホを持っています。スマホを手放さないというのは日常になりつつあると思うのですが、妻が浮気している場合どのような変化が見られるのでしょうか。
不倫をしていると浮気相手からのメールが待ち遠しくなり、スマホが常に気になるようになります。夫にバレないように肌身離さず携帯していたり、お風呂に入る時はどこかにしまい込むこともあるでしょう。昔はテーブルなどにスマホを置いて家事をしたりトイレに行っていたのに、最近はずっと持ち歩いているという場合は怪しいです。
時には、逆に肌身離さず持ち歩いていると怪しまれると考え、ワザと置きっぱなしにする人もいます。こういった場合はやましい心があるので心理的にスマホを裏返しで置きがちです。
他には電話が鳴っているのに出ないこともあるでしょう。浮気相手からの着信なので夫がいる前では出られないのです。直後にコンビニや郵便局へ行くなどともっともらしい理由で出て行く場合があります。もしくは今は出られないとメッセージで返すこともあるでしょう。
一般的に浮気相手との連絡は、誰かわからないように名前を変更してメッセージアプリを使っています。ただ妻が用心深い性格であるならば、別のフリーメールやビジネス用のチャットツールを使用する可能性があるので注意しましょう。
それでは最後のスキンシップが変化することについて詳しく教えてください。
妻が浮気や不倫をしていると、夫とのボディタッチやキス、セックスなどを拒むようになりやすいです。触ることや触られることをさりげなく拒否するようになり、本心では指一本でも触れて欲しくないと思っているかもしれません。
セックスをずっと拒んだり嫌がるのであれば、浮気相手に妻の心が奪われている可能性が高いです。
ただし時には、急に妻がセックスを求めることがあるかもしれません。それは浮気相手と避妊具なしでセックスしており、妊娠してしまったリスクを考えアリバイ作りのためにセックスを求めているのです。今までセックスを拒まれていたのに、妻が急に避妊具なしでセックスを求めてくるような場合は浮気している可能性が高いと言えるでしょう。
さらに自身の裸や着替えている姿を見せなくなった時も要注意です。浮気した男性とのキスマークをつけていることもあるでしょう。他にも、心は浮気相手に向かっているので夫に裸や着替えている姿を見せたくないという心理が生じているのかもしれません。
なかには浮気していても夫とのセックスを拒まない妻もいます。そういった場合は、セックスが上達していたり、パターンが変わっていないかを確認しましょう。浮気相手とセックスを重ね今までと比べてパターンが変化している可能性があるからです。
ここまでは妻が浮気や不倫をしているかもしれないサインや兆候を教えていただきました。では、もし妻が浮気をしているかもしれないと思ったら夫は何をすべきなのでしょうか。どのような対処法がありますか。
妻が浮気しているかもしれないと感じたならばやるべきことは次のような行動です。
まずは妻が浮気しているかどうかよく観察して情報収集しましょう。次に決定的な浮気の証拠を確保するために探偵に依頼しましょう。そして証拠を確保したら離婚するか、やり直すかを決めましょう。この時、怒りに身をまかせてはいけません。焦らず落ち着いて行動することが求められます。
具体的にはどのような観察をして情報収集すればよいのでしょうか。
まず最初にすべきことは、冷静に現状を見つめて問題解決のために情報収集することです。妻の様子を伺いながら、なぜ自分が妻は浮気していると思ったのか、妻の外出が急に増えていないか、下着が増えていないか、スキンシップが変化していないかなど客観的に観察しましょう。
この段階では不必要に予定や行き先を尋ねてはいけません。仮に浮気していた場合、夫の不自然な態度に妻が警戒心を抱き、証拠を見つけることが難しくなってしまいます。鞄やスマホをチェックすることもまだ控えた方がいいでしょう。女性は男性よりも敏感に心の機微に気づきやすいので、できるだけ慎重に観察し客観的事実を集めてください。
感情的になったり、無愛想な態度を取ることもしないでください。まだ妻の浮気や不倫が未遂であったり始まったばかりであれば、夫の行動次第で事態を好転させ妻自らが不倫を止める可能性があるからです。
妻とは適度な距離を保ってください。あからさまに急にやっては駄目ですが、時には妻に感謝を伝えてみたり、普段はしない家事を手伝うことも有効です。妻の気持ちが揺らぎ、浮気相手から夫へと戻る可能性は十分にあり得ます。
情報収集した結果、妻が浮気している可能性が濃厚であれば、次に行うのは決定的な浮気の証拠を確保することですね。
はい。ある程度、妻の観察を続けた結果、浮気の疑いがさらに強くなった場合は、証拠を確保する段階に移ります。前段階で収集した情報を元に、妻がよく外出する時間帯や曜日、どんなイベントに行っているのかを整理してください。そしてこれらの情報と妻の顔写真を持って、探偵会社へ無料相談することをおすすめします。
この段階で、夫が個人的に色々と妻の調査をすることはできるでしょうが、素人調査では妻にバレる可能性が高くなってしまいます。妻が警戒心が高い状態では、いくら探偵であっても浮気調査は難易度が高いので、時間や費用が必要以上にかかってしまいます。まずは、早い段階で探偵に相談してみましょう。
なるほど。そして探偵に依頼した結果、揺るぎない妻の浮気の証拠を手に入れたら、離婚するか、関係を再構築するか決断する必要がありますね。
その通りです。妻の浮気が事実だとして探偵が証拠を確保できたら、離婚するのか、夫婦関係をやり直すかを決める決断が求められます。
おそらくすぐには決断はできないことでしょう。浮気の証拠を提示したうえで、妻と今後どうしていきたいのか話し合うのも一つの手です。他には家庭裁判所の調停手続である夫婦関係円満調整を利用してみるなどのアプローチがあります。いずれにしても、自分と妻の関係を改めて見直していただく必要があります。
もし離婚を希望するのであれば、妻と浮気相手に対して慰謝料を請求する準備を進めましょう。精神的苦痛を受けたお詫びとして慰謝料を請求するのです。離婚問題に強い弁護士に相談して依頼すれば、相手との交渉はスムーズに進みます。
ちなみに逆に妻の浮気に対して絶対にしてはいけない夫の対応はありますか。
浮気が判明したら大抵の人は怒りとショックで感情的な行動に出てしまいたくなるでしょう。
それでも妻を怒鳴りつけてはいけません。怒鳴ったところで問題解決になりませんし、証拠がなければ言い逃れされてしまいます。
また仕事で培ったスキルにより理詰めで話すことが得意な人であれば、妻を質問攻めにしてしまうかもしれません。理詰めが苦手な女性になぜ浮気したのか問い詰めても、感情的な話なのでうまく説明できず夫にたいして怖れや怒りをいだくことになってしまうかもしれません。
怒鳴ったり詰問する夫をみて、妻の気持ちがそこで本当に離れてしまうことも考えられます。何度もお伝えしていますが、まずは気持ちを鎮めて、冷静に対処することを心掛けてください。
ありがとうございました。それでは最後に妻が浮気しているかもしれないと不安になっている方へ何かメッセージはあるでしょうか。
妻が浮気をしているのではないかと思う夫にとっては、事実を知るのが怖いという気持ちもあるはずです。見て見ぬふりをしてやり過ごせば、いつか元の夫婦関係に戻れるのではないかと考えたくもなるでしょう。
しかし、浮気を放置してしまうと、最悪の場合、浮気相手に妻を取られて無理やり離婚を迫られることになってしまう場合もあります。
手遅れになる前に、妻の行動パターンや身だしなみやスキンシップに変化が見られないか、まずは観察してみましょう。そして何かおかしいなと感じたら無料で相談にのってくれる探偵に話をしてみてください。浮気調査の経験豊富な探偵であればきっと有効な証拠を確保してくれることでしょう。
その後に、離婚するかどうかは深く考え決断しましょう。証拠を手に入れたからといって感情的にならずに、心を落ち着かせて後悔しない選択を選んでください。
