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家出した人はどこへ行く?家出人の見つけ方、探し方

家出した人を探すには、できるだけ速やかにそして効率的に行動することが大切です。

ですが、家族や近しい人が家出すれば、心中穏やかではいられず、どこから探せばよいのか、何からすればよいのか頭が真っ白になることもあるでしょう。

そこでこちらの記事では、現役探偵がわかりやすく家出した人を探し出す方法を解説します。

家出した人が行きやすい場所や、探すときに気をつけたいことについても掲載していますので、参考になさってください。

家出した人がとりあえず行く場所

家出した人が行きやすい場所は、家出してからの時間がどれくらいかによってちがいます。

家出したら、どこかに身を寄せることになりますが、目的なく滞在できる場所は多くありません。先の先まで計画して家出した人以外は、とりあえず身をおける仮の場所で過ごしていることがほとんどです。

まずは、家出してから間もない人が行きやすい場所についてみていきます。

友人・親族の家

年代問わず家出した人がまず行きやすいのは、友人や親族のところです。恋人がいるのであればそこも行き場所になります。

自分の味方になってくれる人を頼るのが通常ですので、日頃から気安い親族や友人をあたってみてください。特に友人、知人であれば一人暮らしなら気安く受け入れてもらいやすいでしょう。未成年者であれば、親の目が届きにくい環境の友人が選ばれやすいといえます。

家出の理由が恋愛事情であれば、相手のところにいるか、どこかで一緒にいる可能性が高くなります。

普段から親族と付き合いが深ければそこが隠れ場所になります。ただし、仕事のもめごとやお金が絡む問題で家出したのであれば、みつけられにくいように親族の元にはあえて行かないこともあります。

ホテルやネットカフェ

家出した人がある程度の資金を持っているなら、ホテルやネットカフェが行き場として有力です。

これらの場所は、個人情報の関係で事業者側に普通に聞いても情報を得られる可能性は低く、いったん中に入ってしまえば探すのが困難です。個人での調査には限界があるでしょう。

家出した人が普段利用しているホテルやネットカフェがあるなら、その周りにあるコンビニや飲食店で待機して様子をみてみるのもひとつです。

ゲームセンターやカラオケボックス

昼間であれば、カフェや図書館など座って過ごすことができる場所はありますが、夜になれば滞在場所は限られます。

ゲームセンターやカラオケボックス、24時間営業のファミリーレストランであれば夜を徹して時間を過ごすことができます。

ゲームセンターやカラオケボックスは行き慣れていないと過ごし方がわからないので、長時間そこにいることは難しいかもしれません。

普段からこれらの場所に出入りしているようであれば、勝手を知っていて上手に過ごしていたりしますので、重点的に探してみるとよいでしょう。

聞き込みにはコツがある

ネットカフェやホテルといった営利施設は、問い合わせをしても基本的に情報を教えてはくれません。時間をかけて聞き込みをしても、有益な情報を得るのは難しいでしょう。場合によっては問い合わせをしたことで、不測の事態が起きて、探すのが遅くなることもあります。

このように営利施設からの聞き出しは難しいものですが、状況に応じて適切なやり方で進めれば必要な情報が得られます。そのためにはコツがあり、このコツを知るプロが探偵です。

家族が家出したときにまずやるべきこと

家族や近しい人が家出したなら、その人を探すのと並行してやるべきことがあります。

ここからご紹介することについては、できるだけ速やかな対応が望まれますので、人手があれば手分けして行動するとタイムロスが回避できます。

警察への届け出

理由や年代を問わず、家出と認識したならまずは警察に行方不明者届(捜索願)を提出しましょう。

特に未成年者であったり、事件や事故にに関係する恐れがあれば、特異行方不明者として捜査対象になります。

通常の行方不明者と判断されれば、特別な捜査などは行われませんが、検問や職務質問といった通常の警察業務の中で、本人を見つけるきっかけを得られることがあります。

家族としてはただの家出だと思っていても、判断が異なる可能性がありますので、警察への届け出はできるだけ速やかに行うことをおすすめします。

身の回りの状況を確認して本人に連絡してみる

家出した人が何を持ち出したかを知れば、状況を読むことができます。

現金、衣類、保険証、その他大切にしているものが、持ち出されているかどうかを確認しましょう。

生活の必需品がまんべんなく持ち出されているなら、それは計画的な家出の可能性が高いと考えられます。また、着の身着のままのケースでは、何かに急かされて家を出たとも考えられます。

特にいくらくらいのお金を持ち出したのか、電子マネー等であればいくらくらい使用できる状況にあるのかを把握できれば、後々に役立ちます。

スマートフォンやパソコンを持って出ているなら、電話、メール、コミュニケーションツールを利用して本人に連絡してみましょう。返信等がなくても、受信されるかどうかや確認までの時間で相手の様子を探ることができます。

SNSの確認

家出した人がSNSを利用しているなら、そこを確認してください。

普通に考えれば家出しならがらSNSに投稿するはずがないだろうと思えますが、普段から発信慣れしている人であれば、いつもと同じように投稿している可能性があります。

利用しているかどうかが不明であれば、友人や職場、学校でつながりのある人に確認してみるとわかるかもしれません。

SNSの更新タイミングはいつともわかりませんので、できるだけ細かくチェックしておくことで、何かがわかったときすぐに行動することができます。

家出から時間が経過したらどう探すべきか

家出から時間が経過すれば、行動範囲や選択肢が広がるため、みつけるのが難しくなります。

生きて行くにはお金が必要ですから、手持ちの資金が枯渇すれば何らかの形で収入を得ようとする可能性が高まります。

ケースとしては日雇いや住み込みの仕事をしたり、生活をサポートしてくれる人をさがすなどが考えられます。もっと時間が経過すれば、普通に雇われて働いていることもあり得るでしょう。

そうなれば、探す範囲はますます広くなります。ですが、そこで大切なのは、調査を継続することです。

友人や知人に見かけたら知らせてもらえるように依頼したり、SNSでの発信や定期的に警察に出向いて何か情報がないか確認することがとても大切です。チラシの配布も有効でしょう。

どうしても見つけたい気持ちがあるなら、とにかく諦めずに探し続けることが大切です。

家出した人を探すときに注意したいこと

家族や近しい間柄であっても、心の奥底までは測ることはできません。特に家出という非日常において、家出した当人の心境がいつもと同じとは限りません。

行きそうな場所や、とりそうな行動を考えて動くことは大切ですが、同時に思い込みで決めつけてしまわないようにしてください。

「行きそうにない」「そんなことをするはずがない」と思っていても、家出という状況においては当てはまらないこともあります。はやく解決するためには、できるだけフラットな視点で探すようにしましょう。

また、イヤな話ですが他人が弱っているとそこにつけ込む人がいます。情報料という名目で金銭を求められたり、おかしな相手に出くわした場合は速やかに警察に相談しましょう。

はやくみつけなければと焦れば焦るほど空回りします。

事件・事故に巻き込まれる可能性と注意すべきこと

家出で気にしなければならないのは、事件や事故に巻き込まれる可能性についてです。何かしらのはっきりした理由があって家出したとしても、その先で不慮の問題が発生することは十分にあり得ます。そのことを踏まえて考えておくべきことについてみていきます。

未成年や女性で注意すること

未成年の場合、誘拐されたり悪い仲間に引き入れられる可能性があります。女性であれば、風俗店で働いたり売春で稼ごうとする人もいます。ネットを介して知り合った相手の元に身を寄せていることもあるでしょう。

いずれのケースも決して望ましいことではなく、探すのも簡単ではありません。しかし、だからといって諦めてしまえば、問題が大きくなるだけです。

警察に協力を仰ぐなどして、探すことに注力しましょう。

成人・高齢者で注意すべきこと

成人が家出をするのは、本人にとってよほどの理由があると考えられます。自発的な家出と想定できるなら、自ら命を絶つリスクも考えておく必要があるでしょう。

また、成人とくに高齢者については本人の意志とは関係なく認知症といった病気から家出をしてしまっている可能性もあります。

そうであれば、判断力が通常ではありませんので事件や事故に巻き込まれる可能性は高まります。遠方に移動していることもあり得ますので、適宜、他府県の警察の行方不明者情報を検索することをおすすめします。

他者の力を借りて家出人を捜すときに考えること

家族だけで家出した人を探すには限界があります。そこで、場合によっては誰かの力を借りることになります。助けてくれる人がいるのはありがたいことですが、親族や友人を頼るのであれば気をつけるべきことがあります。

ひとつは意見が分かれることです。「船頭多くして」ということわざが示すように、助けてくれる人の意見に配慮していると、思うように行動が進まなくなります。家族として直感的に行動したくてもできないとなることもあり得ます。

また、いくら信頼がおける人とはいってもそれなりの距離があるものです。家出した本人や家族全体のプライバシーをさらすことが、今後の付き合いに影響するかもしれない点についても考えておきましょう。

特に当事者が思春期の子どもであったり、不倫や不仲といった夫婦間の問題が発端の家出や金銭がらみの問題は注意すべきです。近しい関係であるほど、付き合い方が難しいのはこの問題でも同様です。

そういった観点から、プロの第三者である探偵へ依頼することには一定のメリットがあります。

探偵に調査依頼するタイミングと必要性の見極め方

探偵に調査依頼をするのはできるだけはやいタイミングがおすすめです。もちろん、時間が経過していても対応できますが、事象の発生からタイムラグが小さいほど、スムーズに良い結果を得られる可能性は高くなります。

探偵への依頼が必要かどうかの見極めは、当事者ご家族では難しいかもしれません。探偵社では無料の相談を受けているところがほとんどですので、それを利用して必要性を判断するのもよいでしょう。

家電が故障すれば電気屋を頼り、体調が悪いと病院に行くように、何事もはやい段階でプロに確認すれば問題が小さく収まる可能性が高くなります。探偵は人探しのプロです。

まとめ:家出人探しには適切な対処が必要

家出した人がどこに行くのかや、探し方について解説しました。

実際には個々のケースによって状況はちがいますので、それに合わせた丁寧な判断が必要です。

いずれにしても、家出は放置すれば問題を先送りするだけで解決はどんどん難しくなります。速やかに行動することと、諦めずに継続して探し続けることで問題解決は進みます。今できる限りの後悔しない対応をとってください。

こちらの解説がみなさまのお悩み解決の一助となれば幸いです。

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