「連絡がとれない」「行方がわからない」などの人を探して欲しいという依頼は、珍しくありません。対象の相手は、家族や知人、もしくは何かしらの関係者など。
もし今、あなたが誰かを探しているなら、やるべきことがいくつかあります。
こちらの記事では、人探しで上手に探偵を利用する方法と、あなた自身ができることについて現役探偵が解説します。
大切な方や、どうしても探すべき人を一日もはやく見つけるために、ぜひ参考になさってください。
目次
探偵に依頼すればみつかるのか
探偵に人探しを依頼すると費用が発生します。また、人探しは素人目線で考えると簡単ではないため、本当にみつけてくれるのか、すぐに見つかるのかという点に不安を持たれるかもしれません。
正直に申し上げると、探偵が行う人探し成功の確率は100%ではありません。
しかし、個人が独自の方法で探すよりは、何倍もその成功率は高く、またあらゆる面で効率的です。
もし、あなたが本当にその人をどうしても見つけたいのであれば、探偵への調査依頼をおすすめします。
人探しは誰でも依頼できるのか
探偵への人探し依頼は、家族以外など、どなたからでも受けられます。ただし、事件を誘発するものや、事件性の強い内容、その他探偵が難しいと判断した場合は、この限りではありません。
探偵に依頼できる人探しの種類
人探しと一口に言っても幅広く、いろんなタイプがあります。こちらでは、探偵に依頼できる人探しの種類についてご紹介します。
こちらにあてはまらないケースも、受け付けられることがありますので、個別にご相談ください。
未成年の家族の失踪
失踪した、もしくは行方がわからない未成年家族の調査を行います。
ケースとしては、
- 自主的または知人などに誘われて家出をした。
- 一人暮らしをしていたが連絡が途絶えた。
- 離婚などで離ればなれになった家族の行方が知りたい。
などがあります。
対象者の年齢が若いケースでは、直近の状況などを頼りにするだけでなく、SNSや友人からの情報も頼りになります。
未成年者の特徴として、身辺状況の変化が激しく、移ろいやすいので、できるだけ速やかな調査が成功のカギになります。
成人家族の失踪(認知症など含む)
配偶者や、親族など成人家族の失踪は探偵調査の対象です。
異性問題や金銭トラブル、家族とのトラブルを原因とする失踪はもちろん、最近では認知症などを患った家族を探す人も増えています。
対象者が成人で、ある程度の社会経験がある場合は、過去に縁のある仕事や場所なども手がかりの一つになります。
成人のケースでは、本人が見つかりたくないと強く思っていることもあるため、上手に近づく必要があるでしょう。
仕事関係者
仕事関係の方を探されるときにも、探偵が役に立ちます。
社員の失踪や、仕事で関係した方が突然行方をくらますなど。仕事がらみの場合、業務上のトラブルや秘密事項について、金銭問題など複雑に絡んでいることが多いため、非常に繊細です。
対象者によっては、依頼者がプライベートを一切把握していないケースもあり、その場合の捜索は簡単ではありません。
反対に同業者等のネットワークで、あっさりと居場所が特定できることもあります。
金銭トラブルの相手
金銭の貸し借りや、未払いなど金銭トラブルの相手を探すことも可能です。
ただし、探偵が介入するのは相手の居場所等の特定や身辺調査までです。金銭トラブルそのものの解決などについては、お手伝いできませんのでご留意ください。
過去の知り合い
過去の知り合いや、初恋の相手を探したい方のご依頼もお受けします。探す対象の方が、会社員やその配偶者など通常の社会生活を送る方であれば、調査の成功率は高めです。
ただし、対象者によっては探されることや再会を望まないケースもありますので、それを踏まえてご依頼ください。
また、対象者との関係によっては、調査をお断りすることもあります。
探偵に依頼するのとは別にやるべきこと
探偵に人探しをご依頼いただくと、調査がスタートし随時、進捗状況をご報告いたします。
それと同時に、依頼者にやっていただきたいことがあります。強制ではありませんが、これによって解決がスムーズになる可能性もありますので、ぜひご検討ください。
警察への届け出
一定期間、対象者の行方がわからないのであれば、まずは警察に届け出をしてください。警察で受理される「行方不明者捜索願」は、家族や親族が提出しますが、それ以外でも雇用主など関係性によっては届け出が認められることがあります。
警察に届け出を出しても、事件性や緊急性がないと判断されれば、積極的に何かをしてもらえる可能性はかなり低いでしょう。
しかし、捜索願を出しておくと、何らかの事件の関係や、未成年の補導、高齢者等の保護から対象者が見つかることもあります。
捜索願が提出されていることで、対象者が事件などに関わっていた場合、本人が何かしら救われることもありますので届け出は重要です。
自分でできる調査・捜索
自分で出来ることがあれば、それを実行ください。
個人でできる調査とは、判明している連絡先に連絡を入れたり、知人や友人がわかれば、行方を尋ねるなどです。それですぐに何かがわかることはないかもしれませんが、後になって情報が得られたり、本人が連絡してくることもあります。
成果がなくても、できることをやっておきましょう。
その人を探す理由を考えておく
未成年家族の捜索などは、保護者の責任として行うことは相応しいといえます。また、遺産相続などはっきりした目的を持って調査をすることもあるでしょう。
ただし、それ以外のケースで対象者が成人の場合、居所を突きとめたその後どうするのかを考えておくことをおすすめします。トラブルがあった相手の場合は、居所がわかっても解決が難しかったり、再び姿を隠すこともあり得ます。すなわち、見つけたその瞬間だけがチャンスになることも予想されます。
対象者に何を求めるのか。また、すぐに交渉すべきことは何かなどを準備して、すぐに動ける体制にしておくことが大切です。
人探しのポイント
人探しを成功させるにはポイントがあります。絶対に対象者を見つけたいのであれば、次の点を頭においておくことをおすすめします。
できるだけ速やかに探し始める
失踪後に時間が経つと見つからないということではありませんが、やはりできるだけ速やかに探すのが理想です。
行方がわからなくなってから時間を空けずに探偵に依頼すると、時間の無駄がありません。
「もしかしたら、そのうち見つかるかも」という期待は誰しも持ちますが、それに時間を費やして調査に余計に時間がかかった例もたくさんあります。
もしまだ、失踪から時間が経過していないなら、迷わずに調査をご依頼ください。
諦めない
対象者が失踪してからすでに時間が経過しているとしても、それなりの対処法がありますのでご安心ください。捜索の方法は個人の事情によって異なりますので、ご相談いただいた上でのご提案となります。
失踪者を捜す方にお伝えしたいのは、諦めないことの重要性です。失踪人探しや、人探しは諦めてしまえばそこまでです。ですが、現時点で望みがかなり薄いように思えたり、何の手がかりもなかったとしても、諦めないことで成功した例はいくつもあります。
その人をどうしても見つけたいという強い気持ちがあるなら、諦めずに探すことで光りが見えます。
なぜ人探しは探偵に依頼すべきなのか
結論から申し上げると、本当に見つけたいのであれば、人探しは探偵に依頼すべきです。ここからは、人探しを探偵に依頼すべき理由について解説します。
警察には限界がある
失踪者や行方不明者については、警察で「行方不明者捜索願」を受け付けています。すなわち、人探しは警察の管轄です。
しかし、事件性や緊急性が認められない成人の行方不明については、本人の意志で隠れている可能性もあるため積極的に捜査されることはほとんどありません。個人の金銭トラブルなども同様です。
対象者の意向にかかわらず、何らかの理由で居所を見つけたいのであれば警察を頼るのは難しいでしょう。
そこで、頼りになるのが探偵です。依頼者に代って対象者を捜索しますので、安心して任せることができます。
独自のノウハウがある
人探しにはコツがあります。その方法は、定型ではなくいくつもの方法と経験から組み合わせてできるもので、経験豊富な探偵のみがもつノウハウです。
聞き込みや潜入なども、ドラマやネットニュースで見聞きするかもしれませんが、その方法は一筋縄ではなく、経験則と勘の両方が必要です。
「餅屋は餅屋」という言葉の通り、その道のプロに任せることで、成功率はぐんとアップします。探偵に依頼すると、調査だけでなく依頼者個人ができることについてもプロ目線でアドバイスしますので、不安なく動くことができるでしょう。
思い込みなく調査できる
家族や親しい人を探す場合、どうしても対象者についての思い込みがつきまといます。また、依頼者本人の行動癖や思考癖から抜け出せないこともあるでしょう。
失踪人や行方不明者の行動は、一般社会でのそれとはちがいます。また、過去の対象者の行動とまったく一致しないこともあります。
対象者への思い込みや、依頼者の考え方が個人での調査の妨げになることは珍しくありません。
その点、探偵はそれを踏まえて行動しますので思い込みに縛られることがない分、捜索がスムーズに進みます。
自己調査より効率がよい
探偵に人探しを頼むと費用が大変だと考える人も多いでしょう。しかし、実際のところ個人が捜索を行うよりも、探偵に依頼する方が効率的であったりします。
まず、手探りで個人が捜索をするなら無駄足や、遠回りがどうしてもあり得ます。その点、探偵は予測しうる無駄は省いて行動しますので、捜索がタイトです。
また、人探しには時間がかかります。個人で行うなら仕事を調整したり、仕事の合間に行うなどになるでしょう。そうなれば、時間を奪われることになるため、実質マイナスが生まれます。これらの捜索を探偵に任せてしまえば、そのマイナスはありません。かつ、成功率は高くなります。
複合的に考えて、自分で調査捜索するよりも、探偵に任せる方が利口で効率が良いといえます。
まとめ:失踪・音信不通の人探しは探偵に頼むべき
失踪や行方のわからない人を探すときに探偵を利用すべき理由や、上手に探偵を利用する方法についてご紹介しました。
大切な方や、信頼していた人がいなくなるのはつらいことです。また、それによって大きな損失を受けているかもしれません。
人探しは、個人では簡単ではありません。もし、その人を本当に見つけたいと切望するなら探偵に依頼しましょう。
依頼のときは、まずは無料相談で事情をお話ください。それによってお力になれるかどうかや、適切な解決についてご提案いたします。
探偵は依頼者さまが、最も良い選択ができるよう味方になってお手伝いいたします。
個人で悩まず、ぜひ一度、ご相談ください。