探偵事務所には日々、様々な案件の相談があります。中には「名前だけしかわからない人を探して欲しい」というお話も。
こちらのページでは、「名前だけ」や「ニックネームだけ」しかわからない相手を探す方法について現役探偵が解説しています。
探偵に調査依頼する場合の注意点や、探偵がどんな調査を行うのかについてもご紹介していますので、あなたの困りごと解決に役立ててください。
目次
名前だけしかわからない人を探すことは可能
まず一番気になるのは「名前しかわからない人を探すことはできるのか」ということでしょう。その答えは「YES」です。もちろん、どんなことにも絶対はありませんが、自分で探すだけでなく、探偵に調査を依頼すればその可能性はぐんと高くなります。
もし、どうしても探したい人がいてその人の名前しかわからない、というケースでも探してみる意味は十分にあります。
名前だけしかわからない人を探すときに思い出したいこと
名前だけしらない相手とは言っても、その人についてのエピソードはあるはずです。人を探す上で、それは非常に大切な手がかりになります。
個人で探すにしろ、探偵に依頼するにしても、いざ思い出すとなると、すぐに出てこないことがありますので、事前に考えておくとスムーズです。
名前だけしかわからない人を探すときに思い出しておきたいことについてみていきます。
居住地や経歴
探したい相手の過去または現在の居住地について知っていることはあるでしょうか。具体的な地名や最寄り駅がわからないとしても、利用している路線や駅の近くにある喫茶店の名称など、なんでもかまいません。本人から聞いた情報があればそれを書き出してください。
また、現在、過去の経歴について何かわかることがあれば、それも手がかりになります。細かな名称や会社名がわからなくてもよいので、思い出してみましょう。
出身地や親族に関すること
普段の会話の中で、出身地や親族に関することを深い考えなしに話していることがあります。もしくは、自然と身の上についての話題になることもあるでしょう。
探したい相手が話していたそんなエピソードをよく思い出してみてください。「子どもの頃、○○によく行った」「兄が○○の仕事をしている」など。
事実とは少しズレている可能性があっても、それはそれでその人を特定する要素になり得ます。真偽のほどは構いませんので、本人が言っていたことがあれば、それを書き出すなどしておきましょう。
その人との出会いと関係性
探したい相手とあなたとの出会い、そして関係性については非常に重要です。お店などで偶然に知り合ったのであれば、それがどこのお店だったのか。もし誰か仲介者がいたなら、それは誰か。
一緒に知り合った人や、その場に居合わせた人がいればそれについてもできるだけ思い出します。
探したい相手に関係する人がとっかかりになることがありますので、関係性などを主観で決めてかからずに記憶をたどってみてください。
その他のエピソード
その人との間に実際に起きたエピソードや、その人が語っていた話などで覚えているものがあれば、それも大切な手がかりです。小さなことや、あなたから見てどうでも良いようなことでも、思い出せることがあれば、それを書き留めるなどしておくとよいでしょう。
名前だけしかわからない人を自分で探すことはできるのか
近年はSNSの普及などもあって、一般の人であってもインターネットなどを利用したり、プロはだしのツールを用いて人探しをすることはできます。名前しかわからないケースについても、同様の方法で見つけられる可能性はあるでしょう。
探したい人がいるなら、自分でできる方法で探してみるのもひとつです。
名前だけしかわからない人を自分で探すときの注意
名前だけしかわからない人を自分で探すことはできます。しかし、自分の気持ちだけで動くと問題に発展することもありますので、注意して動くべきでしょう。
自力で名前しかわからない相手を探すときの注意点についてみていきます。
連絡は慎重に
相手の立場や職業、生活状況によっては、たとえ名前しかわからなくても、個人がその人を探すのは不可能ではありません。探したい相手が、SNSを使っているなどインターネットに関与していれば、その可能性は高まります。
そこで、相手をみつけたとしても本人への連絡は慎重に行いましょう。相手によっては、あなたとの関係や、それに付随することを秘密にしていたり、個人的な連絡は望んでいないことがあります。
あなたにとって、会いたい相手であっても、それぞれの事情や感情があることを考慮する方がよいでしょう。
事件などに巻き込まれる可能性
個人で聞き込みや調査を行うと、事件などに巻き込まれる可能性もあり得ます。
そもそも名前しかわからない相手の場合、相手の素性についてはグレーの部分があります。本人またはその周辺の人に関わることが、必ずしも良いこととは限らないのです。
あなたが見たのは、その人の良い面や魅力的な部分であったとしても、それが全てかどうかはわかりません。人探しにおいては、性善説を信じすぎず、リスクについても心に置いて探すことをおすすめします。
名前だけしかわからない人を探偵に探してもらうには
名前だけしかわからない人を探偵に探してもらうには、まずは無料相談などで、事情をご相談下さい。
相談内容を元に、調査の難易度や方向性が提案されますので、それに合意すれば契約して調査に進みます。
相談内容によっては受けられないケースや、調査が難しいと判断するケースもありますのでご留意ください。
なぜ探偵に調査を依頼すべきなのか
人探しは個人でもできなくはありません。そして成果を出せることもあるでしょう。しかし、リスク、費用、結果など総合的に考えると探偵に調査依頼する方が早く確実に結果を出せる可能性が高まります。
名前しかわからない人探しを探偵に依頼すべき理由について解説します。
探偵にしかできない調査がある
当然ですが、探偵は独自のノウハウを持っていて、プロにしかできない仕事ができます。昨今では、個人で利用できるツールも増えてそれらはかなり優秀です。ですが、優秀な機械も使い方次第で結果が大きく違ってきます。そして、何よりツールだけでは結果はついてきません。
調査は人間が相手です。ツールや機械にはない、人間の勘や経験則が非常に重要になります。
そんなことから、使いこなせるかどうかわからない機材に投資するよりも、探偵に依頼する方が良い結果が得られる可能性は高くなります。
状況に応じて対応できる
人探しをするには、手がかりを元に探したい相手の身辺に近づくことになります。
その際に、探したい相手を含めて関わるのは、いろんなバックボーンを持つ人です。人間は、基本的に自分と同じ環境や状況の人と過ごしていて、それ以外のタイプの人がどんな価値観を持っていて何を考えているのかを想像するのは簡単ではありません。
そして、全く違うタイプの人から情報を得るのがそもそも難しい上、その情報を正しく理解するのはさらに難しいのが実際です。
そこで、それらを加味して動けるのが探偵です。
個人でも聞き込みや、調査をやることはできます。しかし、そこに深く入り込んで適切な情報を取るのはノウハウがないと難しいため、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。
名前だけしかわからない場合の探偵調査費用と期間
探偵に調査依頼をすると見積もりが立てられます。見積もりは、依頼者へのヒアリングや必要であれば探したい相手についての情報収集をして調査プランを立てて、それに必要な費用と期間を提案するものです。
料金の基本的な算定は、かかった人数と、かかった日数に乗じて計算されて、それに交通費など実費が加算されます。そこに、探偵が持つデータベースなど情報ツール使用費用などが加算されます。
調査に時間や人員がたくさん必要であれば、料金はその分、高くなります。
よって、調査費用は案件によってちがいますので、見積もり見てご判断ください。
あまりに安い見積もりや、包括的な金額を指し示されたときは、追加費用がかかったり、調査の精度が低い可能性もありますので注意しましょう。判断がつかないのであれば、複数の探偵社から見積もりを取って見比べるのもひとつの方法です。
探偵調査は相手にバレるのか
もし、探偵に調査依頼していることがバレたくないなら、相談時に探偵にそれをお伝えください。
探偵が依頼者について口外することはありません。しかし、聞き込みの際など、調査の過程で探偵であることをオープンにした方が有利と判断したケースでは、依頼者の判断を得て動くことがあります。
いずれにしても、探偵は依頼者が望まないことは原則しませんので、不安なことがあれば随時ご確認ください。
探すのが難しいケース
名前しかわからない相手であっても、その人を探すことはできます。ただし、難しいケースもあります。
調査が難しくなる可能性のあるケースについてみていきます。
偽名やニックネーム
名前しか知らないというその名前が偽名やニックネームであれば、場合によっては調査が難しくなります。もちろん、そのようなケースでも探偵に依頼することで、何かしらの手がかりがつかめたり、それが「偽名である」事実を知れるなど成果はあります。
また、たとえ偽名やニックネームしかわからなくても、共通の知り合いがいたり、とっかかりとなる要素が複数あれば、見つかる可能性は十分にあると考えて良いでしょう。
時間の制約がある
調査できる時間に制約があると、十分な結果を得られないことがあります。事案によっては、純粋に時間を要します。また、調査はタイミングも重要ですので、そのための時間も必要です。
できるだけ早く見つけたい気持ちは理解しますが、本当に見つけたいのであれば、焦りすぎたり、早々に諦めるなどはおすすめできません。
名前だけしかわからない人を探すときに考えておくべきこと
人探しをする側は、何かしらの意図を持って行うでしょう。しかし、物事には様々な側面がありますので、考えておくべきことがあります。
名前だけしかわからない人探しを探偵に調査依頼したときに起き得ることについてみていきます。
リスクについて
名前だけしかわからないケースで、相手の素性がはっきりしていないのであれば、場合によっては、犯罪に巻き込まれるなどのリスクがあります。
もちろん、探偵に調査依頼してその途中でそれがわかればお知らせします。
誰彼無く疑うことはありませんが、名前しかわからない相手については、注意が必要でしょう。
みつからないまたは時間がかかることがある
人探しは見つかったときがひとつのゴールです。どうやったら見つかるかや、どれくらい探せば見つかるのかなどに答えはありませんので、事案によってはなかなか見つからないこともあります。
ただし、すぐに見つからないからといって、金輪際見つからないわけではありません。探すのを辞めてしまえばそこまでですが、探し続ける限りみつけられる可能性はあります。
どうしてもその人を見つけたいなら、焦らず根気よく探し続けることをおすすめします。
相手の迷惑になること
探す側はその人を見つけたいと思っていますが、探される側が同じとは限りません。相手によっては、探して欲しくない事情を抱えていることもあります。
相手の居場所を特定できたとしても、必ず自分が思う展開になるとは限りません。
探偵社では、上手に相手と接触するためのサポートや、相手が連絡を取ろうとしない理由を探る調査も可能ですので、気になる方はご相談ください。
まとめ
名前しかわからない人を自分で探すときのポイントや、探偵に頼むべき理由などについて解説しました。
人探しを個人が行うのは簡単ではありません。また、個人で調査すれば時間やお金がかなりかかりますので、事情によっては速やかに探偵に依頼する方が良いでしょう。
調査は簡単そうに思えることでも、コツがあってそれをうまくやらなければ思う成果は得られません。
また、探偵に調査を任せることでそれについて味方を得ることができるのも大きな魅力です。探偵は、信頼と実績を兼ね備えた調査のプロとして、依頼者に必要なサポートを行います。
どうしても見つけたい人探しについては、探偵を上手にご利用下さい。