「探して欲しい人がいるので探偵に調査を依頼したい。でもどれくらい費用が必要なのだろう」
このように人探しを依頼したいと思っても、探偵に依頼するには費用が沢山必要というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
依頼するからにはできるだけ費用を抑えたい気持ちがあるはずです。
調査費用は探偵会社ごとによって異なりますが、費用の相場観を知ることは大切です。
そこで今回の記事では、探偵の人探し調査の費用相場の他にも、費用を安くするコツについて徹底解説していきますので参考にしてください。
目次
一般的な人探しの料金相場とは
普段から頻繁に人探しを依頼している人は少ないと思いますので、まずは探偵の調査費用の相場観をご紹介します。
探偵へ人探し調査を依頼した場合の費用はおおよそ10万円～150万円前後とかなり幅があります。それは難易度・調査期間・捜索範囲・調査人数によって費用が変動するからです。
その他にも、大手探偵会社や中小の探偵事務所の規模によっても料金は異なります。比較的、大手探偵会社の方が費用が高く、個人探偵事務所の方が費用は安い傾向があります。
なお、提供される情報が多ければ多いほど探偵の調査がスムーズになりやすく、難易度は低くなります。一方で対象者と最後に会ってから長い年月が経っており情報が古い、金銭トラブルなどの理由で意図的に失踪しているなどの場合は難易度が高くなる傾向にあります。
難易度が高いほど、調査期間が長くなったり、動員される調査員も増えたりする可能性があることを理解しておきましょう。
人探しの費用について
探偵会社ごとに様々な料金プランが存在しますが、人探し調査では成功報酬型プランが採用されていることが多いです。成功報酬型プランとは契約を結んだ依頼者がまず着手金を支払い、調査が成功したあとで成功報酬も支払う料金形態です。
そしてこの成功報酬型プランであっても、案件ごとに難易度や調査方法などの違いで費用に差がでてきます。探偵は依頼者から相談を受けて最も有効な調査方法を提案します。まずは依頼する案件がどのくらいの難易度になるか尋ねてみましょう。
各種資料のデータ調査や分析する調査もあれば、尾行や張り込み・聞き込み調査を行う場合もあります。場合によってはどちらも複合とした調査方法をとることもあるでしょう。
たとえば対象者の情報が多くあり、恩師や初恋の人やを探して欲しい、転居先を知りたいといった内容であれば比較的費用は低くなる傾向にあります。
一方で、対象者の情報が少なく、故意に失踪しており、足取りが途絶えてかなりの年月が経過している場合は調査難易度が高く、多くの人員が動員され長期間に及ぶ調査になる可能性が高いので費用が高額になると予想されるでしょう。
さらに遠方で調査を行う場合は交通費や滞在費なども諸経費として発生します。
仮に九州の探偵会社が沖縄で失踪した対象者を探して欲しいと依頼があったとします。調査の結果、対象者が北海道で生活しているかもしれない情報をつかんだ場合、探偵は北海道まで調査に赴く必要があるのでかなりの交通費と滞在費が発生するでしょう。
費用を安く抑えるポイント
探偵会社に見積りをもらうと、想定していたよりも費用が高いと思ってしまう場合もあるかもしれません。
そこでなるべく費用を抑えつつも成果を出すために、ここでは探偵に依頼する際に抑えておくべき四つのポイントを解説いたします。
①複数社から相見積りをとり比較検討する
探偵業界にはある程度の相場はありますが、決まった料金規定などは存在しません。
そこで相場を知るためにも、一社だけに見積りをとるのではなく、複数社に相見積りをとって料金とあわせて実績やサービスなどを比較検討するようにしましょう。
料金体系が複雑ではないか、追加料金が発生しないか、基本料金はどこまでの調査が含まれているのかなどをチェックしてみてください。
そうすれば適正な費用を知ることができ、どの会社に依頼すべきなのかを見極めることができるようになります。
②できるだけ早く探偵に相談・依頼をする
人探しにおいて、特に家出や失踪の場合、時間が経過すればするほど対象者の移動距離が長くなり、足取りを追うことが困難になります。つまり調査が早ければ早いほど発見する可能性が高くなるので、事件性が感じられるのであれば早急に警察や探偵に相談しましょう。
そして探偵に依頼する場合、調査費用は早く見つかるほど安くなりやすいです。
なぜなら早く依頼すれば、探偵に提供できる情報量も多く、情報が新しいはずです。失踪時の状態や服装などが変わっていない可能性が高いので、本人を特定しやすくなります。顔写真も最近の写真であれば、見た目の変化が少ないでしょう。
警察庁の発表によると、行方不明者の所在確認は失踪してから一週間以内がボーダーラインと言われていており、失踪後一週間をすぎてしまうと発見率が一気に下がってしまいます。
そのため事態が深刻化する前に、事件性のある家出や失踪であれば早めの相談・調査依頼をしたほうがよいでしょう。
③多くの情報を収集して探偵に提供する
調査を依頼する際には、なるべく多くの情報を収集しておき探偵に提供しましょう。
探偵は人探しを行う際に、依頼者から聞いた情報を基に調査を行うからです。その情報が少なかったり、欠けていたりすると調査の難易度が上がってしまうので必然的に費用も上がってしまいます。
つまり情報が多ければ多いほど難易度が下がり、探偵の調査は効率よくスムーズに進み、対象者の足取りを追いやすくなり、結果的に短期間で調査が終わる可能性が高くなるでしょう。
少し手間はかかるかもしれませんが、なるべく対象者の情報を用意して探偵に相談してみましょう。
どのような些細なことでもできるだけ多くの対象者の情報を用意してください。
依頼者にとっては些細な情報に見えても、探偵にとっては大きな手掛かりになる可能性があるからです。こんな情報はいらないかもと思っていてもまずは渡してみましょう。
ただ記憶が曖昧で確信が持てないあやふやな情報については、その旨を前もって伝えておいた方がいいでしょう。その方が探偵の混乱を招かずにすみます。
④予算と捜索範囲決めて調査する
人探し調査の費用を抑えるために、あらかじめ自分の予算を探偵に伝えておくことも大切です。
難易度や調査方法によっても費用は変わりますが、予算内でどこまでの調査を行ってもらえるのか探偵に相談してみてください。基本的な調査費用がいくらなのか、追加料金は発生するのか、発生する場合はどのような条件の際に発生するのか確認してみましょう。
予算次第で探偵ができる調査方法や捜索範囲は変わってくるでしょうが、信頼できる探偵であれば予算内で最大限の調査方法を提案してくれでしょう。
また、もし失踪した対象者がいるであろう範囲をある程度予想できていれば、捜索範囲を狭めて調査ができるので短時間で発見出来る可能性があります。たとえ調査員が少人数であっても捜索可能範囲が狭ければ費用を抑えられるかもしれません。
そして事前にある程度、自分自身で調査や聞き込みをした場所があるのであれば、その範囲を除くことができ費用の節約につながる場合があります。
依頼する前に予算と捜索範囲を予め探偵に伝えておくとよいでしょう。
費用の安さだけにこだわらず調査力の高い探偵会社を選ぼう
依頼者としてはなるべく費用を抑えたいという気持ちがあるでしょうが、その気持ちが強すぎるあまり安さだけを重視して探偵会社を選ばない方がいいでしょう。
もちろん調査費用は安いに越したことはありませんが、契約する前によく契約書を見ておきましょう。
まっとうな探偵会社であれば費用についてきちんと説明をしてくれます。見積もり後に勝手に上乗せをするようなことはありませんが、後から追加料金があったり、オプションのような形で上乗せをする契約になっていないか依頼前によく確認しましょう。
料金は安いけれど調査期間が長くなってしまい最終的に費用が高くなってしまうよりは、調査力ある探偵会社が集中的に短期間で調査した方が費用を抑えられる場合があります。調査期間を短くするには、調査力のある会社に依頼するのがベストでしょう。
調査力が高い探偵会社の見分け方としては、人探し調査の実績が豊富で、創業年数が長い会社などを探してみるとよいでしょう。
もし捜索地域が絞られているのであれば、その地域に根差した探偵に依頼するのもポイントです。なぜなら土地勘があり、地域情報や人脈が豊富だからです。
探偵会社のホームページには、その会社のこだわりや意識している点などが記載されているのでチェックしてみるとよいでしょう。
人探しを検討中のあなたに
人探しを探偵に依頼したいと思っても、相場観が分からず費用が高額になるのではないかと不安に思い依頼するのに躊躇してしまうかもしれません。
しかし、探偵会社の特徴やどのような料金プランがあるのか知っておき、費用を抑えるコツを把握しておけば、その心配は少なくなるでしょう。
今回はこれから人探しを探偵に依頼しようと考えている方に向けて、料金プランの紹介と、費用を抑えつつ成功率を高めるポイントをお伝えいたしました。
まずは複数社から相見積りをとり、自身の人探し調査の内容とあったプランやサービスを提供してくれる探偵会社を見つけましょう。
そして探偵会社に選ぶ際は、安さばかりに目を向けずに、分からないことにも親切に教えてくえるような会社に無料相談してみることも大切です。
警察に頼れないような案件であっても、探偵であれば力になることができます。「あの時ああしておけばよかった…」と後悔しないよう、今できる最善を尽くしてください。
