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【不倫の証拠集め】不貞行為の証拠11選|確実に浮気の証拠を掴む方法を解説

自分の配偶者が不倫をしていた時、あなたはどのような対応を考えますか?

「慰謝料請求をする」、「不倫相手に接触禁止の誓約をさせる」……。

いずれにしても、こういった措置を採るためには、確実に不倫の証拠を掴む必要があります。しかし、「証拠を掴むためにはどのような方法を採ればいいのか?」、「そもそもどんな物が不倫の証拠になるのか?」これらが分かっていなければ、証拠を集めることはできません。

そこで、本記事では、「浮気・不倫の証拠になる物」を紹介し、実際にそれらを集める方法も併せてご紹介します。

不貞行為の立証は難しいのか

浮気・不倫を働いた者には、不法行為による損害賠償責任が発生します。しかし、損害賠償請求が認められるためには、「実際に不貞行為があった」という事実を立証する必要があります。

この不貞行為の立証は、浮気を追及する側、つまり、浮気をされた側がしなければいけません。

「不貞行為の立証をするなんて難しいのでは?」と感じられた方もいるのではないでしょうか。しかし、不貞行為の立証をする際に最も重要となるのは「性的関係にあるかないか」という1点です。それについて確認していきます。

性的関係にあれば不倫に該当する

浮気・不倫は、法律用語で「不貞行為」と呼ばれます。「不貞行為」とは、「配偶者をもつ男女が、自由な意思に基づいて、配偶者以外の異性と性的関係を結ぶこと」であるとされています。

つまり、「性的な関係にあれば、その行為は不倫に該当する」ということになります。

性的関係にない場合は不倫と認められにくい

「性的な関係にあれば不倫に該当する」これは裏を返せば、「性的関係にない場合は不倫と認められにくい」ということになります。

法的な定義でも、「不貞行為」は「性的関係を結ぶこと」を条件としているため、例えば、「配偶者と不倫相手が親密な関係にある」という証拠だけでは、不貞行為の立証には至りません。

性的関係が確認できて、初めて「不倫」と認められることになります。

このように、不貞行為の立証をする際に最も重要となるのは、「性的関係にあるかないか」という点です。まずは、このことを押さえておきましょう。

不倫・浮気の証拠になるもの11選

では、実際どのようなものが「浮気・不倫の証拠」になるのでしょうか?

前提として、最終的にどのようなものが証拠になるかは、第三者(裁判所)の判断に委ねられます。一般的に証拠にならないといわれるものであっても、裁判官の心証に影響を与え、納得させることができれば、それらは立派な証拠となります。

その点を押さえた上で、「浮気・不倫の証拠になるもの」をそれぞれご紹介します。

動画・写真

代表的な浮気・不倫の証拠は、「不倫の事実を押さえた動画や写真」です。

この中でも特に証拠としての効力が強いものとして、「ラブホテルに出入りする写真」や「性行為中・性行為前後の写真」が挙げられます。

ラブホテルは一般のホテルと違い、性行為を行うことを前提とした施設です。そのため、基本的に「ラブホテルに出入りする写真」があれば、性的関係にあったとみなされます。

また、「不倫相手と裸で撮影したツーショットの写真」や「性行為中の動画」等も、性的関係にあることを立証できます。ここで注意しなくてはならない点は、「そのデータに写っているのが本人であることが確認できなくてはならない」ということです。たとえ性行為中の動画が入手できても、顔がはっきりと写っていなければ、第三者からは当事者であるかどうかを判別することはできません。

一方で、「キスをしている写真」、「手を繋いでいる写真」、「ビジネスホテルに出入りする写真」などは、それ単体で性的関係にあるかどうかを確認することはできません。しかし、他の不倫の証拠と組み合わせることで、これらも証拠の一つになります。

録音データ

「不倫の事実が確認できるような録音データ」も、証拠の一つになります。

特に、「性行為の内容を言及している不倫相手との電話の録音データ」などは、性的関係が確認できる証拠です。また、「配偶者が不倫をしていることを自白した時の録音データ」も証拠となります。

スマホの通話履歴

一般的に、「スマホの通話履歴」だけでは、不倫の事実があったということを確認できないため、証拠にはならないと考えられるかもしれません。

しかし、その他に確固たる不倫の証拠がある場合などに、その証拠を補強する形で、「不倫相手と頻繁に会話しているスマホの通話履歴」を提示することで、第三者(裁判官)の心証に影響を与えることができるかもしれません。

SNS・LINE・メール

「SNS・LINE・メールなどの履歴」も証拠となります。

この中でも、「不倫相手と性行為をしたことが確認できる履歴」は特に有効です。例えば、「このあとラブホテルに行こうね」、「昨日のプレイはよかったね」などといった会話内容は、性的関係にあることが確認できます。

交通ICカードの利用履歴

SuicaやICOCAなどの「交通ICカードの利用履歴」は、あくまで配偶者がいる場所を示したものであるため、基本的には不倫の証拠にならないと考えられるかもしれません。

しかし、「ホテル街で頻繁に下車をしている」、「不倫相手の自宅の最寄り駅で頻繁に下車をしている」といった場合、他の証拠と併せることで、裁判官の心証に影響を与えることができるかもしれません。

カーナビの履歴

交通ICカードの利用履歴と同様に、「カーナビの履歴」も、配偶者の位置を示すデータです。

この場合も同じように、「ラブホテルに頻繁に行っている」、「不倫相手の自宅に頻繁に行っている」といった履歴があれば、他の証拠と併せることで、証拠の一つになると考えられます。

GPSの記録

「GPSの記録」もまた、配偶者の位置を示すデータです。

これらの配偶者の位置を示したデータは、「ラブホテルに頻繁に行っている」といった確信的な場合はもちろんですが、「事前にこちらが聞いていた場所とは別の場所に頻繁に行っている」といった場合にも、不倫を疑わせる証拠の一つになります。

パートナーに嘘をついて、頻繁に別の場所に行っているのは疑わしいからです。他の証拠と合わせれば、裁判官の心象に影響を与えることができるかもしれません。

領収書・クレジットカードの明細

「ラブホテルの領収書やクレジットカードの明細」も証拠になります。

これらの証拠単体では、誰と行ったかもわからず、不倫の事実自体を立証していることにはならないと考えられるかもしれません。しかし、例えば、「不倫相手とラブホテル行くやりとりをしているメッセージの履歴」があり、そのやりとりをしていた日のラブホテルの領収書やクレジットカードの明細があれば、不倫の事実があった可能性は高いと推定されます。

そのため、そのような状況であれば、これらの「領収書・クレジットカードの明細」も証拠になるといえます。

不倫相手からのプレゼント

「不倫相手から配偶者へのプレゼント」も、時には不倫の証拠になるかもしれません。

この場合、特に注目すべきなのは、そのプレゼントの内容です。例えば、「下着や性的な玩具のプレゼント」などは、配偶者のいる異性に対して本来贈るものではないと考えられます。

他の証拠と併せて、これらを提示することで、証拠の一つになるかもしれません。

第三者から得た証言

「第三者から得た証言」も証拠になりますが、特にその効力が強く認められるのは、法廷における「証人尋問で得られた証言」です。

万が一、証人尋問にて虚偽の発言をした場合、その証人は、「偽証罪」という罪に問われることとなります。このようなリスクを負っていることから、「証人尋問で得られた証言」は、特に強い証拠としての効力が生じます。

探偵による調査報告書

「探偵による調査報告書」は、調査対象者の行動などの詳細の情報を記録し、事実関係を明確に記載しているデータです。

探偵は、法律によって定められた調査のプロです。その調査のプロである探偵が、正式な調査に基づいて作成した「調査報告書」には、証拠としての効力が認められると考えられます。

不貞行為の証拠を確実に集める方法と注意点

不貞行為の証拠を集めるにあたり、注意をしなくてはならない点が、大きく分けて2つあります。

まず1つ目は、「証拠の収集が法律に反してしまうかもしれない」という点です。上記で確認をしたような不貞行為の証拠を集めるためには、配偶者や不倫相手を何らかの形で調査する必要があります。しかし、これらの特定の個人に対する調査が、プライバシー権の侵害やストーカー規制法に反する行為となってしまうかもしれません。

「不倫を糾弾するつもりが、いつの間にか自分が処罰を受ける側になっていた」という事態に陥らないよう注意しましょう。

2つ目の注意点は、「配偶者との関係悪化の可能性」です。

実際に不倫をしていた場合であればまだしも、特に気をつけなくてはならないのは、不倫をしていたというのは勘違いで、「実際は不倫をしていなかった」というパターンです。この場合に、もしあなたが執拗に調査を行う、配偶者に対して問い詰めるといった行為をすれば、配偶者からの信頼を損ない、関係が悪化してしまう可能性があります。

不貞行為の証拠を集める際には、これら2つの点に十分注意を払いましょう。

そして次に、不貞行為の証拠を集める方法ですが、これには大きく分けて3通りの方法があります。それぞれご紹介します。

自力で調べる|リスクが大きい

1つ目は、「自力で調べる」という方法です。

この方法は手軽でコストがかからない一方で、大きなリスクを伴います。不貞行為の証拠を収集するにあたっては、「尾行・張り込み・聞き取り・隠し撮り」といった調査を行う必要が出てきます。しかし、一般の個人がこれらの行為を行えば、プライバシー権の侵害に該当する、ストーカー規制法に反するといった可能性があります。

そのため、基本的にこういった調査を行うことは難しいですが、それをせずに確実な不倫の証拠を集めることは困難です。結果的に、不倫の事実を立証することができず、慰謝料請求ができないという事態に陥ってしまうかもしれません。

探偵に依頼する|リスクが小さい

そこで考えられるのが、2つ目の「探偵に依頼する」という方法です。

探偵は、一般の個人がやり方を間違えると違法になりかねない「尾行・張り込み・聞き取り・隠し撮り」といった調査を行うことが、『探偵業法』という法律によって認められています。素人では技術的にも難しい調査を、合法的に高い技術力で行うことができるため、確実に不倫の証拠を集めることができ、リスクの小さい安全な方法であるといえます。

自力で調べた情報を探偵に共有

最後に、自力で調べた情報を探偵に共有して効率的に不倫の証拠を集めるという方法があります。

比較的リスクが少なくご自身でもできる証拠収集を行ない、そこで得た情報を基に探偵と協力体制を取り、決定的な証拠を収集するというやり方です。

専門的な知識やプロの技術が必要な場面は探偵に任せ、その他を補強する細かな部分を自分で補うようなイメージとなります。効率よく調査範囲を絞れば費用の節約にもつながるメリットもあり、探偵との入念なやり取りや打ち合わせが必要ですが、方法を確立させれば最も効果的な方法とも言えます。

不倫・浮気の証拠集めは探偵に依頼しよう

ここまで確認したように、探偵に依頼をすれば、安全かつ確実に不倫の証拠集めをすることができます。

しかし、探偵への依頼にもメリットとデメリットがあります。それぞれ確認をしておきましょう。

探偵に依頼するメリット

探偵に依頼をメリットは多数ありますが、最も大きなメリットは、「不倫の証拠を高い確率で押さえることができる」という点です。

先にも挙げたような独自の調査を合法的に行うことができるため、一般の個人が調査を行うよりも、証拠を押さえることのできる確率は圧倒的に高いといえます。また、不倫の調査にあたり懸念される点は、「調査をしていることがバレるリスク」ですが、探偵は調査のプロであるため、「相手にバレない安全な調査手法」を熟知しており、対象者にバレないことを最優先に調査を行います。そもそも、調査をする探偵は、調査をされている相手にとっては「赤の他人」です。この点においても、本人が調査を行うのに比べて、バレるリスクは小さいといえるでしょう。

そして、「不倫の証拠集めにおいて必要になる面倒な作業をすべて任せることができる」というのも大きなメリットです。

自力で証拠集めをする場合、まずは「どんな物が証拠になるのか」を調べる必要があり、それを調べた上で、「どのような方法で証拠集めをするか」を考え、さらには「その方法が法律に反しないか」といった点にも配慮が必要で、要する時間や労力は大きなものとなります。

しかし、探偵に依頼をすれば、これらの作業をすべて任せることができます。

加えて、本来は自力で考えなくてはならないその後の措置についても、探偵と相談をすることができます。このような、「証拠が集まった後のアフターフォローを受けられる」という点もメリットのひとつです。

探偵に依頼するデメリット

一方で、探偵に依頼をする基本的なデメリットは、「時間」と「費用」の2つです。

調査にかかる時間は、長ければ数ヶ月に達することがあります。費用についても、基本的には数十万円ほどといった、まとまったお金を用意しておく必要があります。さらに、どれくらいの時間と費用が具体的に必要になるかは、対象者の行動次第という側面があり、こういった不透明性もデメリットといえるでしょう。

しかし、探偵に依頼をする多くのメリット、個人で調査をするリスクなどを比較して考えると、やはり探偵に依頼をすることはおすすめであるといえます。以下では探偵に依頼する際の流れをご紹介します。

依頼の流れ

①相談

まずは、電話やメールで探偵社に連絡をして、簡単に依頼の内容を説明します。

この際に詳細の説明を求められることもありますが、基本的には一度、対面もしくはオンラインで詳細の話をするために、面談のアポイントを取ります。

②見積もり

実際に面談をして、依頼の目的や内容等を詳細に説明します。

それらの依頼内容を踏まえた上で、探偵社は見積もりを出します。

③契約

見積もりを確認し、合意ができた場合には、契約を交わすこととなります。

この際に、契約書と見積もりの内容に見落としがないように注意をし、不明な点は積極的に尋ねることを念頭に置いておきましょう。

④調査開始

契約が済めば、実際に浮気調査が開始となります。

探偵と打ち合わせをし、調査対象者の基本情報や手がかり等、調査に必要になる情報を確認した上で、探偵は調査を実行に移します。

⑤結果報告

調査完了後、調査報告書を探偵から受け取り、結果の報告を受けます。

この際に、収集した不倫の証拠も同時に提示されます。

⑥アフターサポート

調査の結果を踏まえ、その後の措置を探偵と相談します。

探偵は、基本的に調査だけを専門としているイメージがありますが、その後の措置の検討や相談等に応じてくれる探偵社も多くあります。

このような探偵社であれば、「知識がなく、その後どうすればいいか分からない」という場合にも、スムーズにその後の措置を進めることができます。

調査にかかる費用や期間

探偵の浮気調査にかかる費用は、「10~100万円」ほどが相場といわれており、調査にかかる期間については、「1週間~2ヶ月」ほどが目安といわれています。

相場に幅があるのは、調査にかかる費用・時間・労力が、それぞれのケースによって大きく異なるためです。例えば、「調査を始めて3日後に不倫をしていることが確認できた場合」と「1ヶ月後にようやく不倫が確認できた場合」では、調査にかかる時間と労力は大幅に異なります。

また、「不倫がバレないように相手が細心の注意を払っている」といった場合、その分調査員の人数が多く必要であったり、特殊な機材が必要であったり、長時間の張り込みが必要であったり、とかかる費用・時間・労力は大きくなります。このように、調査にかかる費用と期間はそれぞれのケースによって変動するため、実際に探偵に相談をし、確認をすることが大切です。

不倫の証拠が集まった後にすること

では、実際に不倫の証拠が集まった後は何をすればよいのでしょうか?それぞれ確認していきましょう。

配偶者に証拠を提示して冷静に話し合う

まずは、集めた証拠を提示して、配偶者と話し合いをしましょう。

ここで重要なのは、あくまで「“冷静に”話し合う」ということです。相手の裏切りに対して、感情が高ぶるのは当然のことです。しかし、感情に任せて話しをすると、相手の話を聞き出すことができず、適切な措置を講じることができなくなってしまいます。

相手の不倫の動機・経緯・言い分などを冷静に聞き、それに対する相手の態度等も考慮した上で、実際にその後の対処法を検討していきましょう。

離婚する場合|配偶者と不倫相手に慰謝料を請求する

配偶者と不倫相手への最も代表的な制裁方法は、慰謝料請求をすることです。

不貞行為を働いた者には、『民法第709条および710条』を根拠に損害賠償責任が発生し、これに基づいて、不貞行為をされた側は慰謝料を請求することができます。慰謝料請求は、配偶者のみではなく、不倫相手にも当然に認められています。

この慰謝料請求の方法には、大きく分けて「示談交渉」と「民事裁判」という2つの方法があります。実務では、いきなり民事裁判を起こすことは稀で、「示談交渉を試み、合意が得られない場合に民事裁判を起こす」という流れが一般的となります。

離婚しない場合|不倫相手に慰謝料請求し接触禁止を伝える

不倫をした配偶者が必死に反省し、謝罪をしている場合などは、「不倫を許し、婚姻関係を継続させる」ことを選択するケースがあります。

こういった場合は、「不倫相手にのみ制裁を与える」ことが考えられ、最も有効なのは「不倫相手に慰謝料請求を行った上で、接触禁止を伝えるという」方法です。

示談交渉、もしくは民事裁判にて慰謝料請求を行った上で、二度と配偶者と不倫をすることがないように、接触を禁止する旨を定めた書面を作成し、不倫相手と合意形成をします。

この合意によって、不倫相手は、今後配偶者に接触することができなくなります。接触禁止を伝えることで、不倫相手にはしっかりと制裁を与えることができますし、配偶者の不倫の再発防止を行うこともできます。

探偵社が弁護士を紹介してくれる場合もある

慰謝料請求をする場合や、不倫相手に接触禁止の誓約をさせる場合、これらは法的な分野の業務になります。

それぞれの措置を個人で行うことも可能ですが、「精神的に大きな負担がかかる」といったリスクや、「知識が不十分なためにこちらが不利な立場に立たされてしまう」という可能性も考えられます。そのため、このような措置を採る際は、法律の専門家である弁護士が、基本的には介入することになります。

しかし、弁護士を自分の手で探し、事実の説明や証拠の提示を弁護士にすることには、それなりの労力が必要です。そんな時、不倫調査を行った探偵社に相談をすると、弁護士を紹介してくれる場合があります。自力で弁護士を探す手間が省けますし、その後の作業をよりスムーズに進めることができます。

探偵に調査を依頼する場合は、弁護士を紹介することができないかを同時に確認しておきましょう。

事例

※守秘義務に反しないよう、内容の一部に改変を加えております。

Aさんはある日、夫であるBさんのスマホに、知らない女性から、「次はいつ会えるの?♡早く会いたい♡」というメッセージが届いているのを偶然目にしました。

不審に思ったAさんがLINEの履歴を確認すると、そこには生々しい不倫の一部始終が記録されていました。裏切られたことに対して怒りを覚えたAさんは、離婚をして慰謝料請求することを決心します。

法律に詳しい友人にこのことを相談すると、「LINEのトーク履歴だけでは不倫の事実を立証できないかも、確実な証拠を押さえるために探偵か弁護士に相談に行ってみるのはどう?」と促され、Aさんはまず探偵の無料相談を受けました。その後、弁護士にも相談に行き、両者ともに不貞行為を立証できる確実な物証が必要との見解を示されたことから、探偵に浮気調査の依頼をしました。同時に探偵からのアドバイスで自分でも収集できる証拠の確保に取り掛かりました。

後日、探偵から調査報告書と同時に、Bさんが不倫をしている証拠を提示され、その証拠をBさんに見せて追及したところ、Bさんは、「ホテルには入ったけど、仕事の打ち合わせをしていただけ」と不倫を否定し、慰謝料請求には応じませんでした。

示談交渉での合意が果たせなかったAさんは、慰謝料請求を求める訴訟を起こし、裁判では「何度かビジネスホテルに出入りしている写真」、「ラブホテルに出入りしている写真」、「親密な関係がうかがえるLINEのトーク履歴」やその他の関連する証拠を提示しました。

Bさんは一貫して、「仕事の打ち合わせをしただけ」と主張しますが、最終的には、「ラブホテルに出入りしている写真」という決定的な証拠に加えて、不倫が推定されるような証拠も複数あったことで慰謝料請求は認められました。Aさんの事前準備が功を奏した結果となった案件でした。

まとめ

今回は、「不貞行為の証拠になるもの」をご紹介しました。

不貞行為の証拠にはさまざまなものがあり、どのようなものが証拠になるのかを見定めるのは難しいと感じられたかもしれません。また、実際にこれらの証拠を自力で集めるのはリスクが大きく、困難といえます。

しかし、探偵に依頼をすれば、こういった困難な調査を一任することができます。安全かつ確実に慰謝料請求を行いたい場合は、まずは一度、探偵への相談を検討しましょう。

※こちらからも浮気調査の徹底解説記事が確認できます→浮気調査の全体像~調査の基本から探偵に依頼する際の注意点まで【徹底解説】

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