別れた恋人と復縁したいと思っていても、うまくいかなかった過去を振り返ると、つい二の足を踏んでしまいがちです。
「よりを戻すことができたとしても、次はうまくやっていけるか心配で、とても告白できない」と悩む方もいることでしょう。
この記事では、復縁後に再び別れてしまう理由や、うまくいく確率をチェックする方法について解説します。
目次
復縁後別れる確率は
別れた恋人同士がよりを戻す復縁は、決して珍しいことではありません。実際に復縁から絆を深め、結婚に至った夫婦もいます。
しかし「復縁したものの、結局は別れてしまった」というケースのほうが多いことも事実です。「めちゃコミック」が約2,000人を対象に実施したインターネット調査によると、復縁したことがあると答えた人の割合は、全体の33%に上ります。これは決して少なくない数字と言えるでしょう。
一方で、復縁後にどうなったかという質問に対しては、62%が「もう別れた」と回答しています。
※「めちゃコミック」調べ
恋人同士が別れを決意するときは、相手の嫌な面ばかり見えていたり、怒りで頭がいっぱいになっていたりするものです。
しかし時が経つにつれて、相手のやさしい言葉や行動、楽しかった思い出が心に浮かんできます。復縁を考えるときは、そのような心境で「もう一度やり直したい」と望むので、別れたときの状況が思い出しにくくなっているのでしょう。
確かに、一度はピリオドを打った関係を修復したことで、より良いおつきあいができるようになるケースも存在します。しかし、復縁した恋人同士は、再び別れるという結論に至るほうが多いのです。
参考:めちゃコミック・無料で読める漫画情報マガジン めちゃマガ「まだ好きなのに…この恋やり直せる?復縁経験者の復縁事情を大調査!~復縁した相手とは結婚につながりやすい!?~」
復縁したのになぜまた別れるのか?
実際に、もう一度やり直したいと強く願い、復縁した恋人たちの約6割が再び別れを選んでいます。
感情を持つ人間同士のことですから、愛する人との関係が破綻してしまう原因は様々で、一括りにはできません。本章では、復縁後にまた別れてしまう、主な二つの事例について検証していきます。
別れた原因が改善されていない
恋人同士が別れを決める際は、必ず何らかのきっかけがあります。片方、あるいは両方の浮気や八つ当たり、わがままや嘘など、その理由は様々です。そして、別れた原因を改善せず復縁したならば、高確率で再び破綻する時がやってきます。
復縁当初は、恋人同士の感覚がすぐに戻り、一緒にいるだけで楽しいと思えるでしょう。懐かしさや、寂しさの解消という要因も加わって、逆に新鮮味を感じられるかもしれません。しかし、それは時間とともに薄れていくものです。
最初の熱が冷めてきたときに、別れた原因が改善されていれば、大きな波風は立ちません。しかし、同じことを繰り返してしまったら、相手の心には失望感が広がります。「またか」「全然変わっていない」と、前回のことを思い出す分、失望感はさらに強くなることでしょう。
復縁した恋人同士は、お互いに亀裂が入る要因を把握している関係と言えます。二度と別れたくないと願うなら、よりを戻したことにあぐらをかかず、同じことを繰り返さないよう気をつけなくてはなりません。
価値観や性格など内面的な違いが原因だった場合
別れた原因がお互いの言動ではなく、価値観や性格などの内面的な理由なら、うまくやっていくのは厳しいかもしれません。言動は自分の意志でコントロールできますが、内面的なものを変えることは難しいからです。
性格や価値観は、生まれ育った環境や両親からの影響、幼少時から続く経験の積み重ねによって形成されます。長い時間と膨大な記憶から築かれたものですから、そう簡単には変えることができません。また、内面的なものは、自分がどのような人間かを自覚する「アイデンティティ」のベースになります。他者のために性格や価値観を変えることは、アイデンティティが揺らぐ原因になってしまうため、難しいとされているのです。
たとえば、ふたりで「本日のランチ・2,000円」というメニュー一択の店に行ったとしましょう。片方は「2,000円なら食べたい」と思い、片方は「2,000円は高いから店を変えたい」と感じるなら、ふたりの間には金銭感覚のズレがあります。そのまま本日のランチを注文したとしても、あるいは店を変えたとしても、どちらかが我慢をすることになるのです。
人は相手との関係が深いほど、自分をさらけ出しやすくなります。復縁直後は素直に譲れたとしても、時間が経てば、我を通したいと考えてしまいがちです。内面的なものが大きく異なるふたりなら「恋人ではなく友達になる」など、心地良い距離を取ることも、選択肢のひとつになり得るでしょう。
復縁後うまくいくパターンは
ここまでは、復縁後に再び別れてしまうケースについて見てきました。よりを戻すことができたとしても、その半数以上が、二度目のピリオドを打つ選択をしていることが分かります。
しかし、復縁後はうまくやっている恋人たちがいることも、結婚にたどり着いた例があることも事実です。本章では視点を変えて、良好な関係を継続しているケースについて見ていきます。
復縁してうまくいく確率
前述した「めちゃコミック」調べのアンケートによると、復縁後に恋人関係を「継続中」と答えた人の割合は33%です。別れてしまったという回答の約半分ですが、裏を返せば、復縁したケースの3組に1組がうまくいっていることになります。
別れた恋人同士が、必ずしも嫌悪感を持っていたとは限りません。決して嫌いではなかった人も、別れざるを得なかった人もいることでしょう。そのような場合は、かつて別れた原因をクリアできれば、うまくやっていける可能性が高くなります。
また、人は時間と共に成長するものです。しばらく会わずにいる間に、かたくなだった考え方に柔軟性が生まれたり、狭かった視野が広がったりすることもあります。再開した時、お互いに相手の成長を実感して、信頼や尊敬の念を抱くこともあるはずです。
たとえば、うっかり相手の持ち物に、小さな傷をつけてしまったとします。以前ならきつい言葉で怒られていたのに、復縁後は笑って許してくれたなら「会わない間に心が広くなった」と気付くはずです。その実感は、やがて相手への安心感と、居心地の良さにつながっていきます。
性格や価値観など、内面的なものを変えるのが難しい一方で、新たに培われていくものもあります。前回の別れを糧に、お互いがどれだけ成長できているのかが、復縁後にうまくいくかどうかの鍵になるでしょう。
復縁結婚する確率
復縁後に再び別れる恋人たちが多い一方、良好な関係を築き直して、ついには結婚に至ったケースがあることも事実です。別れという大きなハードルを乗り越えて、お互いの大切さを再認識できたのですから、結婚というステージへ進むのは自然な流れとも言えます。
前述した「めちゃコミック」調べのアンケートによると、復縁後に「継続中」と答えた33%のうち、結婚している人は75%に上ります。うまくいっている恋人たちの多くが、結婚に至っているのです。もちろん、かつて別れた原因を振り返り、二度と繰り返さないという決意があってのことでしょう。お互いを失った過去があるからこそ、相手がどんなに大切なのか、より強く認識できるのかもしれません。一度別れてしまった事で、自分たちに亀裂が入る原因を把握できた恋人たちは、同じ失敗を避けられるようになります。この人はこれ以上言ったら怒る、これをしたら傷つくというボーダーラインに注意を払い、相手の気持ちを尊重することができるのです。
実際に別れを経験して、相手を失った後の寂しさを知っていることも、大きなプラス材料なのでしょう。実際のところ、復縁できたとしても、また別れてしまう恋人たちが多いことは事実です。しかし、うまくおつきあいを続けられたなら、結婚に至るほどの絆で結ばれる可能性が高くなります。
復縁する前に行っておくことは
ここまで、復縁後に別れてしまう確率と、逆にうまくいく確率について見てきました。明暗を分ける鍵は、どうやら「別れた原因を把握していること」「離れている間、お互いにどれだけ成長できたのか」という2点にあるようです。その観点から考えると、復縁する前に何を行っておくべきなのか、答えがおのずから浮かび上がってきます。
別れた原因が改善されているかをチェックする
復縁後にうまくいくためには、自分たちが別れてしまった原因をきちんと振り返り、改善しておくことが欠かせません。同じ過ちを繰り返すと、相手の心には失望感が広がってしまいます。
性格や価値観など、内面的な違いが原因だった場合は、修正が難しいこともあるでしょう。しかし、自身の言動が原因だったなら、ボーダーラインを意識することで改善が可能です。
「どちらかの浮気が原因で別れた」「束縛に耐えられず別れてしまった」などの場合は、行動や言葉が原因だったと言えます。
これは「今後、二度と浮気をしない」「相手のスマートフォンを勝手に見たり、外出を制限したりは決してしない」と固い意志を持つことで改善が可能です。言い換えれば、同じことを繰り返さない自信を持てないのなら、復縁後にうまくやっていくことは難しいでしょう。
別れた原因が、時間の経過によって解消していることもあります。「遠距離恋愛で、離れていること自体が苦痛だった」「結婚したかったけれど、事情があってできなかった」などのケースです。この場合は「今は近い場所で暮らしている」「結婚できなかった事情が解消している」という状態であれば、別れた原因がクリアになっていると考えられます。
いずれにしても、別れた原因をしっかり把握し、改善されているかをチェックすることは非常に重要です。同じ失敗を繰り返さないよう、復縁前にきちんと確認をして、うまくいく確率を高めておきましょう。二度目のお別れは、より辛く悲しいものになる可能性があります。別れた原因がわかっていても、それを改善する自信がないのなら、友人など復縁以外の関係を築くほうが良いかもしれません。
適度な冷却期間を置く
復縁した恋人たちにとって、別れてからよりを戻すまでの間は、冷却期間であると言えます。そして、適度な冷却期間を置くことは、復縁後うまくやっていくために必要不可欠です。
前述したとおり、人は時間と共に成長するからです。長い時間と膨大な記憶に築かれた、性格や価値観などの内面的なものは、簡単に変えることはできません。
しかし、人は成長することで、受け入れたり譲り合ったりする心の幅を広げることが可能です。「映画へ行きたいけれど、今日は向こうの希望通りスポーツ観戦でもいいな」と相手の希望を受け入れたり「自分は青がいいけれど、どうしても緑と言うのなら、そこまでこだわらないから緑でいいや」と譲ったりできるようになるのです。
すると相手も「この間はわがままを聞いてもらったから、今回は自分が譲ろう」と、穏やかな考え方を持ちやすくなります。小さな思いやりの積み重ねで、お互いへの尊敬や感謝の気持ちが深まれば、より良い関係を築いていけることでしょう。
また、冷却期間は興奮を鎮め、反省を促す材料になります。「頭に来ていたとはいえ、いくら何でも言いすぎた」と振り返ったり「どうしてあんな嘘をついてしまったのだろう」と後悔したりすることは、自分自身を見つめ直すことにつながります。その経験は復縁後、同じ失敗を繰り返さないためのブレーキとして働くはずです。
もちろん、人の気持ちはだんだん沈静していきますので、冷却時間が長すぎては逆効果です。「めちゃコミック」調べのアンケートによると、復縁した恋人たちの63%が、半年以内に再スタートを切っています。復縁後にうまくやっていくためには、まず冷却期間に自分自身をしっかりと見つめ、別れた原因が改善されているかをチェックすることです。そのうえで、別れてからの時間が空きすぎないよう、復縁に向けて動き出すタイミングを見極めましょう。
復縁したいときに可能性をチェックする方法
前章では、復縁してからうまくいくために必要なポイントを挙げました。いろいろと思い悩み、考えた結果「やっぱり復縁したい」と再認識した方もいるはずです。
しかし、復縁は相手の同意があってのことですので、一筋縄ではいきません。学校や職場など、コミュニティの中で顔を合わせる機会があるなら、特に気まずくならない配慮が必要です。復縁できる可能性が少ないと思うなら、動かずに心の中で終わらせるのも一案でしょう。
本章では、復縁の可能性をチェックする方法について見ていきます。
自分で調べる
復縁できる可能性を調べたいなら、インターネットで検索して、関連したホームページの情報を参考にするのが最も簡単です。
「喧嘩別れだったのなら、復縁の可能性が高い」「好意があるのに別れたカップルは、理由が解消すれば復縁できる」など、一理ある回答を見つけることができます。
しかし、人の心は千差万別なものです。どんなに理にかなった回答でも、全ての人に当てはまるとは限りません。喧嘩別れでも、好意がある中での別れだったとしても、復縁が必ず叶うわけではないのです。一方で、復縁の前提を判断する方法がひとつあります。相手に新しい恋人がいるかいないかを調べることです。
当然のことながら、相手が新しい恋人と幸せな日々を過ごしているなら、復縁できる確率はゼロに等しいと言えます。無理に復縁を申し出ても、振られてしまうどころか、その後の関係まで気まずくなりかねません。逆に新しい恋人がいないなら、復縁できる可能性が上がります。相手が別れたことへの後悔や、独りになった寂しさを感じているなら、前向きに考えてくれることもあるでしょう。
職場や学校などが同じで、頻繁に顔を合わせる機会があれば、相手の様子を伺うことは簡単です。表情や雰囲気から察したり、本人や周りの話を聞いたりして、新しい恋人の有無を知ることができるかもしれません。会う機会がない場合は、共通の友人や知人を通じて、相手の現況を聞くことが可能です。その人が信頼できる人物なら、それとなく復縁の意志を聞いてもらうことも判断方法になります。
インターネットで復縁の可能性を調べるのは、もちろん有意義なことです。自分たちがどうして別れてしまったのか、その原因をしっかりと考えることにもつながります。
しかし「相手に新しい恋人がいるかいないか」は、復縁以前の大前提です。ここを確かめなければ、復縁を申し出るかどうかの判断もできません。時には周囲の人たちの話も聞きながら、相手の現状を把握することが重要です。
探偵に依頼する
復縁したい相手に連絡がつかず、相談できる共通の知人もいないなら、現在の様子を知るのは難しいかもしれません。相手が勢いでSNSやLINEのアカウントをブロックし、そのままになっている可能性もあります。どうすることもできないけれど、復縁したい気持ちを抑えきれないなら、探偵に依頼して現状を調べてもらうことも選択肢のひとつです。
プロの調査と聞くと、トラブルや事件に絡んだ人を探すイメージですが、それだけではありません。探偵の人探しや行動調査の対象は、家出をした家族やお世話になった恩師、相続の関係者、お金を貸したままの債務者など多岐にわたります。実際に「初恋の人を探してほしい」という依頼を受けることは探偵にとって珍しいことではありません。
復縁したい相手の状況を知りたいと、住居や職場に突然押しかけることで、迷惑をかけてしまう可能性もあります。それならばプロの探偵に依頼して、相手の様子や新しい恋人の有無を調べてもらうほうが無難です。探偵には、探偵業法で請け負うことを禁じられている調査も存在します。犯罪や嫌がらせを目的とした依頼や、法に触れる案件などです。しかし、復縁のための調査であれば、通常なら問題はないでしょう。
自身で相手の生活スペースを訪ね、現在の様子を探ることもできますが、見つかれば誤解を招きかねません。探偵には調査に関する知識と経験、ノウハウがありますので、相手に気づかれないよう、さりげなく状況確認をすることが可能です。
復縁したい相手に連絡がつかず、共通の知人もいないなら、何もできない時間だけが過ぎてしまいます。思い切って探偵に相談し、相手の状況だけでも調べてもらえば、次の行動を決めるきっかけになることでしょう。探偵会社は、調査に関する相談を無料で受け付けています。対面はもちろん、電話やメールで対応してくれるところもありますので、探偵は敷居が高いと感じる方も気軽に相談できます。どうしようもないと悩み続けるより、思い切って無料相談をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
かつての恋人との復縁を考えたとき、一度は別れた過去があるだけに、今度はうまくやっていけるのかと不安になってしまいます。
実際のところ、復縁しても再び別れるケースが多いことは事実です。しかし「復縁してやり直したい」と願う気持ちは、特別なものではありません。
今回の記事では、復縁後に別れてしまう理由や、うまくいく確率をチェックする方法などを見てきました。復縁から良好な関係を築くのは難しいですが、うまくやっていけたなら、結婚に至ることが多いのも事実です。
復縁には適度な冷却期間と、新しい恋人の有無が重要な鍵になります。相手に連絡がつかず、頼れる共通の知人もいないけれど、復縁を諦めたくない。そんな時は、無理に自分で調べようとはせず、探偵に相談するのも賢い方法のひとつと言えるでしょう。今回の記事も参考にしながら、より良い未来に向かって進めるよう、復縁についてじっくりと考えてみてください。