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ドライブレコーダーで不倫の証拠を掴む!映像や音声に残された浮気の証拠とは

本記事では、ドライブレコーダーを活用して、浮気・不倫の証拠を集める方法を解説します。適切なドライブレコーダーの種類、必要な機能や設定、映像・音声・位置情報により収集できる証拠の例、設置方法、有責パートナーや浮気・不倫相手がしがちな対策とその対処方法、裁判における証拠の有効性などについても、具体例を挙げて詳しく説明しています。

浮気の証拠をドライブレコーダーから掴む方法とは

ドライブレコーダーは、車の走行状況や車内の様子など、映像や音声を記録できる車載装置です。交通事故やあおり運転などのトラブルを記録して、客観的な証拠として役立てたり、運転の記録や旅行の思い出などを残したりできます。さらに、ドライブレコーダーは浮気や不倫の証拠収集にも役立つアイテムでもあります。さまざまな機能があるため、いろいろな方向から証拠収集が可能です。以下では、浮気・不倫の証拠収集に役立つ機能をご紹介します。

  1. 録画機能

車内外の映像を記録します。浮気・不倫行為の事実を直接捉えられるため、最も強力な証拠になり得ます。

  1. 録音機能

車内の音声を記録します。浮気・不倫の証拠として、映像と組み合わせることで証拠を強化します。

  1. GPS機能

車の位置情報を記録します。ラブホテルや浮気相手の自宅など、浮気現場を特定する事で他の証拠を補強する役割を持ちます。

ドライブレコーダーの映像

ドライブレコーダーの録画機能を使用します。前方用のカメラでは走行中の風景や出入りした場所、車内用のカメラで、車内の様子・運転手や同乗者の会話などを記録します。

映像から収集できる証拠は次のようなものがあります。

・パートナーが浮気・不倫相手と車に乗る様子

・パートナーの車がホテルや浮気・不倫相手の自宅に出入りする様子

・パートナーと浮気・不倫相手がデートスポットやテーマパークなどに行く様子

・パートナーと浮気・不倫相手が車内で親密な会話をする様子

・パートナーと浮気・不倫相手が車内でキスをする、抱き合う、不貞行為をする様子

・浮気・不倫相手の顔、自宅の外観、所有している車の外観・車種・ナンバーなど

ドライブレコーダーの音声

ドライブレコーダーの録音機能を使用します。

音声から収集できる証拠は次のようなものがあります。

・パートナーと浮気・不倫相手の会話内容

・パートナーが浮気・不倫の内容や関係性に言及している会話や通話内容

・パートナーと浮気・不倫相手が車内でキスをする、抱き合う、不貞行為をしている時の音・声・会話

・浮気・不倫相手の名前、連絡先・連絡方法、次のデートの日程や場所、勤務先名など

ドライブレコーダーの位置情報

ドライブレコーダーのGPS機能を使用します。Googleマップなどと連動させて行動履歴を視覚的に確認できるものもあります。

位置情報から収集できる証拠は次のようなものがあります。

・パートナーが浮気・不倫相手と会った場所・時刻・滞在時間

・パートナーが相手と一緒に移動したルート・距離

・パートナーが相手と一緒に過ごす頻度・頻繁に行く場所

・浮気・不倫相手の自宅・勤務先の場所

浮気の証拠を掴みやすいドライブレコーダーの種類

ドライブレコーダーには、その目的に応じてさまざまな種類があります。

■形状

・一体型:カメラと本体が一体化している

・セパレート型:カメラと本体が分離している

・360度カメラ:前方・後方・側面・車内すべてを撮影できる

など

■設置方法

・フロントガラスに吸盤で取り付けるタイプ

・ルームミラーにベルトで取り付けるタイプ

・カメラのみをダッシュボードに固定するタイプなど

■記録方法

・常時録画型

エンジンを入れると同時に記録を開始するタイプ。走行している間、常に記録し続ける。SDカード・microSDカードなど、記録媒体の容量がいっぱいになると、古いものから上書きされる。駐車監視機能が付いているものを使用して、シガーソケットなどのACC電源ではなく常時電源に接続すれば、エンジンを切っている停車中・駐車中でも、記録し続けることができる。

・イベント録画型

衝突や急ブレーキなど、車への衝撃や動きがあったのを感知して、その前後数十秒間を記録するタイプ。

・手動録画型

録画ボタンを押すと記録を開始するタイプ。

ドライブレコーダーの記録を浮気や不倫の証拠収集に役立てるためには、次のポイントが重要です。

■機能

・録画機能・録音機能・GPS機能

映像・音声・位置情報の3方向から証拠を収集することにより、証拠を相互に補うことができるため、この3つの機能は必須。車を止めて会話や不貞行為に及んだ場合に備え、駐車監視機能もあるものが望ましい。記録方法は、常時録画ができるものを選ぶ。

■撮影範囲

・前方・車内・後方

車内外の情報を収集するため、車の前方と車内が記録できるものは必須。予算的に可能であれば、後方や、360度カメラなどにより全方向も記録できるものが望ましい。

■画角

・画角が広いもの、水平画角120°以上を推奨

■画質

・画像解像度が良いもの、フルHD(1,920×1,080)で200万画素以上を推奨

・HDR・WDR(映像の明るさ補正機能)で、白飛び・黒つぶれを防げるもの

■記録媒体

・長時間録画・録音ができる大容量SDカード・microSDカード、32GB以上を推奨

・SDカード・microSDカードを抜いても、本体に記録ができるもの

ドライブレコーダーをバレずに設置する方法

パートナーの浮気や不倫を疑っている場合、ドライブレコーダーの設置により証拠を収集できる場合がありますが、唐突に設置を提案すると、パートナーに気付かれて警戒され、集められるはずだった証拠も集められなくなる可能性があります。提案は慎重に行い、設置場所や電源、設定の内容にも十分注意しましょう。

まず、パートナーにドライブレコーダーの設置を提案する方法についてです。2023年現在、ドライブレコーダーの搭載率は過半数を超えており、交通事故の記録、あおり運転・妨害など危険運転の抑止、車上荒らし・いたずら・当て逃げ・暴力・暴言などへの防犯などの目的で設置する人が年々増加しています。ドライブレコーダー設置をパートナーに提案することは不自然なことではありません。周囲の友人・知人の設置例を出し、証拠収集に必要な機能を備えた機種とそのメリットを調べた上で、セール時など価格の安い時や車検のタイミングで提案すると、自然で、断られにくくなります。

次に、設置場所についてです。パートナーがドライブレコーダーの設置に同意している場合は、通常通り、フロントガラス・ルームミラー・ダッシュボードなど、機種に合わせた場所に設置します。記録を証拠として使用する場合は、映像や音声にパートナーと浮気・不倫相手の顔や声、不貞行為などがはっきりと記録されていることが重要です。設置する場所や向きなどを調整しましょう。パートナーが設置を渋っている場合や、そもそも提案することが難しい場合は、小型で目立たない機種を選び、気付かれないように車内の死角となる場所に設置する必要があります。例えば、助手席のダッシュボード裏、後部座席の頭上、サンバイザー裏などですが、その場合は映像を記録するのが難しくなります。

ドライブレコーダーの電源は、

①シガーソケットなどのACC電源に接続する方法

②常時電源に接続する方法

の2つの方法で接続することができます。②の電源に直接接続する方法の場合は、エンジンのオン・オフにかかわらず、常に記録し続けることができるのでおすすめです。

ドライブレコーダーはさまざまな機能が搭載されており、目的に応じて撮影方法も変更できます。浮気・不倫の証拠収集のためには、次の点に注意して設定することが重要です。また、浮気・不倫が疑われる日の後は、パートナーに削除されたり、容量不足で上書きされたりする前に、速やかにデータを回収し、別のメディアに保存しておくことが大切です。

・SDカード・microSDカードを大容量のものに変更して、画質を下げ、長時間記録できるようにする

・常時録画モードで記録して、走行中・停車中も車内外の様子を通しで記録する

・録画時間を長く設定して、証拠をできるだけ多く収集する

・ループ録画機能を有効にして、記録媒体がいっぱいになっても上書きしながら記録を続ける

・録音機能を有効にして、映像だけでなく音声も記録する

ドライブレコーダーで浮気対策をしている人

浮気・不倫の調査方法としてドライブレコーダーが使われることは、世間一般でも知られるようになってきました。有責側のパートナーとしては、自分の不貞行為の証拠が残らないようにしたいというのが本音でしょう。パートナーがドライブレコーダーの設置を嫌がったり、設置しても取り外したりする場合は、後ろめたいことをしている可能性が考えられます。また、ドライブレコーダーの種類を自ら選び、イベント録画型や手動録画型にこだわっている場合も同様です。証拠隠滅や、記録回避をしていないか、よく確認することが必要です。

証拠隠滅している

ドライブレコーダーの証拠隠滅には、さまざまな方法があります。定期的に、証拠隠滅されていないか確認して、されている場合は、設定を変更したりデータを復元したりしましょう。

  1. ドライブレコーダーの電源を切る

ドライブレコーダーの電源を切ると、映像や音声の記録が止まります。本体の電源ボタンを押す、リモコンの電源ボタンを押す、電源を取っているシガーソケットを抜く、本体に接続している電源コードを抜く方法などで、電源を切ることができますが、通常は隠れた場所に設置されており、振動などで簡単に切れるものではないため、意図的に切っていると考えられます。ただし機種により、電源を切っても一定時間の記録が残る場合がありますので、確認しましょう。

  1. ドライブレコーダーの記録媒体を外す

ドライブレコーダーのSDカード・microSDカードなどの記録媒体を外すと、映像や音声の記録が止まります。本体のSDカードスロットを開き、SDカードを取り出すことで外すことができますが、こちらも、振動などで簡単に外れるものではないため、意図的に外していると考えられます。ただし機種により、記録媒体を外しても、一定時間の記録が残る場合がありますので、確認しましょう。

  1. ドライブレコーダーの記録を削除する

ドライブレコーダーの記録を削除する方法も王道です。記録は、SDカード・microSDカードなどの記録媒体や本体に保存されています。ドライブレコーダー本体のメニュー画面から削除する、記録媒体を取り出して削除する方法があります。ただし、データを完全に削除することは難しく、復元ソフトなどで元に戻せる場合もありますので、残っているデータを探したり、データを復元したりしてみましょう。また機種により、削除を記録する機能が付いている場合もあります。不自然な空白期間がある場合は、確認すると良いでしょう。

ドライブレコーダーの記録を回避している

巧妙なパートナーの場合、ドライブレコーダーに記録されないように細心の注意を払っています。ドライブレコーダーの存在を意識し、場所を把握して映らない・聞こえない場所で行動し、機能を熟知して不用意に作動させないように気を付けています。記録されなければ、証拠隠滅する必要もありません。

  1. ドライブレコーダーの視界に入らない

①ドライブレコーダーの設置場所を調整する

ダッシュボードの下部など、視界に入りにくい場所に設置したり、設置場所を変えたりすることがあります。敢えて隠れた場所に設置することが難しいことも多く、また本来の設置目的を考えると不自然になるため、意図に気付きやすいです。

②ドライブレコーダーの角度を調整する

視界に入りにくい角度に、ドライブレコーダーを調整することがあります。調整することで記録範囲が狭くなって、本来の目的を果たさなくなることがあります。データを回収する際に確認し、元に戻しましょう。

③ドライブレコーダーの前に物を置く

ドライブレコーダーの前に物を置いて、視界を遮ることがあります。あからさまな回避方法ですが、不自然にならないような理由で場所を移動させましょう。

  1. ドライブレコーダーの設定を変更する

ドライブレコーダーの設定を変更して、浮気・不倫がばれにくく、証拠収集をやり難くしていることがあります。設定の変更は一目で分かるものではありませんので、時々確認して元に戻す必要があります。

①イベント録画モードや手動録画モードに変更する

②録画範囲を狭くする(画角を狭くする、録画のフレームレートを下げる)

③録画時間を短く設定する

④ループ録画機能を無効にする

⑤録音機能を無効にする

  1. 記録媒体の容量を小さくする

SDカード・microSDカードなどの容量を小さいものに変更して、記録時間を大幅に減らしている可能性があります。データを回収する際、記録媒体におかしなところがないか確認しましょう。

ドライブレコーダーの記録は証拠として有効か

ドライブレコーダーの記録が証拠として裁判所で認められるためには、次の3条件を満たす必要があります。

①客観性

客観性とは、証拠が当事者の主観的な見解や感情に影響されず、事実を正確に反映していることです。証拠が偽造・改ざん・誤解されたり、当事者の利害関係によって作成・選択・提示されたりした場合、客観性が欠けるとして、裁判所によって証拠能力が否定されることがあります。例えば、浮気・不倫の裁判では、写真やメールなどの物的証拠や、目撃者や第三者の証言などの人的証拠が客観性の高い証拠となります。

②関連性

関連性とは、証拠が証明しようとする事実と関係があることをいいます。証拠が証明しようとする事実と無関係であったり、重要性が低かったり、間接的であったりした場合、関連性が欠けるとして、裁判所によって証拠能力が否定されることがあります。例えば、浮気・不倫の裁判では、パートナーの不貞行為の有無、その時期や頻度、不貞相手の身元などが関連性の高い事実となります。

③合法性

合法性とは、証拠が適法な方法で収集されたことをいいます。証拠が違法な方法で収集された場合は、違法収集証拠となり、合法性に欠けるとして、裁判所によって証拠能力が否定されることがあります。例えば、浮気・不倫の裁判では、パートナーや浮気・不倫相手のプライバシーの侵害や、盗聴や盗撮、盗難などの犯罪行為によって収集された場合、違法収集証拠となります。

ドライブレコーダーの映像や音声などの記録は、通常は運転者が目的を知っていて隠し撮りではないこと、車内外の様子をリアルタイムに記録すること、浮気・不倫の現場を直接証拠として残せること、弁護士や探偵などの専門家も採用している証拠収集方法であることから、証拠能力が認められやすいと考えられます。

■直接証拠

浮気・不倫そのものを直接立証できる映像の場合、高い証拠能力があると認められます。例えば、車内で不貞行為に及んでいる映像、パートナーと相手が一緒にホテルに入り、数時間滞在して出たことが分かる映像などがあります。

■間接証拠

浮気・不倫そのものを直接立証できないが、それが推定できる映像・音声・位置情報の場合、補助的な証拠能力があると認められます。これだけでなく、直接証拠や他の間接証拠との相互補強が必要になります。例えば、車がホテルに出入りしたGPSデータなどがあります。

ドライブレコーダーの記録を証拠として提出するため、データ回収して保存しておく必要があります。ドライブレコーダーの記録はSDカード・microSDカードに保存されている場合が多いため、カードの紛失や破損により証拠を失う可能性があります。データの保存・カードの保管にも注意を払いましょう。

ドライブレコーダーの記録を証拠として提出する場合は、次の法律・規則に従います。

  1. 民事訴訟法231条(文書に準ずる物件への準用)

ここには「この節の規定は、図面、写真、録音テープ、ビデオテープその他の情報を表すために作成された物件で文書でないものについて準用する」と定められ、DVDなどの記録媒体に記録したものを提出します。

  1. 民事訴訟規則149条(録音テープ等の内容を説明した書面の提出等)

ここには「録音テープ等の証拠調べの申出をした当事者は、裁判所又は相手方の求めがあるときは、当該録音テープ等の内容を説明した書面(当該録音テープ等を反訳した書面を含む。)を提出しなければならない」と定められ、証拠を記録したDVDなどの内容を説明する書面も提出する場合があります。

まとめ

浮気や不倫の情報や証拠を収集するために、ドライブレコーダーの種類や機能、収集できる証拠やそれを活用する方法について解説しました。また、浮気をするパートナーがしがちなドライブレコーダーの証拠隠滅と記録回避、裁判の証拠として有効なものにするために気を付けることについても、詳しく説明しています。

さまざまな機種が販売されているので、必要な機能を備えているものを購入し、必要な設定をして、有効な証拠が集められる正しい場所に設置することがとても大切です。ドライブレコーダーだけで証拠収集するのは難しく、不十分になる場合もあるため、他の浮気調査グッズの使用や、パートナーの持ち物の確認、自分で出来る観察や記録などの証拠収集、探偵に依頼する浮気調査などを組み合わせることをおすすめします。

※こちらから浮気調査の徹底解説記事が確認できます→浮気調査の全体像~調査の基本から探偵に依頼する際の注意点まで【徹底解説】

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