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結婚詐欺の調査

結婚詐欺とは、結婚を餌に相手を騙して金品を巻き上げたり、返済するつもりのない借金をする詐欺行為のことを言います。

結婚したがっている相手の好意を利用し騙す、非常に悪質な詐欺の手口のひとつであり、刑法第246条に規定されている詐欺罪に問われます。

昨今はマッチングサイトなどの出会いアプリや、ソーシャルメディアネットワークを介してのオンラインコミュニケーションを利用する機会も増え、ロマンス詐欺と言われる詐欺行為や、恋愛詐欺・婚活詐欺など結婚詐欺にも新たな手法が増え、アメリカでは2016年から2020年にかけて報告された総被害額は4倍以上に増加し、報告件数は3倍近くになったと「米連邦取引委員会」(FTC)が公表しました。

このようなご相談があります

  • 結婚を考えている相手が既婚者ではないか?
  • 結婚を考えている相手が素性を隠している気がする
  • 結婚を約束しているが話が一向に進まない
  • 結婚を考えている相手の経歴に嘘を発見した
  • 結婚の話が進むにつれ金銭的な問題が浮上してきた
  • 実際に結婚を餌に金銭を求められたことがある
  • すでに相手に金品を騙し取られ始めている
  • 金品を騙し取られて相手と連絡がつかない

どのような被害がありどう解決したいのか?

相談段階ですでに被害があるケースと、これから被害にあう可能性があるケースがあります。

相手が既婚者ではないか?素性が疑わしい、経歴などに嘘を発見した、結婚を約束しているだけで話が一向に進まないケースなどは、現時点ではまだ被害にあっておらずお客様も何かしら怪しさを感じておられるパターンで、当然被害が無いので詐欺罪には該当しません。

このような場合は相手の事は好きだが、もしかしたらこれから結婚詐欺の被害にあう可能性があるので調査して判断をしたいということになります。

一方で結婚を餌に金品を求められている、もうすでに金品の授受があり騙し取られたと感じているケース、騙された後で相手と連絡がつかない場合などは、詐欺罪として立件する為の調査が必要となってきます。

また、結婚する予定だった相手に結婚を餌にその気にさせられ肉体関係を結んで弄ばれたケースなどは、被害はあるものの金銭的な被害ではないので詐欺罪には該当しません。ただし精神的・肉体的な被害を受けたことで、慰謝料や損害賠償請求をすることができます。

弊社で取り扱った実際にあった事例

※守秘義務に反しない限度で改変を加えています

< 事の発端 >

相談者は40代の息子を持つ70代の資産家である母親でした。息子は夫が経営する会社に所属し、実家住まいの優雅な独身生活を送っていました。今まで交際経験など無かったように思えた息子でしたが、ここ数か月間で外出や外食の機会が増え、もしかしたら交際相手が現れたのかと思っていたところ、今回突然結婚するという話を聞きました。当初嬉しく思っていましたが、話をしているうちにどうも様子がおかしいという事で弊社に相談に訪れました。

■ 気になるポイント

  • 結婚する相手の事を息子があまり話さないこと
  • 彼女の職業を詳しく語らないこと
  • 彼女の住まいを正確には知らないということ
  • 彼女の家族構成が定かではないこと
  • 依頼者(母親)が彼女と会えておらず、まだその予定すら立っていないこと

依頼者である母親が結婚相手について不審に思うポイントは上記のようなことでした。

結婚の話が出るタイミングも早すぎる気がしますが、それよりも結婚を考えている相手のことをあまりにも知らなさすぎる感があります。相手の家族構成どころか、職業も住まいも知らないとは母親からするとあり得ないことで、今のままでは結婚を認めるわけにはいかないと考えていました。

しかし息子ももういい年の中年男性です、頭ごなしに否定する訳にもいかず、また今まで恋愛に奥手だった息子とそのような話をしたことが無かった母親は、何をどこまで切り込んで話して良いのかを躊躇していました。

弊社からのアドバイスとご提案

 

確かに結婚を考えているにしては相手の事があまりにも分からない状況ですが、もしかしたら息子さんは分かっているけどあえて伝えたくないという可能性は考えられませんか?

 
 

どういうことでしょうか?

 
 

過去にあった事例では、女性の職業がホステスだったのであえて伝えたくないという事がありました。これは親子の関係性にもよるのですが、お母さまから見て息子さんは女性の職業がホステスだった場合、素直にそれを伝えてくると思いますか?

 
 

・・・伝えると思います。

 
 

では仮に風俗嬢だった場合はどうでしょうか?

 
 

そういう場所に自分が出入りしている事を隠す可能性はあるかもしれません、、、そのような事例は過去にあったのでしょうか?

 
 

女性結婚詐欺師に多いとされる職業の1つに風俗嬢があります。借金など止むに止まれぬ事情で働いている場合もあり、それを救ってあげたいと考える男性の気持ちを利用して詐欺を働くことがあります。恋愛経験が少ない奥手の男性は、逆にそのような障害を乗り越えていくことで更に情熱的になり周りが見えずに深入りしてしまう傾向もあります。

 
 

・・・実は息子からお金の無心がありました。貯金もあるはずなのにおかしいなとは思ったのですが、、、というかそもそもが、そのことがきっかけで今回結婚するつもりがあることが分かり、その旨伝えられました。もしかするとお金のことがなければ私に話すことは無かったかもしれません。やはり何かやましいことがあるのでしょうか?こういう場合はどのように対処されていますか?

 
 

一度きちんと息子さんと話をして自ら全てを明かしてもらうのが理想ではあるのですが、息子さん自身は疑いを持っていないのであれば、もし話を聞いてお母さまは相手が詐欺師の可能性が高いと判断した場合でも、それを息子さんが信じるのか?それをどう伝えるか?という問題があります。また相手に熱中しすぎて周りが見えなくなっていた場合は、逆に反発して余計に深入りするケースもありますので注意が必要です。

 
 

息子にはおかしいのではないかと話をしていますが、深く追及すると逆上するような様子もありました。お金の無心でしたので下手には出ていましたが、、、たぶん自ら全てを明かすことは無いような気がします。

 
 

ちなみにお金の無心は幾らくらいで、理由はなんと?

 
 

300万です。結婚するために色々と必要だと言っていました。

 
 

息子さんの貯金額はどのくらいあるのかご存じですか?

 
 

詳しくは把握してないですが1,000万以上はあると思います。

 
 

なるほど、もしかしたらもう既に相手に対して金銭的な援助があるのかもしれませんね、、、では秘密裏に相手の事を調べておいた方が良いかもしれません。現時点では判断材料が少ないことと、あくまでも憶測にすぎませんので状況を確認しないことには効果的な対処方法もわかりません。何より息子さんの結婚相手を証拠もなく疑うのも良くないかもしれません。ただし詐欺である明確な証拠というのは、直接相手とやり取りをしている息子さんの協力なくては確認することは難しく、第三者のお母様が秘密裏に調べる場合は客観的な事実を積み重ねて、それをもとに息子さんを説得する材料とするといったイメージになると思います。

 
 

わかりました。よろしくお願いします。

 

弊社は母親と協議の結果、以下内容を調査することとしました。

  • 相手女性の職業
  • 相手女性の住所

< 調査結果 >

息子は実家住まいだったため、帰宅が遅くなる日に相手女性と会っている事は明白でした。普段の息子は外出することは少なく自宅にいることが多かったのですが、結婚すると言い出した1か月くらい前から、急に外出や外食が多くなったとのことでした。母親は夕食の準備を口実にさり気なく息子が外出する日を割り出し、同日を調査日にしました。そして調査当日、息子は勤務先から真っ直ぐ待ち会わせ場所に向かい相手女性と接触しました。

■ 女性の特徴など

  • 30代前半くらい
  • 特別美人ではないが男性ウケしそうな愛嬌のある顔立ち
  • 少し派手な服装でふくよかな体型

2人は食事をした後別れ、その後女性は帰宅しました。

■ 女性の住まい

  • 都心48㎡の2LDK
  • 家賃22万円築浅の高級分譲賃貸マンション

調査初日で相手女性の住まいは判明しました。高額な家賃から考えても普通のOLでは生活が難しいレベルの住居でした。また単身で住むには広く、同居人が居てもおかしくない物件でした。

実は結婚詐欺案件では詐欺師に恋人や配偶者がいることも多く、お金に困っているはずなのに住まいは高級マンションというケースも珍しくありません。

調査班は翌日から同宅の監視を行いました。

女性は翌日の夜、自宅を出て最寄り駅前のカフェに入りました。しばらくして同店を出た女性は通りに停車していたワンボックスカーに乗車しました。同車両は30代くらいの男性が運転し女性は後部座席に座っていました。

追尾した結果、同車両はラブホテル街で停車し女性は単身降車、その後ホテルの一室に向かいました。

約一時間後に女性は単身で同ホテルを出て、少し移動した場所にあるカフェで時間を潰し、再び同じホテルに単身入りました。

それから約2時間が経過し、同ホテルを単身出た女性は迎えに来た同じワンボックスカーに乗車し、自宅マンションまで送迎され帰宅しました。女性は派遣型の風俗店に勤務していたのです。

その後の調査で店名も判明し女性は顔写真付きでHPにも掲載されていました。

< 息子との話し合い >

調査結果を知り、母親は息子の部屋から探し出した預金通帳を確認しました。

すると1千万以上あった預金は半分以下になっていました。わずか3か月の間の出来事でした。

焦った母親は夫も交え息子との話し合いを行いました。弊社の提案で相手女性の調査をしたことは伏せて、あくまで息子が相手女性の何をどこまで把握しているのか?相手女性の事を本当はどう思っているのかを聞き出すことを優先してもらいました。結果、息子が語った内容は以下のようなものでした。

  • 彼女は風俗で働いている
  • 借金があり返済するまで辞めることはできない
  • 寮に住んでいて場所は知らない
  • 寮を出るのにまとまった額の返済が必要
  • 母親に無心したお金は彼女が寮を出る為の返済に充てようとした
  • すでに彼女には金銭的な援助をしている
  • 借金を肩代わりしてでも彼女と結婚したい

息子は彼女が風俗嬢だということは知っていたようです。というよりは知り合った場所が風俗だったということでしょう。

それはこの3か月間でかなりの貯金を使い込んでいることでも風俗に通い詰めていたのは明らかだと思います。問題は彼女が寮に住んでいると住まいを偽っていることでしょう。

借金を理由に仕方なく住んでいる寮ならば場所を教えなくてもそれほど不自然ではなく、さらに寮を出る為にまとまったお金が必要という理由で息子からお金を引き出したと考えられます。

その他にも息子は様々な理由で彼女を金銭的に援助しているみたいで、最終的には借金を肩代わりしても構わないとまで考えるようになっていました。

< 相手女性の追加調査 >

両親は相手女性を調査したことを最終的には息子に告げようと考えていましたが、その前に相手女性には同居人がいるのか?もし既婚者だったり恋人がいた場合、その属性や背後関係などを追加調査することにしました。

もし相手が反社会的勢力との関りがあった場合は、対応を間違えると逆恨みからの報復など息子の事が心配だったからです。

追加調査の結果、女性宅にはホストクラブで働いている男性が出入りしており、どうやら女性はその男性と半同棲状態だという事が判明しました。

女性はホストクラブへ頻繁に通い詰めておりその交際費は相当な金額だと推測されました。二人で行動する際の会計は全て女性が支払っている様子が確認され、その行動はホストに金銭を貢いでいる女性そのものでした。

また、そのホスト男性以外にも複数の男性と交際している事が判明し、それらの男性からはいずれも金銭的援助を受けている様子が窺えました。女性は半同棲中のホスト男性に貢いでいる金銭を性風俗店で働いたお金と、依頼者の息子を含むその他の男性たちからだまし取ったお金で賄っていたという訳です。

< その後の対応 >

弊社は調査結果を元に依頼者と協議しました。

その結果、ありのままを息子に伝え後の判断は息子に任せようという結論に至りました。

懸念されたことは、それでも息子が女性の事を諦めきれない、悪いのはホストの男性で女性は騙されているから助けたいなどと目を覚まさないという事でしたが、それならそれで仕方がないその場合は全財産を気の済むまで貢げばいい、でも親からの援助は一切期待するなと厳しく突き放すべきだと弊社は忠告しました。

依頼者も息子が目を覚ましてくれることを信じありのままを報告しました。その厳しい態度が功を奏したのか、息子は目を覚まし女性との結婚を諦めました。現在は弁護士を含め不当に騙し取られた金銭の回収を検討しています。

まとめ

詐欺とは罪として立件する為の構成要件を立証することが難しいとされています。

弊社の取り扱った結婚詐欺案件でも詐欺罪として立件するというよりは、調査をして得た証拠を元に相手との交渉材料にあて示談で解決するという意味合いが大きいと感じています。

重要なことは真実を明らかにすることと、その後の対応を間違えない事です。その為には結婚詐欺に関しての調査に豊富な経験と実績が必要であり、対応を知り尽くした弁護士との連携が必須となります。

結婚詐欺でお悩みの方、解決をお考えの方は一度ご相談ください。

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